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iPhoneのバッテリ寿命を伸ばす! 「充電上限」の設定を変更する方法

著者: 松山茂

iPhoneのバッテリ寿命を伸ばす! 「充電上限」の設定を変更する方法

iPhoneには、以前からバッテリの劣化を予防する「バッテリー充電の最適化」という機能がありました。iPhone がある程度長い時間、充電器に接続されることが予測されるときに、80%以降の充電を遅らせる機能です。

iOS 18では、「バッテリー充電の最適化」とは別のバッテリ劣化防止機能として、「充電上限」が登場しました。この機能はiPhone 15以降のモデルで利用できます。「充電上限」は、名前の通り、充電の最大容量を制限してくれるので、満充電(100%)になりません。満充電状態が続くとリチウムイオンバッテリは劣化が進行しやすいため、その状態を設定で回避することで、長寿命化が期待できます。ただ、1回の充電容量自体は減ってしまうので注意が必要です。長時間の利用する予定があるときは、一時的に上限を100%にすることも可能です。

iOS 18の新機能「充電上限」の設定方法。「バッテリー充電の最適化」との併用はできません!

充電上限のパーセンテージを設定する手順

❶ホーム画面で「設定」アプリを開き、[バッテリー]→[充電]をタップ。
❷通常は[バッテリー充電の最適化]がオンの状態になってるはずです。「充電上限」を設定するために、スイッチをオフにしましょう。
❸その際、「バッテリー充電の最適化」を一時的にオフするのか、以後ずっとオフの状態にするかが選べます。「充電上限」を変更する場合、[オフにする]をタップしましょう。
❹[充電上限]の設定画面が開きます。スライダーをドラッグして値を変更しましょう。

充電上限の設定を解除し、「バッテリー充電の最適化」をオンにする手順

❶「充電上限」の設定をやめ、「バッテリー充電の最適化」をオンにしたい場合は、スライダを100%に戻しましょう。するとポップアップ画面が開くので、[上限を100%に設定]を選びます。なお、一時的に100%まで変更したい時は[明日まで許可]を選択します。
❷これで[バッテリー充電の最適化]が操作できるようになりました。タップしてオンに戻しましょう。

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著者プロフィール

松山茂

松山茂

東京の下町・谷中を拠点として日々カメラと猫を愛でながら暮らすフリーライター。MacやiPhone、iPadを初代モデルから使ってきたのが自慢。

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