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気になる最新ガジェット3点

著者: 西山正一

気になる最新ガジェット3点

STORY Ⅱ@Adobe

【URL】http://www.adobe.com/jp/

西山正一 Nishiyama Shoichi

2001年にアドビ システムズに入社。WEB製作アプリやDTPアプリの製品担当を経て、現在はCreative Cloudのエンタープライズマーケティング部門を統括。新しいガジェット類にはすぐに飛びつくタイプ。食いしん坊でお酒呑み。

新しいiPhone Xの発表の夜、約2年間愛用しているiPhone 6sのスクリーンを割ってしまいました。これは11月発売のXではなく9月に発売のiPhone 8を購入せよというお告げなのかもしれません。iPhoneの買い替えだけでもかなりの出費になりますが、ここ最近ガジェッター心をくすぐる新アイテムが続々と登場しており、物欲を我慢するのに精一杯です。

まずはSpheroからリリースされた、スマホで操作可能なR2-D2のロボット。動きがとにかくリアルで、まるで映画から飛び出してきたかのようです。まだ購入はしていないものの、すでにアマゾンのカートに入ってまして、いつまで我慢できるか楽しみです。

次は360度カメラの新星「Insta360 One」。360度カメラはRicoh Thetaでかなり満足していたのですが、この製品はまるで映画マトリックスのブレットタイムのような、自分を中心にカメラがぐるっと回る動画が手軽に撮影できるのです。実際の撮影は、カメラに紐を結んでぐるぐる振り回しつつハイスピード撮影をする形となるので、呑み会での撮影ではかなりのテクニックが必要となりそうではありますが、アウトドアでの撮影では大活躍しそうです。

そして、ラトックシステム株式会社からリリースされたスマート家電コントローラの「REX-WFIREX2」です。これはWi-Fiを経由してスマホでコントロールできるマルチリモコンなのですが、うれしいのはプリセットで対応している家電の種類の豊富さと、温度、湿度、照度センサを内蔵していることから、いろいろな命令をこのリモコンのアプリ内だけで組めてしまうというところです。我が家で使用しているテレビもBD/HDDレコーダもエアコンもプリセットで対応済みで、さらにRoombaのロボット掃除機、ダイソンのパワーファン、デロンギのオイルヒーターなどの海外モノにも対応というのが素晴らしいです。

国産家電はIFTTT対応しているものもまだあまり多くないのですが、これ1台あれば「室温が28度を超えたらエアコンをつける」といった条件付けが簡単にできるので、愛犬や熱帯魚のための環境づくりが簡単にできそうです。僕は今、夏場はほぼエアコン付けっ放し状態なので、お財布にも優しくなりそうです。

この連載を始めてからほんの数ヵ月の間だけでも、このような新しいガジェットが数多く登場し、僕らの生活はますます便利になっていきます。iPhone Xがリリースされ半年も経てば、ARKitに対応した驚くほど便利なサービスが普及していることでしょう。一方で、すでに僕らの暮らしはインターネットやスマートフォンなしでは成り立たないほどになってきています。デジタルの力に頼らずとも生活できる知恵も鍛える必要があるなぁと、ネット環境の不自由な海外で、画面の割れたiPhoneで原稿を書きながらしみじみと思った次第です。