目次
- Mシリーズ搭載Macのメモリ論争が終わらない
- あなたのMac、メモリは何GB?
- 作詞作曲家:Akira Sunsetの場合
- イラストレーター:大野文彰の場合
- 漫画家:大武ユキの場合
- 株式会社マクアケ IT基盤部部長:星川塩見の場合
- Graffity株式会社CEO:森本俊亨の場合
- Webディレクター:嶋田智成の場合
- Notion Labs Japan合同会社 ゼネラルマネジャー アジア太平洋地域担当:西勝清の場合
- ゲーム開発者:嶋田俊宏の場合
- プロジェクトマネージャ・アプリ開発者:ひまらつの場合
- 株式会社Oh my teeth 代表取締役CEO:西野誠の場合
- 株式会社INFORICH Product Department 統括部長:広瀬卓哉の場合
- デザイナー:スワンの場合
- 漫画家/シンガーソングライター:田口囁一の場合
- YouTuber:みずおじさんの場合
- YouTuber:イマムラケンタの場合
- アンカー・ジャパン マーケティング本部長:加藤ひと彩の場合
- KURAND株式会社デザイナー:越川美月の場合
- デジタル文筆家:弓月ひろみの場合
- ライター・エディター:小平淳一の場合
- ライター:山田井ユウキの場合
- エディター・ライター:関口大起の場合
Mシリーズ搭載Macのメモリ論争が終わらない
Appleシリコン「M」シリーズが登場してから、Macの基本モデルのRAMは8GBだ。M1チップ搭載Macのリリースが2020年11月なので、約4年間も据え置かれていることになる。
これが「不十分ではないか?」という議論がある。一方で、Appleの製品マーケティング担当副社長であるボブ・ボーチャーズ氏は、「M3 MacBook Proの8GBは、おそらくほかのシステムの16GBに匹敵する」と、中国のエンジニア/クリエイターによるインタビューで答えた。
その詳細は、以下の記事で解説しているためぜひそちらをご覧いただきたい。
正直言って、現状ではこのメモリ論争に“正解”はない。8GBメモリであっても、Mシリーズを搭載したMacであれば一般的なパソコン操作で不満を覚えることはないし、ある程度であればクリエイティブワークもこなせてしまう。
そこで本記事では、他業種のMacユーザに聞いた「あなたのMac、メモリは何GB?」をお届けする。さまざまな意見を、Macのメモリ選びの参考にしてほしい。
あなたのMac、メモリは何GB?
作詞作曲家:Akira Sunsetの場合
Akira Sunset
作詞作曲家。乃木坂46の「おひとりさま天国」をはじめ、 ラブライブ!シリーズ等のアニメや企業へ、多数の楽曲を提供。 HOVERBOARD Inc,代表として作家事務所、RECスタジオを運営。 Xアカウントはコチラ。
- 使っているMac:M1 Ultra搭載 Mac Studio
- メモリ:64GB
- ストレージ:2TB
主にレコーディングでAVIDの「Pro Tools」を使っています。 macOSのアップグレードが行われるタイミングで焦って“吊るし”の状態で購入したため、追加でメモリを乗せられませんでした。 レコーディング用としてはまったくストレスなく稼働していますが 昨今のAIを使った音楽ソフトや楽曲制作では少し物足りない気がします。 音楽ソフトはOSの新バージョンへの対応に時間がかかるので、次はタイミングを見計らい 192GBのメモリを狙っています。
イラストレーター:大野文彰の場合
大野文彰
りんごマーク好きのイラストレーター。主に書籍や雑誌向けのイラストを描いています。趣味はカメラを持って街歩き。映画もそこそこ見ます。HPはコチラ。
- 使っているMac:M2搭載 13インチMacBook Air
- メモリ:16GB
- ストレージ:1TB
EIZOの27インチディスプレイをつないでデュアルモニタにして使用しています。12.9インチのiPad ProとApple Pencilで描いたイラストを、MacBook AirにAirDropして「Adobe Illustrator」で仕上げ作業をしています。
以前はMacBook Proを使用していましたが、Appleシリコン搭載以降の機種なら、Airでも私のイラスト制作には十分と判断しました。「Photoshop」や「Lightroom」なども使っていますが、とてもキビキビ動くのでストレスは感じません。メモリも16GBで問題なし。持ち運びもしやすいので、実家へ帰省して仕事をするときもラクラクです。
