さあ貴様ら!今月もこのベジータ様がApple Arcadeで遊んでやろう。
今回プレイするのは「スペースインベーダー インフィニティジーン エボルブ」だ。長い!
撃墜後に表示される「EVOLUTION」に気を取られるな!

「スペースインベーダー」といえば、1978年にタイトーから発売され、一大ブームを巻き起こした名作シューティングゲームだ。
以前プレイした「アルカノイドvsインベーダー」と違い、今回は単体で勝負するわけだな。
「フュージョン」や「ポタラ」のような手に頼らないことは評価してやろう。

まずは当時を思わせる、白黒のクラシックなステージからスタートだ。
操作は自機の移動のみ。ショットは自動で発射される。
こんな古臭いインベーダーども、すぐに全滅だ!
と思いきや、すぐに時空が歪み出す…。

くそったれ、何て書いてやがる!
過去か未来か異世界かわからんが、新たなステージがスタートだ。

1ステージは短いが、めまぐるしく変化する。
大猿のように巨大な奴、セルのようにバリアを張る奴、魔貫光殺砲のようなビームを放つ奴。
敵のパターンもさまざまだ。
おなじみのUFOはスコアやパワーアップアイテムを落とす。
隙を見て撃墜するんだな。

EVOLUTION…。
ドラゴンボール好きには“ハリウッド版”を思い出させる嫌な単語だが、安心しろ。
連続で撃墜してスコアを稼ぐことでレベルアップ、スキルツリーのように進化していくのだ。

攻撃パターンは多彩だ。もちろんオレほどではないがな。
自機の攻撃パターンも増えていく。
敵を追尾するレーザーや幅の広いウェーブなど。
オレのように同時に技を使い分けることはできんが、ステージ開始時に選択できるようになるぞ。

だがインベーダーどもの攻撃も激しさを増していく。
どこから出てくるかわからない敵に当たればアウトの壁。
時には画面に収まらないほどの巨大な戦艦も登場するぞ。
まるでフリーザ軍にたった1人で立ち向かったバーダックだ。
シューティングゲームではおなじみのボムや溜め撃ちはないが、ボスには「バースト」と呼ばれるカウンター攻撃を撃ち込み、一気に削り取れ!

間違いなく、戦闘民族サイヤ人の王子にピッタリのゲームだ!
さらに進化を続けると、今度はゲームモード自体をいつでも切り替えられるようになる。
高得点を狙えるが大量の弾幕が飛び交う「BULLET HELL」はなかなかの緊張感だ。
難易度が上がっていく中で、細かい操作はコントローラがあったほうがいいだろう。

もはや最初のほうに戦っていたインベーダーなど、ウーロンやピラフ一味くらい影を潜めてやがる!
白黒を基調としたシンプルなグラフィックながらも、ハイスピードな演出とBGMは中毒性があり、新しさすら感じる。
何よりステージ自体がどう変化していくか楽しみで、早く先に進めたくなるだろう。

休む間もなく次々と押し寄せる新たな敵。
時にはやられつつも戦いを重ねて進化していく様は、この戦闘民族サイヤ人の王子にピッタリのゲームと言えよう。
オレたちの乗っていた宇宙ポッド・アタックボールとコラボする日も近いかもしれんな!
著者プロフィール

R藤本
吉本興業所属のピン芸人。1981年3月16日生まれ、福岡県出身。好きなものはドラゴンボール、海(スキューバダイビング)、動物(特にセキセイインコ)、ボードゲーム(海外のものに詳しい)。苦手なものはスポーツ全般、絶叫マシーン、生牡蠣。