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注目のiPhoneアクセサリ「PowerPort Qi 10」

著者: 松山茂

注目のiPhoneアクセサリ「PowerPort Qi 10」

安くて完成度が高い

高いお金を出してiPhoneを買った人は、できるだけ本体に傷がつけないように最大限努力するのではないでしょうか。液晶フィルムを貼ったりケースに入れたりして完全装備に一安心。そんなとき、つい気が緩んで充電のためライトニングコードをうっかり入れ損なってコネクタ周辺を傷つけてしまいます。

僕も新機種を手に入れるたびに大切に扱いますが、うっかり下部を傷つけると、もう本当に自分が嫌になってしまい、ひたすら反省の日々が続きます。コネクタ部分を傷つけない方法はないだろうか考えたところ、「もう二度とケーブルを使って充電しない」という究極の結論に至りました。でも、どうやって充電するかが問題。そんなとき、おおアップルよ、ありがとう。iPhone 8シリーズやXでついにワイヤレス充電に対応したではありませんか。

ワイヤレス充電器は実に多くの種類が出ていて、メーカーもまちまち。どれにしようか悩むとき、僕はアンカー(Anker)社の製品を使ってみることにしています。理由は簡単。価格がお手ごろにも関わらず、製品の完成度が素晴らしいから。今回購入した「PowerPort Qi 10」は、10W対応のプレミアムワイヤレス充電器という位置づけです。

LEDで充電状況を確認

側面にはぐるりとLEDが配置されています。時間経つとLEDが消えてしまうので、消灯後はiPhoneで充電具合を確認します。

LEDが見た目にグッド

iPhone Xを本製品上に置くと、小さな本体はほとんど隠れてしまいます。なんだかかわいいコースターみたいです。4つの各側面には、それぞれ3つずつLEDランプが付いていて、iPhoneの充電が開始すると青色に輝き、見た目がきれいでうっとりしてしまいます。しかし、充電が進むとLEDランプが消えてしまうので、iPhone側で充電具合を確かめなくてはなりません。この部分は改善する余地がありそうです。LEDを1個だけ充電中点滅させる、あるいは色を変化させるなどの機能があれば、もっと扱いやすいはず。

表面は滑り止め加工していて、一度置いたらズレにくいのも好印象。僕はこれまたアンカーさんの「カラパックス・タッチ(KARAPAX Touch)」という保護ケースをiPhoneに付けていますが、このケースはワイヤレス充電に対応しているため、付けたまま充電できて便利。これからケースを選ぶ際は、ワイヤレス充電対応であるかどうかも大事なチェックポイントになりそうです。

薄いから持ち運びもOK

本体は約7mmとの驚きの薄さ。持ち運びにもまったく苦にならないサイズ感なので、自宅とオフィス併用で使っても良さそうです。

microUSBポートを搭載

microUSBポートが1つ搭載されています。充電時には付属のmicroUSBケーブルを接続しますが、電源アダプタは付属していないので、iPhone付属の電源アダプタなどを使いましょう。

[SPEC]
Anker PowerPort Qi 10
【発売】アンカー・ジャパン
【サイズ】約7(H)×86(W)×86(D)mm
【価格】2499円
【URL】https://www.anker.com/jp/products/variant/PowerPort-Qi-10/A2513011

【主なスペック】
【重量】約63g 【備考】対応機種:iPhone X/8/8 Plus/Android(Qi対応機種)、出力:5V=1A/9V= 1.1A、入力:5V=2A/9V=1.8A

私が紹介します!
古田誠

愛称まこりん。FMおおつ代表、元毎日新聞記者。業界Macな会会員。