漫画家:大武ユキの場合
大武ユキ
漫画家。『フットボールネーション』をビッグコミックスペリオールで連載中。
X→https://x.com/YUKI_OTAKE
Threads→https://threads.net/@yuki_otake_
公式サイト→https://soccer-boy.com
- 使っているMac:M1 Ultra搭載 Mac Studio
- メモリ:128GB
- ストレージ:8TB
主に、「CLIP STUDIO PAINT EX」でのフルデジタル漫画の作成に使っています。10年使うつもりで全部盛りにしてみました。 見開き原稿で作業してるのでかなりデータが重く(24ページの漫画で10GB近くになる)、これだけ積んでいてもファイルによっては時々レインボーカーソルがクルクルしてますが、それまで使っていたIntelプロセッサ搭載 27インチiMac(2015モデル、メモリ32GB)と比べると、ファイルの保存やレンダリング等々めちゃくちゃ早くなっています。体感としては10倍早い気が。
ストレージが大きいのは写真のデータだけですでに3TBくらい使用していて、今後も増える一方だからです。そして、わりと何でもデスクトップに置いておくヤツなので心の安寧のために。
株式会社マクアケ IT基盤部部長:星川塩見の場合
星川塩見
株式会社マクアケのIT基盤部部長。サポートデスクやセキュリティや財布の紐を締める仕事をしています。登山、カメラ、自転車、F1観戦が好き。レンズも車もマニュアル派。
- 使っているMac:M3搭載 14インチMacBook Pro
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB
Macの主な用途は、SaaSのアカウント管理や調べ物、予算や稟議の資料を作ったりする程度です。サポートデスクは、「Slack」で送られてくる問い合わせへの迅速な対応が命ですから、これが動けばよいのです。本人が低パフォーマンスなので、十分すぎるスペック。去年まで使っていたCore i5/RAM 16GBのIntel Macと比べると驚くほど快適になりました。
むしろ、プライベートで使っているCore i7搭載iMacでは「Photoshop」や「Lightroom」、 「Premiere Pro」などを使っているので、速いマシンにリプレースしたいところです。Mac歴はまだ10年ぐらいと浅く、リンゴマークのついたものを何一つ持っていないとき、銀座のApple Storeで「どれを買ったら幸せになれますか」と質問し、店員さんを困らせてしまったのが昨日のことのようです。
Graffity株式会社CEO:森本俊亨の場合
森本俊亨
1994年生まれ。慶應義塾大学理工学部情報工学科にて機械学習を研究。ABEJA経営陣直下でのAI事業開発、PKSHA Technology AIアプリケーション開発、ドワンゴAIラボにてDeep Learningを利用した動画の「次時刻の予測」の研究開発を経験。2017年8月にARエンタメスタートアップGraffityを創業。2C向けにARゲーム・空間ゲームを複数タイトルリリース。AR技術に特化した新規事業の支援するスタジオ「Graffity AR Studio」およびApple Vision Pro向けのアプリケーション開発の支援をする「Graffity Spatial Lab」を展開。
- 使っているMac:M2搭載 13インチMacBook Pro
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB
仕事用のメインデバイスとして活用しています。社内のコミュニケーションツールとしてテキストでは「Slack」を、音声では「Discord」を使うことが多いです。ほかにも、プレゼン資料の作成に「Keynote」、デザイン制作には「Figma」を使用。「Notion」や「Chrome」といった定番のツールも多用していますが、不自由することはありません。
また趣味で動画編集もするのですが、「Premiere Pro」もスムーズに動き、メモリ選びは成功したなと感じてます。
Webディレクター:嶋田智成の場合
嶋田智成
