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大谷翔平選手と“おそろい”はどれ? Beatsの注目イヤフォン&ヘッドフォン、3モデル。デザインも性能も、特徴も全部違うぞ!

著者: 関口大起

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大谷翔平選手と“おそろい”はどれ? Beatsの注目イヤフォン&ヘッドフォン、3モデル。デザインも性能も、特徴も全部違うぞ!

写真●Beats

2024年9月5日、メジャーリーグで活躍するロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、オーディオブランド・Beatsの公式ブランドアンバサダーに就任した。

 Beatsアンバサダーとして、レブロン・ジェームズ、リオネル・メッシといった史上最高のアスリートたちと仕事ができることを心から光栄に思います。このパートナーシップがもたらす新たな展開を楽しみにしています

大谷翔平選手のコメントより

レブロン・ジェームズもリオネル・メッシも、各種目において「GOAT論争」の中心にいるプレイヤーだ。そこに名を連ねる大谷選手の偉大さを改めて感じる。

本記事では、Beatsが公開した大谷選手のビジュアルをもとに、“おそろい”を楽しめる3つのモデルを紹介していく。

Beats Solo Buds:もっともコンパクトで手頃なエントリーモデル

写真●Beats

今回紹介する3製品の中で、もっとも新しく、もっともコンパクトで、もっとも手頃なモデルが「Beats Solo Buds」(1万2800円)だ。カラーは、マットブラック、アークティックパープル、トランスペアレントレッド(大谷選手の着用モデル)、ストームグレイの4種類。

Beats Solo Buds

【発売】
Apple
【価格】
1万2800円

特徴①:バッテリと引き換えに獲得した圧倒的なコンパクトさ

ストームグレイのBeats Studio Buds。一般的なワイヤレスイヤフォンのケースとは、一線を画すコンパクトさだ。

あえてバッテリレスの設計を採ることで、Beats史上もっともコンパクトなケースを実現。指でつまめるほどのサイズ感で、持ち運びやすさは圧倒的だ。

写真が上が「Beats Studio Buds +」、下が「Beats Solo Buds」。並べるとサイズ差がわかりやすい。

一般的に、ワイヤレスイヤフォンは充電ケースとセットになっていることが多い。しかし、それゆえに一定以上のサイズが必要になる。その点、Beats Solo Budsは非常に割り切ったモデルだ。それでいて、イヤフォン本体で最大18時間の連続再生に対応する。日常使いでバッテリ容量に不満を感じることはほぼないだろう。多くのユースケースで、2、3日に一度充電すれば問題ないはずだ。

出先で充電不足に陥ったときはiPhoneに有線接続すればいい。AppleのFast Fuel(急速充電)機能によって、わずか5分で1時間の再生が可能となる。

特徴②:独自のサウンドシステムとフィット感

Beats Solo Budsは、サウンド面にも妥協はない。ドライバからベント、入り組んだ内部パーツの配置まで、音楽を忠実に再現するためにデザインされている。

独自に設計された2層構造のドライバは、イヤノズルに対して平行に配置。微細な音の歪みを低減しつつ、サウンドを耳にまっすぐ届けてくれる。

ただし、昨今のトレンドであるノイズキャンセリング機能は非搭載だ。この点をマイナスに感じる人は多いかもしれない。しかし、人間工学に基づいて設計されたフィット感と、同梱される4サイズのイヤチップを適切に選ぶことで、優れた遮音性を実現する。それにより、「電車移動中は音量をちょっぴり上げる」程度の工夫で、快適に使用することが可能だ。事実、筆者は毎日の電車通勤時にBeats Solo Budsを使用している。

同梱される4種類のイヤチップ。デフォルトでは「M」サイズが装着されている。

Beats Fit Pro:抜群のフィット感を備えるノイズキャンセリング搭載モデル

写真●Beats

ウイングチップを備え、アクティブなシーンでも安心して使えるのが「Beats Fit Pro」(2万8800円)だ。アクティブノイズキャンセリング機能も搭載し、あらゆる“集中”をサポートしてくれる。カラーは、Beatsブラック、Beatsホワイト(大谷選手の着用モデル)、セージグレイ、ストーンパープルの4種類。

Beats Fit Pro

【発売】
Apple
【価格】
2万8800円

特徴①:柔軟なウイングチップによる快適で安定した着け心地

ウイングチップを耳の溝にフィットさせることで、超安定した装着感を実現。ウィングチップは、あらゆるスポーツのアスリートによる徹底的なテストから設計されており、まさに大谷選手が着用するにふさわしいアクティブなモデルだ。

