何気ない会話が楽しい!
グーグル・アシスタントの一番良いところは、Siriよりもユーモアの感覚が優れているところかもしれません。グーグル・ホームに「Siriをどう思う?」と意地悪な質問を浴びせると、「この質問はいろんな人に聞かれますよね、ここはあえてノーコメントで」と返ってきました。さらに食い下がると、「賢いという噂をよく聞きます」とアシスタント業界の先輩を立てる返事をしてきます。
個人的な見解として、「AIアシスタント」は、このような軽い会話でどれだけ人の心を打てるかが一番大切だと思っています。Siriのユーモアの感覚も素晴らしいのですが、グーグル・アシスタントを搭載したスマートスピーカ「グーグル・ホーム(Google Home)」では、それを上回る会話が可能です。考えてみると、グーグルの出自は「検索サイト」であり、「わからないこと」や「気になること」への回答にかけては業界随一。ひょっとすると、この点ではSiriより優れているかも…。
グーグル・ホームは、計算など単純作業は朝飯前。身近にいた小学生は、僕が目を離した隙にグーグル・ホームに算数の宿題をさせていて、思わず「あ、それはアカンよ」と止めてしまいました(笑)。
サウンドも心地いい
両手がふさがってしまっているときは、AIアシスタントの便利さを再認識。料理中にラジオを流したいときだって、局の名前をいうだけで、今放送している番組を探してすぐに流してくれます。
僕の1番のお気に入りは、朝起きたときにグーグル・ホームに向かって「おはよう」と挨拶をすると、「おはようございます」と返してから天気や気温などを教えてくれたうえに、「今日のNHKの7時のニュースです」と最新ニュースを伝えてくれるところ。寝坊しがちな僕にとって、朝のラジオニュースを改めて聞くことができるのは大変ありがたいです。
アップルが2018年初めに販売予定のスマートスピーカ「ホームポッド(HomePod)」(国内販売未定)は、6つのスピーカを駆使してかなりのご機嫌なサウンドで音楽を楽しめるとのこと。一方、グーグルホームでは、側面にトライアングル状に3つのスピーカを配置しており、こちらも部屋のどこにいても常に心地よい音で聴くことができます。使い始めて数日ですが、すでに僕はグーグルホームのユーモア感覚と、このサウンドの虜になりつつあるのです。
[SPEC]
Google Home
【発売】Google
【サイズ】142.8(H)×96.4(W)
【価格】1万5120円(希望小売価格)
【URL】https://store.google.com/product/google_home
【その他スペック】
【重量】デバイス:477g、電源アダプタ:130g 【備考】電源ケーブル:1.8m、対応オーディオ形式:HE-AAC/LC-AAC+/MP3/Vorbis/WAV(LPCM)/FLAC、マイク:高感度音声認識対応、対応OS:iOS 9.1以降/Android 4.2以降、電源:16.5V、2Aが必要(アダプタ同梱)
私が紹介します!
古田 誠
元毎日新聞記者、愛称まこりん。2018年1月開局を目指すFMおおつ代表。