2004年から20年以上にわたり、WebやIT分野で技術的な業務に従事しています。専門書の執筆や専門学校でのWebデザインやマーケティングの講師としても活躍し、Webディレクターやプロダクトマネージャーとして企業の商品・サービスサイトやシステム開発など幅広い制作業務を手掛けてきました。また、AppleやMicrosoftのソフトウェアおよびハードウェアに精通しており、Apple Certified System Administratorやデバイス管理関連の資格を保有し、ビジネスでのモバイルデバイス導入支援なども行っています。
- 使っているMac:M1 Max搭載 14インチMacBook Pro
- メモリ:64GB
- ストレージ:4TB
ディレクター、マーケター、エンジニアとして、Web制作、アプリケーション開発、データ分析に関わるさまざまなソフトを同時に立ち上げての作業や、容量の大きいファイル(数十GB)を開くことがあるので、メモリは64GBを選択しました。ただ、使用状況をみると32GBぐらいしか使用してないので、ちょっとオーバースペックかもしれません。
これまではMacを2年以内で買い換えてきましたが、現在使用している機種は2021モデルで何の不便さもなく、すでに3年使っています。 Appleシリコンシリーズを搭載したMacは業務使用時において非常に優れたパフォーマンスがあり、次回機種を変更する際は16GB以下のメモリも選択肢として検討しています。
Notion Labs Japan合同会社 ゼネラルマネジャー アジア太平洋地域担当:西勝清の場合
- 使っているMac:M3 Pro搭載 14インチMacBook Pro
- メモリ:18GB
- ストレージ:512GB
日々の業務はこのMacで行っています。文書作成、情報共有、プロジェクト管理、ナレッジの整理・共有といったビジネスにまつわるほぼすべての業務は、我々が提供する「Notion」を用いて進めています
Notion上でのデータベース操作やページの編集、メッセージアプリやオンライン会議ツールも活用しても、ストレスフリーな環境で作業ができていますので、メモリの面で過不足を感じたことはありません。会社支給のマシンですが、業務内容に対して、適切なスペックだと思います。 NotionのAI機能であるNotion AIを活用して生産性の向上、業務の質改善、アイデアの創出など、幅広いタスクを生成AIにサポートしてもらってますが、サクサク動くので快適ですね。
ゲーム開発者:嶋田俊宏の場合
- 使っているMac:M1 Ultra搭載 Mac Studio
- メモリ:64GB
- ストレージ:2TB
「Aseprite」と「Photoshop」でドット絵を描き、「Animate」でゲーム開発をしています。今までは、インテルプロセッサ搭載のMac mini(メモリは32GB)でゲーム開発をしており、「Photoshop」のコマンドでドット絵アニメーションの自動化を行っていましたが、ソフトが頻繁に落ちるようになり、Mac Studioを購入。Appleシリコンを搭載したMacははじめてだったため、もしかしたら32GBでも足りるのかも?と悩みましたが、念のため64GBに。
結果、ソフトが落ちる問題は解消されています。動作が重くなるので分割していたデータをまとめることができ、それもサクサク動くので、購入して正解でした。
プロジェクトマネージャ・アプリ開発者:ひまらつの場合
- 使っているMac:M1 Pro搭載 14インチ MacBook Pro
- メモリ:16GB
- ストレージ:1TB
PMの仕事は要件定義やほかのメンバーとのやりとりが多いため、よく使うツールはドキュメント管理の「Notion」、チャットツールの「Slack」です。このあたりは16GBでまったく問題なく使えます。個人開発では「Visual Studio Code」や「Xcode」でプログラミングをしていますが、こちらもストレスを感じることはほぼありません。機械学習のモデルを作るときにメモリが欲しいと数回思いましたが、日常的には十分満足しています。
以前は2年ごとにMacを買い替えていましたが、M1チップの登場によりMacのパフォーマンスは劇的に進化しました。メモリやストレージに不満はなく、しばらくこのマシンのままになりそうです。
株式会社Oh my teeth 代表取締役CEO:西野誠の場合
西野誠
未来の歯科体験を生み出す「Oh my teeth」代表取締役CEO。1994年生まれ。新卒でワークスアプリケーションズ入社。2019年10月、株式会社Oh my teeth創業。Onlab 21th最優秀賞。ICC 2022/2024優勝。Forbes NEXT100 2024選出。利用ユーザーは3万人突破。Xアカウントはコチラ。
