ケースをしていても…
ディスプレイと同様、必ず毎日手に触れるのが、iPhoneのボディです。毎日欠かさず使うデバイスだからこそ、生活上のさまざまな汚れが付着して汚れてしまいますし、シールなどでデコレーションしていればその周辺部分が黒ずんでくることもあります。このような経年の汚れから、あなたのiPhoneもくたびれた姿になっているかもしれません。
また「自分はケースに入れているから大丈夫!」と思っている人も、ちょっと外して見てみましょう。ケースにはかならず隙間があるため、そこに汚れがたまっていることがよくあります。ケース跡だけでなく、飲み物がこぼれた痕があった…なんていう話も耳にします。iPhoneケースを利用している人も、ボディをピカピカに磨き上げておきましょう。
STEP 1 ぬるま湯を使って拭き掃除 落ちにくい汚れはエタノール
すべてのiPhoneに共通して使えるのは、布を使った拭き掃除です。ぬるま湯をごく軽く湿らせるか、落ちにくい汚れがある場合にはエタノール系のクリーニング液をマイクロファイバー素材のタオルに含ませて丁寧に磨いていきましょう。
STEP 2 ホームボタンの周りは綿棒を使って拭こう
ホームボタン周りも黒ずんだ汚れが目立ちます。特に物理的に押し込む構造になっているiPhone 7以外のモデルは、ホームボタンを乾いた綿棒で軽く押し込みながら、窪みに沿って拭いていくときれいになります。
背面カメラの掃除に注意!
iPhoneのガラス素材部分にはコーティングが施されています。ここにアセトン類など刺激の強い液体がかかってしまうと、皮膜が剥がれてしまう恐れがあり、非常に危険です。
また、研磨剤の入ったクリーニング液やメラミン樹脂などを使ってボディを磨くと、こちらも本体に傷がついたりコーティングが剥がれてしまう可能性があるので注意しましょう。
特に、背面カメラのガラス部分には光の反射を抑えるためのコーティングが施されているので、アルコール類での清掃は厳禁です。ディスプレイと同様にマイクロファイバー製の布などを使って丁寧に汚れを拭き取っていきましょう。
iPhoneのカメラ部分には特殊なコーティングが施されています。刺激の強いクリーニング材は避け、乾いたマイクロファイバー素材のタオルなどで丁寧に拭き取りましょう。
STEP 3 側面の音量ボタンやスリープボタンも忘れずに
ボディの側面にある音量ボタンやスリープボタンも、汚れが残りやすい箇所の1つです。ここも段差部分を軽く湿らせた綿棒などで拭いていくと、汚れも落ちるだけでなく、ボタンを押す動きもスムースになるでしょう。
STEP 4 iPhone 6以降のモデルは背面のカメラ周りも磨こう
iPhone 6以降の背面カメラは筐体から少しはみ出る形になっているので、レンズの周辺部分が汚れがちです。こういった部分をきれいにしておくのが、全体のくたびれた感をなくすポイントの1つです。
素材で異なるiPhoneケースのお手入れ方法
iPhoneを日頃ケースに入れているユーザの場合、iPhone自体ががすっかりきれいになっても、ケースが汚れたままではまたすぐに汚れてしまいます。せっかく掃除するのであれば、ケース自体のゴミや汚れをしっかり取り除いてからiPhoneに装着するようにしましょう。ここでは、プラスチックやシリコンなどの素材別に掃除のポイントを解説します。
(1)金属・プラスチック
iPhoneのボディと同じように、拭き掃除できれいにすることができます。クリーニング液を使った汚れ落しも可能ですが、プラスチック素材のケースの場合には成分によって変色したり、塗装が剥げてしまうこともあるので注意しましょう。
(2)シリコンなどのセミハード
iPhoneに吸い付くような特性をもつシリコン素材は、ぬるま湯などに浸けて洗うときれいになります。汚れがひどい場合には中性洗剤などを少し加えると落ちやすくなるので覚えておきましょう。洗ったあとは、乾いた布などを押し当てながら吸い取るように拭くときれいになります。
(3)革や布
革や布などは汚れが落ちにくい素材で、特に革の場合は水拭きの掃除ができません。経年変化を楽しむ側面もあるので、日頃からこまめにから拭きしながらメンテナンスするのがベターです。汚れがひどい場合には専用のクリーナーが販売されているので使ってみましょう。