Macには「ホットコーナー」というものがあります。四隅にカーソルを移動させることで、あらかじめ設定しておいた操作を行うという機能です。たとえば、Launchpadや通知センターなどの表示、スクリーンセーバやディスプレイのスリープ、Mission Controlなどの動作を設定できます。
カーソルを四隅に移動させるだけという簡単な操作であるがゆえに、大変便利である反面、誤操作が起きやすいものでもあります。そこで今回は、修飾キーと組み合わせたときのみホットコーナーが機能するように設定してみましょう。
ホットコーナーの設定は、システム環境設定の[Mission Control]ないしは[デスクトップとスクリーンセーバ]の[スクリーンセーバ]タブから行います。
ホットコーナーの設定は、下の写真のように対応させる操作を選択するだけ、と非常にシンプルです。
一件、カスタマイズの余地がないように見えますが、各種修飾キー、つまり[コマンド]キー、[シフト]キー、[オプション]キー、[コントロール]キーのそれぞれを押しながら、または組み合わせて押しながら、ホットコーナーのプルダウンメニューを開いてみましょう。
下の写真は[コマンド]キーを押しながら開いた例です。[コマンド]キーを示すマークが操作に表示されているのがわかるでしょうか。こうすれば、指定の修飾キーを押しながらの場合のみ、ホットコーナーが機能するようになります。
最近ではマルチタッチジェスチャによるMission Controlなどの呼び出しが便利になりましたが、ホットコーナーはホットコーナーで便利に使えるものです。たとえば離席時にスクリーンセーバを起動させるなどしてスクリーンをロックしたいときなどには、非常に役立ちます。一度、設定を見直してみる価値があるのではないでしょうか。