- 使っているMac:M3 Pro搭載 14インチMacBook Pro
- メモリ:36GB
- ストレージ:1TB
私の用途では完全にオーバースペックなことはわかりつつも、新色のスペースブラックに惹かれてM2 MacBook Airから乗り換えました。メモリは関係しませんが、出先でプレゼンする機会も多い仕事なので、HDMI端子が内蔵されているのがいいですね。
使用頻度の高いアプリは「Chrome」、「Keynote」、「ChatGPT」、「Figma」、「Gather」、「MacWhisper」です。資料作成や自社サービスなどのUIチェック、バーチャルオフィスへのアクセスなど、いわゆる業務的に使うことが多いのですが、不満はまったくありません。M2 MacBook Airも性能的には十分でしたが、M3 Pro搭載のMacBook Proにしてから明らかに動作が速くなっています。
株式会社INFORICH Product Department 統括部長:広瀬卓哉の場合
広瀬卓哉
株式会社INFORICH Product Department 統括部長。モバイルバッテリのシェアリングサービス「ChargeSPOT」のProduct Managerとして、サービス開始当初よりサービスの成長に貢献。
- 使っているMac:M2 Pro搭載 14インチMacBook Pro
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB
弊社では、社員に支給するパソコンはMac、スマートフォンはiPhoneを採用しています。社内でのちょっとしたファイル送信にAirDropを使ったり、iPhoneとMacの間でシームレスにコピペができたり、デバイス間の連係がスムーズに行えるところに利便性を感じています。
支給されているMacのメモリは16GBであり、日常業務の処理において十分な性能を発揮しています。データ集計といった負荷の高い作業にも問題なく使用でき、トータルの性能にも大きな問題はありません。
デザイナー:スワンの場合
スワン
多摩美術大学油画専攻を卒業後、サイバーエージェント、メルペイなど大手IT企業で新規事業開発及び運用に携わる。2020年春に独立し、デザイナー向けのオンラインスクールDesignship Doを創業。2024年2月より株式会社操電へ入社し兼職。著書「あなたの24時間はどこへ消えるのか」。Xアカウントはコチラ。
- 使っているMac:M1 Max搭載 14インチMacBook Pro
- メモリ:64GB
- ストレージ:4TB
購入当時は、「Figma」を中心としたアプリやWebのデザイン開発、「Illustrator」での印刷物の作成が中心。しかし、事業で3時間以上の長尺動画を編集する必要に迫られたこと、加えて個人でやっているYouTubeを4K化したのが後押しとなり、ストレージ以外を全盛りで購入しました。ストレージは、「Googleドライブ」の2TB分をすべてローカルとシンクさせるために4TBを選択。
円安前だったので結果的にお得な買い物となり、いまだ買い替えニーズを感じたことは一切ありません。また、最近は仕事で3Dのモデリングや3Dプリンタを使用する機会が出てきたのですが、まったく困っていません。
やりすぎたかと思うこともありましたが、おかげで仕事効率も各段に上がりつつ、新しい領域に挑戦することができ大満足です。
漫画家/シンガーソングライター:田口囁一の場合
- 使っているMac:2.4GHz 8コアIntel Core i9搭載16インチMacBook Pro
- メモリ:64GB
- ストレージ:8TB
アプリ「Cubase」を使った楽曲制作をメインに、デザインや動画編集、ワープロ作業からYouTube配信まで、絵を描く以外はすべてこの1台で賄ってます。 M1チップ搭載のMacBook Proが発表され、音楽系のプラグインが使えなくなることを懸念して、Intelプロセッサ搭載モデルを滑り込みで購入したものです。
思い切って選択できるMAXのスペックを詰め込んだので、ほとんど動作に不満を感じることはないですが、重たいプラグインをいくつも走らせるとさすがにちょっとカクつくかなぁという印象。 時間も経ってプラグインの対応も進んでるようなので、そろそろAppleシリコンに切り替えたい気持ちもありつつ…。動いてくれる限りはこの子で頑張りたいなという感じです…!
