見た目は同じでも…
前モデル「ゴープロ・ヒーロー6(GoPro HERO6)」を購入して早一年。仕事用途だけでなく、P・O・Vマウントを使って移動中の様子を録画したり、町内の行事を記録したりと大活躍! すっかり常用ガジェットになりました。そんなゴープロに新モデルが登場。従来の問題点をクリアしていると聞いて、手に入れてみました。
見た目は前モデルとほとんど同じで、変化といえば、側面に「BLACK 7」のモデル名が入ったのと、ボディカラーがグレーから黒になったぐらい(スペックの異なるシルバーモデル、ホワイトモデルも同時発売)。しかし今モデルは、目には見えない進化がたっぷり詰まっていました。
まずは手ぶれ補正。これまでも手ブレを大きく軽減するビデオ安定化機能は搭載していましたが、たまにカクッと引っかかるように動きが止まったシーンが気になっていました。ところが最新の「HERO7」に搭載された「ハイパースムース」機能では、まるでジンバルを付けているように安定した映像に。ダイナミックレンジも広くなり、動画だけでなく写真の品質も向上しています。今までの映像と比べると段違いです。
内蔵マイクの音質も向上
また、内蔵マイクの性能改善もうれしいポイント。これまでの内蔵マイクは音がダメダメなうえ、操作ノイズなども拾ってしまうので、音声が重要な場合はマイクアダプタを介して外付けマイクで別録していました。ところが、本製品では内蔵マイクだけでそれなりの音質で録音できますし、操作ノイズもほとんど拾いません。
さらに良かったのが、「タイムワープ」機能。これは従来のタイムラプスビデオと「ハイパースムース」機能を掛け合わせたもの。これなら従来のタイムラプスビデオよりもスムースな映像が、実にお手軽に撮影できます。
気になるのは、「GoPro」アプリを使うとiPhoneで録画の様子をモニタできたり取り込んだりできますが、相変わらず4K/60フレームだと録画中のプレビューができなかったりと制約があるところ。この点は今後改善してほしいポイントの1つです。
形状や構造が同じなので今までのアクセサリもそのまま使えますし、ビデオ安定化やダイナミックレンジの向上、音質の改善など全体的にグレードアップしているので買い替えは大正解! ますます使う頻度が高くなるでしょう。
単体での防水機能
構造は前モデルとまったく一緒。バッテリやメモリカードスロットのある底部ドアやUSB Type-C/マイクロHDMIポートのある側面ドアを閉めておけば、単体でも水深10mまでの防水性能があります。
iPhoneでモニタリング
「GoPro」アプリをインストールすれば、映像のモニタリングから撮影した映像のプレビュー、本体設定の変更などあらゆる操作がiPhoneから行えるようになります。ライブ配信やSNSへの公開なども行えます。
[SPEC]
[アクションカメラ]Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K
【発売】GoPro
【Size】44.9(H)×62.3(W)×33(D)mm
【価格】5万3460円
【URL】https://jp.shop.gopro.com/APAC/cameras/hero7-black/CHDHX-701-master.html
【主なスペック】
【重量】115g【備考】バッテリ:交換式(1220mAhリチウムイオン)、記録メディア:microSDカード、液晶モニター:タッチパネル2インチ、インターフェイス:USB Type-C/マイクロHDMI、防水性能:10m、ネットワーク:Wi-Fi、Bluetooth
私が紹介します!
松山 茂
東京の下町・谷中に暮らすフリーライター。Leicaと猫が好物。