何をやってもロジカルで、洗練されていて、かっこいい今のApple。
もちろん、今でもAppleを愛しているけれど、なんだか心のウキウキが最近足りない…。
まだAppleが売れていない時代に、Appleの動きに一喜一憂したあの頃が懐かしい。
古くからのAppleを知る人ほど、そんな風に感じてしまうことが多いかもしれません。
そこでたまには昔の話を。シリーズ企画「あの頃のApple」第一弾は、「激レアのAppleグッズ」です。
今では物珍しい“林檎印”のアレコレを集めてみました。
記憶が定かではなく、いつどこで手に入れた何なのか? がわからないものが多数ですが、New Apple Fanは驚きの眼差しで、Old Apple Fanは笑顔かやや涙目で昔を振り返っていただければ。
味は未確認! 幻のApple Computerワイン
ラベルには「Special Thanks from Apple Japan,Inc 1993 Eire Ban」と。「Eire Ban」はぶどうの品種のようです。
▶︎コレクターのひとこと
“Apple Computer(現Apple Japan)に関わる品であることは間違いないのですが、入手したときの記憶がまったくありません。もしこのワインが、1993年に配られたものだとしたら、ジョン・スカリーのあとを受けて社長になったマイケル・スピンドラーの時代。Appleの業績がかなり悪化していて、身売り話が頻繁に出ていた頃…。どなたか同じ物を持っている方がいれば情報をください。ちなみに、ワインは未開封ですが、保存状態は非常に悪く、おそらく中身はもうワインと呼べるものではないでしょう。” (元編集部員)
金色に輝くベルトバックル
Apple IIの先進性に目をつけ、それを日本に紹介したApple Computerの日本総代理店・イーエスディラボラトリ(ESD)。当時、米国のフェアで販売されていたゴールドのベルトバックル。
これも本当の“Apple Watch”
ノベルティグッズやコレクションアイテムとして提供されていた、知る人ぞ知るAppleの時計。
▶︎コレクターのひとこと
“1995年に当時の最新OS「Mac OS 7.5」のプロモーション用に作られた時計だったと思います。レインボーロゴと、ポップな針のデザインがとてもステキで、個人的には今のApple Watchよりもデザインがいいと思います。”(元編集部員)
虹色の林檎の巨大ステッカー
Apple II購入者に配られたApple Computerのステッカー。サイズはなんと32cm×35cm。
▶︎コレクターのひとこと
“こんなに大きなステッカーは貴重です。当時、あまりに大きすぎて、貼る場所に悩んだことを覚えています。どうやらそのまま忘れていたようで、押入れから出てきました” (松木英一)
Apple勤続10年表彰を讃えるガラスオブジェ
高級感あふれるガラスオブジェは、勤続10年を表彰してApple社員に配られたもの。通常よりも光の反射性に優れた特別なガラスで作られており、強力なウォータージェットとコンピュータ制御されたミリングマシンがAppleロゴを正確にくり抜くために使われています。書類にはTim Cook CEOのサインも。
▶︎コレクターのひとこと
“とにかくガラスがキラキラと光る美しいガラスに、Appleの社員に対する愛情とものづくりへのこだわりを感じます。誰もAppleで働いたことがないのに、なぜ編集部にあるかは不明です。”(編集部)
“想いをカタチへ、夢を現実に”缶バッジ
“Give Your dreams a Chance”は、1997年頃にAppleが使っていた広告コピー。同名のVHSテープが一部のユーザに配られたこともあります。
あのマスコットが懐かしい“Moof ”ビール瓶
1996年に開催されたAppleのWWDC(世界開発者会議)で配布されたビール瓶。旧Mac OSのプリンタダイアログなどに登場した“Moof”(ムーフ)があしらわれています。
▶︎コレクターのひとこと
“その頃は毎年WWDCに足を運んでいました。当時のビアバッシュ(アップルキャンパスに移動して開かれたビアパーティ)で配布されたものです。私は普段お酒は飲まないのですが、このビール瓶はしっかりと持ち帰っていました。”(大谷和利)
純正オンラインサービスe-Worldのステッカー
Appleが1994年から1996年にかけて提供していたパソコン通信サービスのe-World。ニュースはニューススタンド、データベースは図書館、電子メールは郵便局と、各種サービスを建物に見立てたシムシティのようなGUIが特徴でした。
Porsche 935 K3 Apple Computer 1/43スケールのミニカー
1980年に開催されたル・マンの24時間耐久レースでApple ComputerがスポンサーとなったPorscheが疾走。このレーシングモデルをフジミ模型が精巧に再現。ホワイトカラーをベースとした6色のカラーリングが鮮やかです。
▶︎コレクターのひとこと
“ハーネス、ダクト、スイッチ類も妥協なく再現されています。この車が走る様子はYouTubeで今でも見ることができます。斬新なカラーリングがレース上で一際目立っていますので、ぜひご覧ください。”(松山茂)
Welcome to Macintoshバッジ
日本で開催されたこともあるMacの祭典「Macworld」で配られていたバッジ。“Welcome to Macintosh”の下には、「ふたりで行くと、もっと楽しい ふたりで触れると、もっと面白い」というコピーが。
キヤノン時代のクリアファイル
昔、キヤノン販売がApple製品の国内総代理店だったのは有名な話。そのときにノベルティとして配られたクリアファイル。Authorized Distributerとして、キヤノンのロゴが入っています。