YouTuber:みずおじさんの場合
- 使っているMac:M3 Max搭載 16インチMacBook Pro
- メモリ:128GB
- ストレージ:8TB
メインの用途は、「Final Cut Pro X」を使っての動画編集です。そのほかは、動画用の素材をまとめる場所として「写真」や「メモ」アプリを、情報収集に「Safari」を使っています。そうして整理した情報は、「Keynote」と「Numbers」で落とし込むことが多いです。
以前はM1 Maxを搭載した16インチMacBook Proのメモリ64GBを使っていました。しかし、素材だけで200GBを超えるような検証動画を編集するとメモリが足りず、動作が重くなることがありストレスでした。そのため、現在は128GBメモリにしています。以降、動画編集はもちろん、最新の3Dゲームでも重いと感じたことはありません。とても満足しています。
YouTuber:イマムラケンタの場合
- 使っているMac:M2搭載 13インチMacBook Air
- メモリ:24GB
- ストレージ:1TB
僕が日頃行っている作業だと、「Final Cut Pro」での動画編集が一番高負荷です。通常は4K・30分ほどの動画素材をタイムラインに2本並べて編集していますが、動作が重くなることはあまりありません。しかし、時折行う、1時間以上の長い素材にテロップやカラー編集、アニメーションなどを多く追加していくような作業では、目に見えてパフォーマンスが下がることがあります。
体感としては、僕の作業の90%程度ではパフォーマンス不足を感じることはありません。しかし、その10%に出くわすたび、快適性を求めて上位モデルが欲しくなります。MacBook Airのカラーバリエーションやサイズ感・重量にとても魅力を感じているので悩ましいところです。
アンカー・ジャパン マーケティング本部長:加藤ひと彩の場合
加藤ひと彩
マクロミル、グレイ・ワールドワイドを経て、ダイソンにてブランドマーケティングを経験。アンカー・ジャパン参画後は、ブランドマネージャーとして主力製品のブランド戦略策定とプロモーションに従事。その後、ブランド戦略部門のリードマネージャーとしてチームの拡大や複数ブランドを強化。ブランド戦略、PR、ファン育成等を担当するマーケティング本部長に就任し、中長期的なブランド育成や顧客基盤の構築を担う。
- 使っているMac:M1搭載 13インチMacBook Air
- メモリ:16GB
- ストレージ:256GB
Macは日常業務で使っています。特に、社内用の「Slack」、社外用の「Gmail」といったコミュニケーションツールの利用頻度が高め。ポジション的に会議が多いのですが、その合間に「Google Suite」で提供されているアプリ群や「Figma」などを使い、チームメンバーが作成した資料を確認しています。負荷の高いアプリを使うことはあまりないため、メモリは16GBで十分です。動作速度の不満やスペック不足を感じたことはありません。
KURAND株式会社デザイナー:越川美月の場合
越川美月
オンライン酒屋「クランド」を運営するKURAND株式会社に2023年に新卒入社し、クリエイティブチームでデザインを担当。好きなお酒は日本酒と梅酒。
- 使っているMac:M2搭載 13インチMacBook Pro
- メモリ:16GB
- ストレージ:256GB
2023年4月にKURANDに入社し、クリエイティブチームへ配属された際、社用パソコンとしてM2搭載の13インチMacBookProを選びました。「Illustrator」「Photoshop」「InDesign」「XD」などを使用し、自社ECサイトのバナー作成、LP作成、写真の切り抜きやレタッチ、冊子作成などの業務を行っています。
業務上、大容量かつ大量のファイルを扱っていますが、Macの動作が遅く感じることはほとんどありません。16GBのメモリで十分です!
デジタル文筆家:弓月ひろみの場合
弓月ひろみ
デジタル文筆家。20代でアイドルデビュー、ラジオパーソナリティやリポーターの傍ら、ライターとして雑誌・Webでのコラムや記事を執筆。テクノロジー分野では、海外の展示会などを取材したビデオジャーナルを配信。日本で多分1人しかいない、iPhoneケースコレクター。専門家として「マツコの知らない世界」「中居正広のミになる図書館」「所さんのニッポンのミカタ」に出演した。大学時代イベント制作に深く関わった経験から、総動員数35万人のアートイベント、iPhoneケース展ほか、PRイベント等のプロデュースと運営を行う。YouTubeでライブ配信を中心に活動するテックメディア「ガジェタッチ」の主宰の1人。
- 使っているMac:M2搭載 13インチMacBook Air
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB
主に、社長業・イベント制作でMacを使用しています。デザインは「Illustrator」、パンフレット制作は「InDesign」、あとはPFUのスキャナ「ScanSnap」を接続した経理作業でも活躍中。
