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Appleも認めたiPadノートアプリ「Craft」は、PDCAサイクルを回すのに最適! 

著者: 美崎栄一郎

Appleも認めたiPadノートアプリ「Craft」は、PDCAサイクルを回すのに最適! 

※この記事は『Mac Fan』2022年02月に掲載されたものです。

iPadでも“スクラップブック”のように情報をまとめたい!

最近、ますますiPadが“最強のノート”として使えるようになってきたなと実感しています。特にiPadOSの画面分割機能「Split View」を活用すると、ノート系アプリにファイルやテキストをスムースにドラック&ドロップができてすごく便利です。

先週公開の記事では、人気の「GoodNotes 5」における“美崎流テク”を紹介しましたが、今回はアップルが表彰する「2021年のベストアプリケーション」にも選出された「Craft」をピックアップ。こちらは、“スクラップブック”的な使い方をするのにもってこいのデジタルノートアプリです。

Craft

【開発】
Luki Labs Limited
【価格】
無料
「Craft」は、マークダウン、バックリンク、コードスニペット、画像、動画、PDFファイルの添付、リッチリンクプレビューなどに対応する今話題のデジタルノートアプリです。タップなどの簡単操作で、美しいドキュメントを手早く作成できます。

美しく効率的にノートを作成できることが特徴の本アプリですが、パッと思いつく活用法として、買い物に便利な「欲しい物リスト」の作成があります。たとえば、格好良いなぁと思った家具の写真やURLを貼り付けるだけで、パパッと手軽にに素敵なノートが出来上がります。

「Craft」で情報をまとめたいときは、iPadOSの標準機能「Split View」を活用するのがベター。画像やURLリンクなどを、Safariで表示した情報元のサイトからパッとドラッグ&ドロップできます。

PDCAサイクルを回す「Craft」のデジタルノート術

ただ、“欲しい物リスト”的な活用法は、美しいドキュメント作成に定評があるアプリなので、当然と言えば当然。私でなくても思いつくでしょう。なので、今回私が提案したいのは「PDCAサイクルを回すためのノート」としての活用術。最近私がハマっている「鉄印集め」を例に、具体的な使い方をレクチャーします。

デジタルノートでPDCAサイクルを回せないかな…

まず「P(プラン)」に関してですが、情報を調べるとき、大抵の場合ネット検索から始めることが多いでしょう。このとき、知りたい情報が掲載されたWebサイトをSafariで表示させながら、Split Viewを使って隣に「Craft」アプリを表示します。こうすれば、Webサイトにある写真やURLを「Craft」のノートにドラッグして、簡単にスクラップブック化できます。しかも、単に情報をまとめるのが簡単というだけでなく、作成した「Craft」上のノートを見返しているときにも、貼り付けたURLをタップするだけで、目的のWebサイトにジャンプできます。紙では実現できない、より進化したノートが作れるのです。

情報収集の際に地図系アプリを使うことも多いですが、そんなときはスクリーンショットを撮り、ノートに貼り付ければOK。たとえば地図上に注意事項などを書き込むと、計画を具体的にイメージしやすいでしょう。

では、計画を実行(D)に移していきましょう。現地では、iOS版「Craft」で同期されたノートをチェックしたり、その場の感想をApple Pencilなどで記載していきます。このとき、ペン色は計画段階と変えておくとよいでしょう。私の場合、計画時は黒、実行時は青で書き込んでいます。

実行時は、現地で得た情報をとりとめなくノートに書き込んでいきます。でも、現地ですべての情報を記録できるわけではありません。実際には写真などを見返しながら入力していくことも多いのですが、そのときに、さらにチェック(C)してアクション(A)すべきことを、緑色で追記します。

私の場合、現地でノートを見ながらApple Pencilでメモを書き込む場合は青色、後日チェックしておきことやアクションを起こしたいことは緑色でノートに書き込んでいきます(計画中の書き込みは赤色)。そうすると、そのメモがどの段階のものなのかがすぐにわかって便利です。

mazec

【開発】
MetaMoJi Corporation
【価格】
1300円

本アプリは、複数の行や離れた行も書式をいつでも自由に変更できるので、ノートを見返しつつ発想を膨らませるのに便利。まさに、PDCAサイクルを回すのに最適なノートアプリなのです。

フォルダ機能も充実! メールの管理にも「Craft」を活用しよう

また、「Craft」ではフォルダ分けの機能が充実しているので、プロジェクトごとにフォルダを作っていきます。手書きを前提としたGoodNotes 5と異なるのは、基本的に“テキストアプリ”だということ。貼り付けた画像などに手書きしたりもしますが、あくまでも、テキストベースのノートとして便利なのです。なので、メールやチャットツール上の仕事のやりとりをコピペしてノート化する際にも使えます。

「GoodNotes 5」が主に手書きでノートを作成していく一方、「Craft」はテキスト入力をメインに利用します。そのため、頻繁に見返すメールなどをノート上に貼り付けて、フォルダ機能で管理する、といった使い方も考えられます。

メールを見返しながら進行する仕事であれば、いちいちメールボックスを確認するより、「Craft」でフォルダを作り、そのなかにノートとしてメールやチャットの文章を保存しておくほうが便利です。メールとは違い、追記もしやすいですから。


「Craft」はマルチプラットフォーム対応なため、iPadだけでなく、iPhone版(写真左)、Mac版(写真右)も利用可能。作成したノートはクラウド経由ですぐに同期されるので、シーンに合わせて使い分けられます。

本アプリはiPad、iPhone、Macとマルチプラットフォームに対応しており、データは瞬時に同期されます。2020年発表の比較的新しいアプリなので、「Craft」だけで完璧なノートを目指すより、まずは向いてそうな仕事を随時移行していく使い方がおすすめ。今後の発展が楽しみなアプリです。

テキストがベースのノートアプリなのでさまざまな仕事内容に応用可能です!

今回の美崎式まとめ

美しいノートを手軽に作れる「Craft」は仕事やプライベートの情報整理に最適

テキストベースのノートアプリだから重要なメールの閲覧にも活用できる

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著者プロフィール

美崎栄一郎

美崎栄一郎

ビジネス書作家・講演家・商品開発コンサルタント。『iPhoneバカ』『iPadバカ』などの著者。新刊『脱ムダ、損、残念! 今度こそ、やめる技術』(あさ出版)が発売中。

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