ウイルスからMacを守り抜け
第三者機関によるテストでも高い実績のあるウイルス駆除ソフト。CPU負荷も少ないので、ストレスなく使えるのがオススメのポイントです。そのうえ、メールの送受信まで監視してくれるのもうれしいところ。唯一残念なのが、フィッシング対策機能はグーグル・クロームのみでの動作で、サファリに対応していないという点。別のフィッシング対策ソフトと組み合わせてMacを守りましょう。
Macを常時監視してくれるほか、指定したフォルダやボリュームをスキャンしたり、スケジュールを組んでフルスキャンするといったことができます。
シンプルに守るのがMac流
わかりやすくシンプルであることは、あらゆるソフトで重要なポイント。セキュリティソフトだって例外ではありません。その点、このソフトは、まるでツイッタークライアントソフトのようなスッキリとしたインターフェイスでウイルスからMacを守ってくれます。もちろんこちらも第三者機関のテストを高いレベルでクリアしているので安心です。怪しい挙動を察知して未知のウイルスも駆除してくれる「ヒューリスティック」分析も備えています。
スッキリとしたインターフェイスがクール。普段はメニューバーアイコンから監視のオン/オフを切り替えられるのも、使い勝手がよくオススメです。
Avira Free Antivirus for Mac
【発売】Avira Operations GmbH & Co. KG.
不正な侵入を無料で遮断
ネットワークを監視して不正な侵入経路を塞いでおくことも、Macの安全性を高めるのに有効な方法です。そのための「ファイアウォール」機能はmacOSにも備わっていますが、少々柔軟性に欠けるのが玉に瑕。たとえばブラックリストを作って侵入を防ぎたい、そんなニーズに応えられるのがこのソフトです。ほかにも、使わないサービスは通信を遮断することで、Macの安全性を高められます。
ややわかりにくさもありますが、このソフトを使えばサービスごとに柔軟な設定が可能になります。
詐欺サイトを徹底ブロック
自分は詐欺サイトに引っかからない、そんな過信は禁物です。巧妙に仕込まれたフィッシングサイトは、見た目だけで見抜くのはほぼ不可能に近く、いつ被害にあっても不思議ではありません。その対策としてもっとも有効なのはWEBブラウザにフィッシング対策用の機能拡張をインストールしておくことです。「Traffic Light」は、大手セキュリティソフトメーカーのビットディフェンダーが提供する無料のツール。サファリ、グーグル・クローム、ファイアフォックスと幅広いWEBブラウザに対応しているのが魅力です。
基本的に、インストールしてさえいれば複雑な設定は必要ありません。詐欺サイトを検知するとこのようにブロックしてくれます。
機密情報はヒント付きで暗号化しよう
顧客情報が記録されたファイルを、そのままMacに置いておくのに不安を感じたことはありませんか? Macにパスワードをかけて守ったとしても、なにかの拍子に盗み見られてしまう可能性もあり、機密性の高いファイルは二重の対策が必要です。そんなときに使えるのがこの暗号化ソフト。AES 256という強固な方式でデータを暗号化します。さらにパスワードのヒントを設定できるのも魅力で、しばらく経って自分がパスワードを忘れてしまったときの備えになります。
ヒントは入力してもしなくてもOKです。なお、ウィンドウズ版もあるため、セキュアなファイルのやりとりにも活用できます。
謎のポップアップ広告に悩んでませんか?
WEBブラウザなどに寄生して、ユーザの望まない広告を強制的に表示する「アドウェア」。ある日突然、変なポップアップウインドウが表示されるようになったという経験はないでしょうか。そんな煩わしいアドウェアをはじめ、不正な挙動をするマルウェア全般を検出して削除してくれるのがこのソフトです。アドウェアに悩まされている人はもちろん、そうでない人も一度スキャンをかけてみると、隠れた不正ソフトが見つかるかもしれませんよ。
基本的な使い方は、起動して虫眼鏡のボタンをクリックするだけ。発見したマルウェアをリストアップしてくれます。
Mac本体の盗難にも万全の対策を
ウイルスや情報漏えいからMacを守るのは大切ですが、Mac本体を盗難から守ることも重要です。特にノートブック型のMacは、ちょっと目を離したすきに簡単に持ち去られてしまう危険があります。そんな危険に備えてこのソフトをインストールしておけば、画面ロック中に電源アダプタを外そうとすると大きな警告音が鳴り響きます。なお、有料で携帯電話にショートメールを送ってくれる機能もありますが、日本ではうまく利用できないようです。
[Enable]をクリックするとオンです。この状態でアダプタが外れると警告音が鳴ります。