今使っているM2搭載のMacBook Airをはじめて見たのは、WWDC22で訪れたApple本社のスティーブ・ジョブズシアターでした。新色のスターライトに一目惚れ。そして、あまりの薄さと軽さに感動して即購入を決めました。
年中移動ばかりの私は、“デバイスは軽くあれ、機動力が高くあれ”がモットー。自宅にデスクが存在せずモバイルワークがメインなので、MacBook Airは私のオフィスと言えるかもしれません。iPad miniとiPad Proも併用していますが、「Final Cut」での動画編集はMac中心です。
ライター・エディター:小平淳一の場合
小平淳一
Apple製品を愛するフリーランスの編集者&ジャーナリスト。さまざまな雑誌・オンラインメディアでの執筆のほか、地元長野県内にある企業の情報発信の支援、インフォグラフィックの制作、ホームページの制作ディレクションなど、クリエイティブに関する業務を幅広く手掛けています。
- 使っているMac:M1 Pro搭載 14インチMacBook Pro
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB
文章の執筆だけでなく、「Illustrator」でのテクニカルイラストの作成や「Photoshop」での画像編集など、幅広い用途でMacを使っています。Intelプロセッサ搭載Macの頃はメモリ不足に悩まされることもありましたが、今のMacBook Proではその悩みが一切なくなりました。
グラフィック関連の作業だけでなく、「Parallels Desktop」を使ってWindows 11を動かしているときも、「BIOHAZARD VILLAGE」を遊んでいるときも実に快適です。16GBの搭載メモリでもまったく不満を感じていません。目下の悩みといえば、ゲームがはかどりすぎて仕事が停滞しがちなことぐらいでしょうか(今回も締め切りすぎちゃってごめんなさい)。
ライター:山田井ユウキの場合
山田井ユウキ
2001年より「マルコ」名義で趣味のテキストサイトを運営しているうちに、いつのまにか書くことが仕事になっていた“テキサイライター”。好きなものはワインとカメラとBL。
- 使っているMac:M2搭載 13インチMacBook Air
- メモリ:24GB
- ストレージ:2TB
数年前まで「4Kなんて一生撮らないよ〜」と言っていたにもかかわらず、いつのまにか4K動画を当たり前に撮るようになり、マシン性能に不満が出てきたことから買い替えたM2 MacBook Air。メモリとストレージをゴリゴリに積んだ結果、ものすごく快適に4K動画を編集できています! 誰ですか? 4Kなんて撮らないとか言ってた人…。
よく使うアプリは、「Premiere Pro」に「Lightroom」、「Photoshop」と高負荷なものばかり。仕事用でもあるので「Dropbox」や「Evernote」「Slack」なども。面白みがなくてスミマセン。次に買い替えるのはもう少し先になると思いますが、これ以上のスペックなんて要るのかなぁ。最近は8K動画が撮れるデジカメも出てきましたが、8Kなんて一生撮らないよ〜(フラグ)。
エディター・ライター:関口大起の場合
- 使っているMac:M2搭載 13インチMacBook Air
- メモリ:8GB
- ストレージ:512GB
皆さんから頂戴した原稿を読んでいて、ハイスペック揃いで驚きました。そんな私のマシンは、M2搭載の13インチMacBook Air。メモリは8GBです(整備済製品を賢く買いました)。
テキストエディタ「Jedit Ω」で原稿を書いたり、ブラウザ上でNBAの試合を観たり、稀に「Canva」を使って画像を作って遊んだりするのが主な用途です。負荷の高い作業はほぼしていません。原稿を書くときは、「ミュージック」で音楽を再生し、「Adobe Acrobat」や「Pages」で資料を広げ、「Safari」でWebブラウジングしながらでもサックサク。正直、多くの人はメモリ8GBで十分だと思っています。
そして先日、友人の結婚式のためのサプライズムービーを作成しました。ほぼはじめて触る「DaVinci Resolve」と格闘しながら編集しましたが、ストレスはなし。15秒程度の動画だったからかもしれませんが、BGMをつけて、画像素材を足して、エフェクトをつけて、カラーを調整して…といろいろいじくりまわしても快適だったのは驚きです。書き出しも極めてスピーディでした。やはり、基本的にはメモリ8GBで十分では?
ちなみに、社用MacはM2 Pro搭載の14インチMacBook Pro。メモリは32GB、ストレージは1TBとマッチョな仕様です。こちらでは「InDesign」や「Photoshop」などをガンガン使っていますが、快速快調で驚くばかり。30ページにわたる特集記事のレイアウトデータも、「InDesign」が数十秒でPDFに書き出してくれます。最高!
おすすめの記事
著者プロフィール
関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_