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「Macの買い方・売り方」の基本?

「Macの買い方・売り方」の基本?

【基本2】アップルストアでMacを購入する

購入前に実機をチェック! アップルストアへ行こう

アップルストアは、現在日本国内に7店舗、新宿伊勢丹内の「Apple Watch at Isetan Shinjuku」を含めると8店舗あります。幸運にも、直接訪れることができる範囲にアップルストアがあるなら、気になる製品を実際に操作したり、質感を確かめながらマシンを選べる店舗に足を運んでみませんか?

ショップスタッフに直接話を聞けるのも、実店舗ならでは。今まで知らなかったTipsが聞けるかも知れません。また、MacやiOSデバイスを購入した場合に初期設定や使い方をサポートしてくれる「パーソナルセットアップ」サービスが、アップル公式サイトと同様に受けられます。初めてMacを購入するというユーザでも安心です。

アップルストアは、アップル製品を販売するだけの場所ではありません。アップルストアのもう1つの顔ともいえるジーニアスバー(Genius Bar)は、主にハードウェアに問題が生じたときに相談できる対面式のサポート窓口です。その場で検証し、必要があれば修理の手続きも行えます。

さらに、「Apple IDとiCloud」や「ビデオ制作」、「プログラミング」といった基礎的な内容からクリエイティブなものまで、日々行われるさまざまなToday at Appleも、アップルストアの魅力の1つになっています。

なお、ジーニアスバーの利用やToday at Appleへの参加には、アップル公式サイトから事前に予約を入れることをお忘れなく!

ジーニアスバーの予約は、アップルのWEBサイト、またはiOSアプリ「Appleサポート」から予約できます。またアップル公認の正規サービスプロバイダへの持ち込み修理の予約も可能です。

 

日本国内のApple Store一覧

写真は日本でもっとも新しいアップルストア、Apple 表参道の様子。アップル製品の販売のほか、Today at Appleが開催されています。

日本国内のアップルストアは8店舗あります。なお、以前は北海道の札幌にもアップルストアが存在していましたが、2016年に撤退しています。

アップルストアと正規販売店

アップルの正規販売店は、アップルストアやアップル公式サイトだけではありません。家電量販店の中で、アップルストア風のアップルコーナーを見たことはありませんか? そうした販売店は、「アップルショップ」と呼ばれるアップル公認の販売店です。名前が似ているためややこしいのですが、アップルストアがアップルの直営店であるのに対し、アップルショップは量販店の中に設置された公認ショップとなります。

これとは別に「アップルプレミアムリセラー」と呼ばれるアップル認定の販売店も存在します。こちらは、独立店舗型の販売店という形態です。アップル製品に詳しいショップスタッフが常駐しているので、近くにアップルストアがない人にも頼れるショップになるでしょう。

これらの公式/認定販売店がアップルストアと大きく異なる点は、ジーニアスバーがないこと。つまり、持ち込み修理には対応していません。ジーニアス以外で公式に持ち込み修理を扱っているのは、プレミアムサービスプロバイダをはじめとした「正規サービスプロバイダ」です。正規サービスプロバイダは、アップルの公式サイトや「Appleサポート」アプリで検索できます。

アップルの公式サイトの「場所を検索」では、アップルストアやアップルショップが検索可能です。図は「銀座」というキーワードで検索した結果です。それぞれの店舗で取り扱っているアップル製品確認できます。またこの地図は、直接印刷することも可能です。

入っておくと安心アップルケア

アップル製品には、製品購入から1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の電話サポートサービスが組み込まれています。これらの保証やサービス期間を延長するプログラムが「アップルケアプラス(AppleCare+)」で、Mac向けのプランは「アップルケアプラス フォー Mac(AppleCare+ for Mac)」となります。以前からある「アップルケア プロテクション プラン(AppleCare Protection Plan)」を拡張するものとして、2017年の6月にスタートしました。

アップルケアプラスの加入で受けられるサービスは、前記のとおりハードウェアの製品保証と電話サポートの2つです。ハードウェアの製品保証は、初期不良や自然劣化等によってハードウェアに生じた不具合の修理サービスです。また、事故や過失による損傷については、規定のサービス料が発生します(下段の表)。電話サポートについては、ハードやソフトの設定やインストール、接続といったMacの基本的な使い方を電話やチャットで直接質問できます。

気をつけたいのは、アップルケアプラスへの加入時期です。製品購入時に追加するのが一般的ですが、対象製品の購入日から30日以内であれば、電話やオンラインでアップルケアプラスを追加可能です。その期間を過ぎると加入できないので要注意。なお、手持ちの製品が保証対象かどうかは、アップル公式サイトで確認できます。

マシンの保証状況を調べるには、https://checkcoverage.apple.com/jp/ja にアクセスし、調べたい製品のシリアル番号と表示されているコードを入力します。AppleCare+に加入できる期間を過ぎると「期間終了」と表示されます。

AppleCare+ for Macの料金一覧

【Today at Apple】

アップルストアで開催されているToday at Appleの情報は、アップル公式サイトのストアページや、Apple Storeアプリで確認、参加登録できます。また一部の正規販売店でも不定期にイベントが開催されることがあります。

【Apple ID】

Macの製品保証は、Apple IDと紐づいています。対象のMacまたはiOSデバイスでApple IDを使ってサインインすると、自動で「自分の製品」に登録され、https://appleid.apple.com/ で管理できます。