ノキアが日本に帰ってきた!
2008年に日本のモバイル市場から撤退したノキアが、9年ぶりに日本に戻ってきました。それも今度はデジタルヘルスケア分野で!
ノキアは、スタイリッシュなヘルスケア製品が人気のウィジングズ(Withings)を2016年に買収。今回はそのウィジングズの活動量計をノキアにリブランドして、「ノキア・スティール(Nokia Steel)」を発表しました。
スマートウォッチは多機能である一方、健康を管理したいだけの人にとっては機能過多でもあります。そこで、活動量計を使えば、手軽かつ比較的安価に日々の活動をスマートに記録できるようになるのです。
ただ、これまでの活動量計の多くは、スポーツウェアにしか似合わないようなリストバンド型だったり、ガジェット感満載だったり。一言で言えば「見栄えの悪い」製品ばかり。そういった製品がリリースされるたびに、「普段着やスーツにどう合わせろというのよ!」と毎度ツッコんでいました。
また、そこまでの不満はあらずとも、時計はアナログ派・丸型派などのこだわりを持った人は多いはず。そのこだわりを担保しつつ、日々の行動をiPhoneアプリに記録できる本製品は、それだけで存在価値があるというものです。
充電いらずのウェアラブル
デザインはシンプルなアナログ時計ですが、歩行やランニング、スイミングといった動きを自動で検知。管理アプリ「ヘルスメイト(Nokia Health Mate)」で一覧表示されます。睡眠も計測でき、専門家の協力のもとに新たに開発されたウェルネスプログラムで、睡眠データに合わせたアドバイスを受けることができます。とはいえ、「時計を身につけたまま寝る」という行為が私にはどうも馴染まず、数回で断念…。ただ、本製品にはアラーム機能が搭載されており、アプリで設定した時刻に8回の微弱な振動で起こしてくれるので、仮眠時に役立つでしょう。
最大の特徴は、ボタン電池で最長8カ月間使うことができ、充電が不要な点。充電ケーブルを忘れ、宿泊先で何度もアップルウォッチが黒画面化した経験がある私のようなタイプの人は、改めて充電不要のありがたみを感じます。
省電力な活動量計には、通知やSiriといった多機能さはありません。しかし、アナログ時計らしさを楽しみつつ、日々の運動や行動をお手頃価格でゆるく管理したい人にとっては、最適な製品といえるでしょう。
連係アプリも刷新
管理アプリ「Health Mate」もリニューアル。専門家監修のもと開発された8週間のプログラムでは、睡眠やシェイプアップなど、テーマに合わせてアドバイスを受けられます(一部近日公開)。
[SPEC]
【発売】Nokia
【価格】1万8230円
【URL】https://health.nokia.com/jp/ja/steel
【その他スペック】
【重量】約37g 【備考】対象機種:iPhone 4s~iPhone 7/7 Plus、iOS 7以降、接続:Bluetooth、防水:約50m、カラー:Black/White、製品構成:本体×1、インストールツール×1、CR2025ボタン電池×1、セットアップガイド×1
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らいら
ときめくデザインを愛するITライター/ITライフスタイリスト。@lyrahm