耳の溝に引っ掛ける、特徴的なウイングチップを搭載。

筆者自身も、ランニングや筋力トレーニングをする際は「Beats Fit Pro」を着用している。IPX4等級の耐汗耐水性能を備えているため、夏場でも安心して使用可能だ。なお、フィット感を支えるイヤチップも3種類同梱されている。

特徴②:空間オーディオ、ノイズキャンセリング、外部音取り込みなど、多彩な機能を搭載

Beats Fit Proは、ダイナミックヘッドトラッキングによる空間オーディオをサポートしている。アクティブに使用するイヤフォンだからといって、音質や試聴体験が疎かになっているわけではない。また、Beats Solo Budsには非搭載のアクティブノイズキャンセリングや外部音取り込み機能も備え、自宅や移動中にコンテンツに没頭する用途でも活躍するはずだ。

しかも、イヤフォン本体のボタンを長押しでノイズキャンセリングのオン/オフや外部音取り込みモードへの切り替えが可能なほか、ワンタッチで再生/停止、2回タッチで曲送りができるなど、機能性も高い。

Beatsのロゴ部分がボタンになっている。

イヤフォン単体で6時間(アクティブノイズキャンセリング利用時)、充電ケースとの併用で18時間の音楽再生が可能と、バッテリもタフだ。

Beats Studio Pro:最高の音質と機能を兼ね備えたプレミアムなヘッドフォン

写真●Beats

Beats Studio Pro」(4万9800円)は、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込み機能を搭載。そして、パーソナライズされた空間オーディオ、有線接続によるロスレスオーディオにも対応するハイエンドなモデルだ。“Beatsの音”を奏でるために、ゼロから再設計されたという。

カラーは、ブラック、ディープブラウン、ネイビー(大谷選手の着用モデル)、サンドストーン(大谷選手の着用モデル)の4種に加えて、キム・カーダシアンによるスペシャルエディション、ムーン、デューン、アースの3種がラインアップされている。

Beats Studio Pro

【発売】
Apple
【価格】
4万9800円

特徴①:プレミアムモデルらしい美しいデザインと再設計された内部構造

シームレスな触り心地のレザーを採用したUltraPlushオーバーイヤクッションは、極上の柔らかさ。筆者は在宅ワークをする際、数時間にわたってBeats Studio Proを装着し続けている。しかし、強い不快感や痛みを感じたことはほとんどない(オーバーイヤという構造上、蒸れることはママあるが)。

フカフカという形容詞が相応しいイヤクッション。

また内部構造においては、二層構造の振動板、精巧なマイクロベント、強化されたマグネットにより、バランスに優れたリッチなサウンドを実現している。さらに、Beatsの発表によるとサウンドの歪みを最大80%低減しているという。アーティストがイメージするサウンドを忠実に楽しめるわけだ。

特徴②:極上のリスニング体験をもたらす空間オーディオとロスレスオーディオ

Beats Studio Proはダイナミックヘッドトラッキングに対応し、パーソナライズされた空間オーディオを楽しめる。Beatsのコメントによると、“64台のスピーカに囲まれているかのような感覚”を再現しているという。

音質面は、響く低音と豊かな音域が特徴的。R&Bなどグルーブ感の強い楽曲の再生に最適だ。また、ボーカルの存在感も非常にクッキリしている。

さらに、対応するUSB-Cケーブルで音源と接続することでロスレスオーディオの再生が可能。ちなみにロスレスとは、文字どおり「ロス」がないということ。スタジオで録音されたままの、オリジナルデータに近い音質を楽しむことができる。なお、Beatsブランドのアイテムでロスレスオーディオを楽しめるのは、現状Beats Studio ProとBeats Solo 4だけだ。

ブルーのヘッドフォンが、オンイヤタイプの「Beats Solo 4」。Beats Studio Proよりも小ぶりなサイズ感で、価格も3万2800円と比較的手に取りやすい。

特徴③:アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込み

ハイエンドモデルに相応しいレベルで、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込み機能を搭載。アクティブノイズキャンセリングに関しては、常に周囲の音をモニタリングし、緻密なフィルタによって毎秒4万8000回もノイズを遮断する。かといって無駄に強力で閉塞感を覚えることはなく、あくまで自然に、不要な雑音をカットしてくれる印象だ。

もちろん外部音取り込み機能も備える。イヤカップがボタンの役割も持っており、ノイズキャンセリングと外部音取り込みの切り替え、音量変更、再生/停止などをシームレスに操作可能だ。

Beatsロゴの部分がボタンになっている。

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著者プロフィール

関口大起

関口大起

『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_

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