腰痛持ちデスクワーカー「RELIVE」に出会う
労働は疲れる。肉体労働は言わずもがな、ずっと座っているデスクワークだってとっても疲れる。肩こり、腰痛などなど、多くの人が体に痛みを抱えながら働いているはずだ。
かくいう私は、特に腰が悪い。学生時代に腰の怪我をしてからというもの、慢性的に痛み、疲労が溜まるとより顕著に症状が現れる。そんな折、本誌『Mac Fan』の連載「運想会社パップル」でリカバリーウェアを販売する「TENTIAL」社の取材を行う機会があった。
その記事の詳細はさておき(掲載誌はこちらで販売中)、TENTIAL愛用者である著者(土屋礼央さん)の熱量に驚かされた。自宅にいるときは常にTENTIALのウェア。“何となくイイ感じ”ではなく、明確に疲労回復効果を感じるというのだ。
そうして私もリカバリーウェアに興味を持ち始めたころ、まるで図ったかのようなタイミングで「RELIVE」社の体験会に招かれた。RELIVEは、「疲労の回復・改善」「筋肉のハリ・コリの改善」「血行促進」といった効果が期待できる「リライブシャツα(医療機器届け出済み)」を販売する国内メーカーだ。
リライブシャツα
結論を最初に言ってしまうが、これが最高の出会いとなった。
「リライブシャツ」と「リライブスポーツキャップ」の体験会へ
体験会ではデモンストレーションが行われた。“やらせ”がないよう来場者がペアを組み、「リライブシャツ」を着ていないときと着たときで、前屈の距離や体幹の強さを比較する。正直なところ、ややうがった目線で参加していた私だが、はっきり言って衝撃の体験だった。
シャツを着ただけで、体が楽に感じるのだ(効果には個人差があり、あくまで私の感想である)。言うなれば肩の荷が降りたような感覚で、同時に“踏ん張る力”もサポートされる。
リライブシャツには、肩や腰回りなどに鉱石トルマリンなどが配合された特殊なプリント(リライブ加工)が施されている。そのプリントが、遠赤外線を輻射(熱を持った物質が赤外線を出す現象)し、同時に人間の肌から出る遠赤外線を反射。その結果、血行が促進されるという。
また、衣服をとおして筋肉に働きかけられる「間接テーピング技術」が使われているため、それらを着るだけで実現できるというのだ。
説明は理解できても、いまいち腑に落ちない。しかし、実際に効果が出ているのだから納得せざるを得ない。体験会では、リライブシャツのほか「リライブスポーツキャップ」も試した。リライブ加工のプリントが頭部の中心に沿うように配置されており、被るだけで血行促進が期待できる。
リライブスポーツキャップ
在宅ワークや睡眠中にリライブシャツを着てみたところ…
体験会以降、在宅ワーク時は提供いただいたリライブシャツを着ている。「体が羽のよう」だとか「無重力」だとか、そういったインパクトのある言葉で語るのは難しいが、仕事中、体に不快感を覚えることは確実に減った。仕事終わりに体がズッシリ重いこともほとんどない。
我が家のデスクは少々低く、肩への負担が多いのだが(まずはそれを改善しろ、という指摘はやめていただきたい)、リライブシャツを着て在宅ワークをした日は体が快適だ。その快適さに慣れたせいで、むしろ出社時、残業時間帯に入ると肩や首の不快感を一際感じるようになってきた。私服としてよりカジュアルに着るためにも、りらいぶ社にはコットンタイプの無地バージョンもリリースしてほしいところだ(現在のラインアップはいずれもロゴが入っている)。
また、睡眠環境の改善にも貢献してくれた。昨年30歳を迎え、疲れのとれなさを自覚していた私だが、リライブシャツを着て寝ると心地良く快適な気がする。それを興奮気味に語ったところ、数日にわたって妻にシャツを奪われてしまった。妻も効果を実感したようだが、メーカーによるとサイズのマッチも重要とのこと。リライブ加工のプリントを適切に体に当てるためだ。
ちなみに、リライブシャツは衣服の上から着ても問題ないという。実際に、体験会のデモでは服の上からリライブシャツを着用していた。
インナーやパジャマ、パンツまで幅広いリライブのラインアップ
リライブシリーズは、ここまで触れてきた「リライブシャツ」や「リライブスポーツキャップ」のほか、インナーシャツ、パジャマ、パンツ、スパッツ、スポーツシーンに最適なコンプレッションウェアなどさまざまなジャンルのアイテムをラインアップしている。
着用しはじめて数日経つが、リライブシャツがもたらす「血行促進」の効果には驚かされ続けている。実際、ケアワーカーが着用している介護現場もあるようだ。本記事ではデスクワークに焦点を当てたが、肉体労働での恩恵はより大きいだろう。
その仕様ゆえに、いずれの製品も1万円前後と値が張るのは事実だ。しかし、りらいぶ社は「購入後1カ月間の完全返金保証(送料は購入者負担)」を設けている。はじめての1枚の後押しになるのではないだろうか。
当初うがった見方をしていた私なので、ここまで読んでも「本当に?」と思う読者がいる気持ちはよくわかる。ただ、1度着てみれば必ず伝わるはずだ。私は間もなく還暦を迎える父に贈り、この体験を広げていきたいと思っている。
製品提供●りらいぶ
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著者プロフィール
関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_