書類の内容を編集して名前を変えて別ファイルとして保存するつもりが、つい間違って上書き保存してしまった。誰にでも一度は経験があるはずです。
以前はバックアップを取っていないと保存前のファイルを復元できませんでしたが、現在のmacOSならバージョン機能があるので安心です。バージョン機能に対応しているソフトなら、こうした状況でも簡単に元の状態に戻せます。バージョン機能は作業中のファイルの差分を1時間おきに自動的に保存しておく機能です。
[ファイル]メニューから[保存]を選んでも差分が保存されます。ファイルを上書きしたとしても、いつでも好きな時点に戻れます。なお、バージョン機能に対応していないソフトで編集していたファイルでも、Time Machineバックアップしていれば以前の状態に戻せる可能性があります。
? バージョン機能を使って過去の状態に戻したいときは、[ファイル]メニューの[バージョンを戻す]から[すべてのバージョンをブラウズ]を選びましょう。
? ブラウズ画面に切り替わります。左側が現在の内容、右側がバージョン機能で記録された過去の内容です。[∧]や[∨]で切り替えたり、画面右端のタイムスケールを使って、元に戻したい時点の表示にして[復元]ボタンをクリックしましょう。