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制御構文の使い方をマスターしよう!?

著者: 吉田雷

制御構文の使い方をマスターしよう!?

[制御構文1]条件を指定してルートを追加! If文の使い方を覚えよう

●ifのフローチャート

プログラムは上から順番に実行されます。そのプログラムの中にif文を使った条件を追加すると、その条件を満たした場合(true)に実行される処理のルートが生まれます。条件を満たさない場合(false)はそのまま次のプログラムへ処理が流れます。

●波括弧の中を処理

この例では2つの定数に入っている整数同士を「==」を使って比較しています。左辺と右辺の値が同じ場合に「true」となり、「{}(波括弧、またはブレース)」の中のプログラムが処理されるのです。なお、比較演算子を使っているため、条件式で比較する値は同じ型である必要があります。

●falseの場合は処理されない

条件式「!=」は左辺と右辺が異なるときに「true」になるため、「{}」の処理には「違う」という旨を出力しています。結果は同じ値のため、「{}」内のプログラムは処理されず、「プログラム終了」とだけ表示されます。

 

[制御構文2]ifに「そうでなかったら」を追加! else文の使い方を覚えよう

●else文のフローチャート

if文にelse文を加えることで、条件を満たさなかったとき(false)にだけ実行する処理を追加することできます。たとえば、テストの点数を条件式で判定し、60点上であれば「合格」表示、60点未満であれば「不合格」を表示する、といったプログラムが書けます。

●if文に追加しよう

if文にelse文を加えたプログラムです。if文に書いた条件式は「==」なので、左辺と右辺の値が同じ場合にはtrueとなり、「同じ金額」が表示されます。例では2つの値が異なるため、falseとなり、「違う金額」を表示しています。

●複雑に書くのは控えよう

条件式で「等しくないこと」を判定した場合、左辺と右辺の値が等しかったときに「false」となります。しっかりとした目的がない場合、混乱を防ぐためにもif文に「等しい(true)」の処理、else文に「等しくない(false)」としましょう。

 

[制御構文3]複雑な条件をスッキリと! else If文の使い方を覚えよう

●else if文のフローチャート

else ifは、最初のif文が「false」と判定されたときに、改めて条件式で値を比較できます。else ifを使うことで、「if文の繰り返し」を防ぐことができます。

●ifの中にifを使うと…

if文の中にif文を書いたり、else文の中にif文を書くこともできますが、あまり書きすぎるとプログラムが読みにくくなってしまいます。

●else ifで読みやすく

If文をたくさん使ったプログラムを、else if文を使って書き直したのがこのプログラムです。上から順に、「等しいか」「どちらが大きいか」を判定しているため、プログラムを読んだときに処理がわかりやすいだけでなく、文字の量も少なくできました。