愛すべきものが途絶えてしまう事態と向き合い、それを守り続ける人がいるから維持されていることがある。
1948年から始まったポラロイドフィルムの生産が2008年に終了する際、多くのファンが生産続行を訴えたが、返ってきたのは「IMPOSSIBLE(不可能)」という答えだった。それにアゲインストするようにポラロイドの魅力的なカメラ、そしてインスタントカメラの歴史を守り続けたいという気持ちで立ち上がったのが、オランダの「IMPOSSIBLE PROJECT」というフィルムメーカーだった。たった3人のインディペンデントなカタチで始まった。