ローカルにある動画の安心感
最近は動画配信サービスが充実して便利になってきており、複数のサービスに加入しておけば、かなり多くのコンテンツをテレビやアップルTV、iOSデバイスで楽しめます。
そんな時代なので、動画ファイルを自分のMacに溜め込むというのは時代遅れかもしれません。それでも動画変換のニーズは存在していて、中でも有名なのが「ハンドブレーキ(Handbrake)」です。多種多様なフォーマットに対応して、これを高速に変換してくれます。
ハンドブレーキは、その高速さと機能の多さでほかを圧倒しています。マルチトラックオーディオやチャプター、サブタイトルも焼き付けることができますし、インターレース方式の映像もプログレッシブ方式に変換することで、液晶や有機ELディスプレイでも見やすくしてくれます。しかし、このハンドブレーキ、インターフェイスのとっつきにくさは、登場以来変わっていません。マニアックなパラメータを設定するためには仕方のないところなのですが、ここではチェックすべき設定項目を解説してみましょう。
HandBrakeが高速なワケ
HandBrakeの動画変換は高速であると述べましたが、これはマルチスレッドに最適化されているからです。左の図は、(1)がQuickTime Player、(2)がHandBrakeのプロセッサ使用率です。前者では使用率がスカスカなのに対し、後者はプロセッサをフルに使っているのです。