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iOS 18で強化された「計算機」アプリは 「単位換算」や「科学計算」までお手のもの!

著者: 松山茂

iOS 18で強化された「計算機」アプリは 「単位換算」や「科学計算」までお手のもの!

iPhoneの「計算機」アプリが、iOS 18で大きく進化しました。数式を入力すると、その結果がすぐに表示されるほか、変数を利用することも可能です

時間や温度、速度などの単位変換ができるほか、複雑な科学計算もパパッと行えます。さらには、数式をタイプ入力するだけで計算し、グラフを作成できる機能などが加わりました。この記事では、iOS 18の「計算機」アプリの基本的な使い方や進化のポイントを解説していきます。

計算機

【開発】
Apple
【価格】
無料

iOS 18の「計算機」はどう使うの?

❶iOS 18へアップデートし、「計算機」を開くと、上記写真の案内が表示されます。[続ける]をタップしましょう。
❷続いて、計算モードを選びます。左下の電卓マークをタップしましょう。
❸足し算や引き算など、シンプルな計算がしたい場合は、[基本]を選びましょう。指数関数や対数関数などを計算したい場合は、[科学計算]を選べばOKです。

iOS 18では計算式がまるごと表示されるようになった!

❶iOS 17までの「計算機」アプリでは、加減乗除のボタン[+][-][×][÷]を押して次の数値を押すと、入力していた数値が消えてしまいました。しかし、新しい「計算機」アプリなら、入力した計算式がそのまま表示されるので、計算途中の様子がわかりやすいです。
❷画面右下の[=]を押すと、答えが表示されます。画面上部には、答えと計算式が表示されるので、どんな計算式で答えを出したのかが一目でわかります。計算式をタップすると[=]を押す前に戻るので、計算し直せるのも便利なポイントでしょう。

過去に計算した内容を履歴から呼び出すには

❶過去の計算内容の履歴を閲覧するには、画面の左上にあるボタンをタップします。
❷すると、画面下部に計算履歴が表示されます。編集したい計算式を選び、左下の[編集]を押せば、履歴から計算式を呼び出して、再度計算することが可能です。
❸計算結果を更新できるのが便利なポイントです。

通貨や長さなどの換算もお手のもの!

❶単位を換算するには、画面左下の電卓アイコンをタップします。
❷続いて、メニューから[換算]を選択しましょう。
❸すると、上段と下段に異なる単位が配置されます。それぞれの単位の箇所をタップすることで、長さや重さなど、豊富な単位を選択できます。

「計算メモ」を使えば、数式をタイプ入力するだけで計算できる

❶「計算メモ」を使うには、画面左下の電卓アイコンが付いたボタンをタップします。
❷続いて開くメニューから[計算メモ]をタップしましょう。
❸すると、メモ画面に切り替わります。計算式を入力し、「=」を入力すると、瞬時に計算結果が表示されます。
❹数式には変数を使うことも可能です。
❺変数に代入した数値を書き換えれば、瞬時に再計算してくれます。
❻変数にはxやy、zのほかにもアルファベットが使えるので、単語などをそのまま変数として使えます。

手書きの数式も計算できる!

❶数値や数学記号の入力は手書きでも行えます。マークアップを使って指で数式を書いてみましょう。きちんと手書き風の文字で答えを表示してくれます。
❷手書きで数式を入力すると、意外と横幅が必要になります。手書きで計算する際はiPhoneを横向きにしたほうが使いやすいでしょう。
手書きの数値を変更したいときは、数値をタップしてみましょう。スライダーが表示されるので指で操作すると数値を増減できます。もちろん変更した数値で瞬時に計算し直して表示を更新してくれます。

計算式からグラフを作る方法

❶入力した方程式をタップするとポップアップが開きます。[グラフを挿入]をタップしましょう。
❷計算メモ内にグラフが作成できます。
❸グラフをタップすればドラッグで位置を変えたり、コーナーをドラッグしてサイズを変更したりすることもできます。

関数電卓が縦画面でも使えるようになった!

❶科学計算をするには、画面左下の電卓アイコンが付いたボタンをタップし、メニューから[科学計算]をタップします。
❷すると、関数電卓の表示に切り替わります。カッコ付きの計算や各種関数計算などに対応します。

著者プロフィール

松山茂

松山茂

東京の下町・谷中を拠点として日々カメラと猫を愛でながら暮らすフリーライター。MacやiPhone、iPadを初代モデルから使ってきたのが自慢。

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