IoT時代の家庭の守護神!ネットワーク接続機器をこれ1台で丸ごと守る!「ウイルスバスター for Home Network」
【発売】トレンドマイクロ株式会社
新製品の魅力を写真でパシャリーtaken by Trend Micro
置き場所に悩まない
本体は机の上にサッと置けるコンパクトサイズ。置き場所に悩むことなく設置できる。
ケーブル1本でかんたん接続
難しい設定は必要なく、家庭にあるルータのイーサネットポートにケーブル1本で接続するだけ。
使いやすいアプリで確認
手持ちのスマートフォンから専用アプリを使って家庭のネットワークをいつでもどこでもチェック!
多様化するネットの危機
MF●「ウイルスバスター・フォー・ホームネットワーク(for Home Network、以下VBHN)」はアンチウイルスソフトではなく、家庭のネットワークに接続するハードウェアとして提供されています。製品が登場した背景やその狙いについて教えていただけませんでしょうか。
和田●国内では2016年頃より、パソコンやスマートフォン以外のデバイスにもインターネット経由での攻撃が増え始めてきました。特に最近はカメラなどもWi-Fi対応が進んでいますし、テレビや冷蔵庫といった家電もネットワーク対応が進んでいます。これらの機器にはアンチウイルスソフトを導入できないため、家庭内のネットワークの入り口を守るという発想から登場した製品となります。
MF●家庭で利用するルータ本体にセキュリティ機能を提供するというお考えはなかったのですか?
和田●実は2014年より、一部のルータに当社の技術をOEM提供しています。しかし、一般的なご家庭では、ルータを設置して一度ネットワーク環境を整えると、そのまま環境を維持したい方もおられると思います。VBHNであればケーブル1本ですでに使われている家庭のルータにつなぐだけで設置でき、家庭内のデバイスを守れるという大きなメリットがあります。
MF●最近ではIoT機器を攻撃する「ミライ(Mirai)」というマルウェアも話題になりましたね。
北村●2017年の9月にはミライの亜種も登場するなど猛威を振るっています。折しもスマートスピーカが一般家庭に普及してきたこともあり、アメリカではスマートスピーカの脆弱性を突いた侵入事例も報告されています。
MF?スマートスピーカに侵入されるとどうなるのですか? 具体的な実害をイメージできませんが。
北村●今のところ実際に被害が出たわけではありませんが、スピーカ内部の端末情報や設定情報を取得することで利用者の趣味趣向がわかってしまうというリスクは考えられます。
MF●それは恐ろしいですね。コンピュータ以外のデバイスが狙われているということについて、一般ユーザの意識は変わりつつあるのでしょうか?
林●ニュースで取り上げられることで、以前よりも認識は高まっていると思います。また、ネットフリックス(Netflix)などをテレビで視聴する利用者も増えていますので、量販店ではパソコンコーナーだけでなくテレビコーナーでもVBHNは販売されています。テレビ購入時に一緒に買われていかれる方も多いですね。
「家族」を守るセキュリティ
MF●VBHNを導入すれば、これまでのウイルスバスターのようなアンチウイルスソフトは不要になるのでしょうか?
和田●いえ、VBHNはあくまでも家庭内のセキュリティを向上させるものです。ノートパソコンを外に持ち出しての利用や、USBメモリなどで持ち込まれるマルウェアの駆除などには対応していません。コンピュータやスマートフォン、タブレットなどは従来と同じアンチウイルスソフト製品が有効です。
MF●なるほど、家の鍵を厳重にしたからといって、金庫のセキュリティはしなくてよいということにはなりませんね。では、家庭内のセキュリティならではの機能というのは何がありますか?
北村●通信の監視や侵入防御、不正なサイトへのアクセスをブロックといった一般的なセキュリティ機能に加えて、ホームネットワーク内に接続されているデバイスを検知して一覧表示し、強度の低いパスワードが設定されたデバイスがある場合は専用アプリで通知してくれます。
MF●専用アプリで可視化できるのはとても便利ですね。デバイスを利用する家族を登録できるのはなぜですか?
林?たとえば、Wi-Fiに対応したゲーム機をお子さまが利用している場合、あらかじめご家庭のルールを作成することでインターネットを利用できる時間帯や曜日を専用アプリから設定をすることができます。
MF●デバイス自体にお子さま向けの安心機能が設定できなくても、VBHNを導入すればアプリで一元管理できるのですね。
林●はい。これらの機能はお子さまがインターネットに触れることを一概に禁止するものではなく、家族全員が健全にネットワークを利用できるようにするために不可欠な機能と捉えています。親がお子さまを一方的に管理するのではなく、家族でコミュニケーションを取り、健全なネットワーク利用へと導くツールとしてお使いいただきたいです。
北村●セキュリティベンダーとして、最新のテクノロジーに合わせてすべてのデバイスを保護していくという考えに変わりはありませんが、今回の製品では“家族を守る”というメッセージを伝えていきたいと考えています。
ブラックのシンプルな本体
ウイルスバスター for Home Networkの本体はブラックで、背面に電源ポートとイーサネットポートがあるだけのシンプルな作り。大きさは、136.27(W)×110.99(D)× 32.2 (H)mm。家庭にあるWi-Fiルータにイーサネットケーブルで接続するだけで使える。初年度の価格は、端末代と1年間のサービス費用合わせて1万9224 円(税込)。次年度以降は、更新費用として年間6480円(税込)となっている。
外出先でも監視できる
ホームネットワーク内の監視状況は、クラウドを経由して専用アプリに通知される。新しいデバイスが接続されたり脅威の有無についてタイムラインとして表示され、自宅はもちろん外出先からでもチェックが可能だ。
すべてのデバイスが保護対象
自宅のルータに接続されたすべてのデバイスが保護の対象となる。Wi-FiアクセスポイントやWEBカメラはもちろん、スマートテレビや家庭用ゲーム機、AIスピーカやIoT機器も保護の対象となる。
ペアレンタル機能も備わる
専用アプリに家族のメンバー構成と使用するデバイスを登録しておくことで、子どものインターネット利用の時間帯を指定できる。また、アダルト/出会い/違法サイトのWEBフィルタリングやゾーニングをメンバーごとに行い、安全に利用できる。
Mac本体を守るには「ウイルスバスター クラウド」
インターネットから家庭に侵入するさまざまな脅威から保護してくれる「ウイルスバスター for Home Network」。しかし、MacBookやiPhoneなどをモバイル環境で利用する場合、保護の対象から外れてしまう。また、USBメモリ経由で感染するマルウェアの検知や駆除も対象外となってしまう。その場合は、従来と同じく「ウイルスバスター クラウド」の導入がおすすめだ。また、デジタルデバイスの操作に不慣れな家族がいる場合は、ウイルスバスター クラウドに加えて各種のデバイスの設定や操作を24時間365日サポートしてくれる「ウイルスバスター クラウド+デジタルライフサポート プレミアム」の導入が最適だ。