●ifのフローチャート
プログラムは上から順番に実行されます。そのプログラムの中にif文を使った条件を追加すると、その条件を満たした場合(true)に実行される処理のルートが生まれます。条件を満たさない場合(false)はそのまま次のプログラムへ処理が流れます。
●波括弧の中を処理
この例では2つの定数に入っている整数同士を「==」を使って比較しています。左辺と右辺の値が同じ場合に「true」となり、「{}(波括弧、またはブレース)」の中のプログラムが処理されるのです。なお、比較演算子を使っているため、条件式で比較する値は同じ型である必要があります。
●falseの場合は処理されない
条件式「!=」は左辺と右辺が異なるときに「true」になるため、「{}」の処理には「違う」という旨を出力しています。結果は同じ値のため、「{}」内のプログラムは処理されず、「プログラム終了」とだけ表示されます。
●else文のフローチャート
if文にelse文を加えることで、条件を満たさなかったとき(false)にだけ実行する処理を追加することできます。たとえば、テストの点数を条件式で判定し、60点上であれば「合格」表示、60点未満であれば「不合格」を表示する、といったプログラムが書けます。
●if文に追加しよう
if文にelse文を加えたプログラムです。if文に書いた条件式は「==」なので、左辺と右辺の値が同じ場合にはtrueとなり、「同じ金額」が表示されます。例では2つの値が異なるため、falseとなり、「違う金額」を表示しています。
●複雑に書くのは控えよう
条件式で「等しくないこと」を判定した場合、左辺と右辺の値が等しかったときに「false」となります。しっかりとした目的がない場合、混乱を防ぐためにもif文に「等しい(true)」の処理、else文に「等しくない(false)」としましょう。
●else if文のフローチャート
else ifは、最初のif文が「false」と判定されたときに、改めて条件式で値を比較できます。else ifを使うことで、「if文の繰り返し」を防ぐことができます。