Beats Solo3 Wireless オンイヤーヘッドフォン
気分はライブ会場!
エアポッズが画期的なのはよくわかります。しかし私の周りでは、「落としそう」「見た目がちょっと…」といった不安の声があるのも事実。そこで、W1チップによる革新性は持ちつつ、従来のヘッドフォンのよさもキープできるのが、ビーツ・バイ・ドクタードレ(Beats by Dr. Dre)の新製品「ビーツ・ソロ3・ワイヤレス・オンイヤーヘッドフォン(以下、ソロ3)」です。
実は私、ワイヤレスイヤフォンには苦い思い出があります。その製品は、1度の充電で3時間しか使えないうえに、充電時間が同程度かかる仕様でした。「なくなれば充電すればいいや」と思いつつも、結局充電が面倒になり、使わなくなってしまったのです。
一方ソロ3ワイヤレスは、W1チップの効率的なバッテリ管理により、バッテリ持続時間が最大40時間と驚異的な長さ! 5分の充電で約3時間再生できる急速充電にも対応しました。購入して2週間が経ちましたが、まだ1度も充電せずに使えています。また、バッテリ残量がiPhoneの通知センターから簡単に確認できるのもうれしいところ。アイコンがソロ3のシルエットになっているのも芸が細かいです。
エアポッズと同じく、本体の電源を長押ししてiPhoneを近づけ、表示される接続ウインドウの[接続]ボタンをタップするだけ。 デバイスの切り替えも、切り替えたいデバイス上でソロ3を選択すればOK。従来のブルートゥースデバイスのような面倒な手順は一掃されました。有線イヤフォンの利便性に限りなく近づけ、ケーブルの煩わしさから開放させたい。そんな意気込みを感じます。
音はビーツらしく、ダイナミックで臨場感たっぷり。あるイベント内でソロ3を試着したSKE48のメンバーが「ライブに来ているみたい」とコメントしていましたが、確かに聴き続けているとライブに行きたくなるサウンドです。
デザインはソロ2(ビーツ・ソロ2・ワイヤレス・オンイヤーヘッドフォン)を引き継いでおり、ファッショナブルで男女問わず使えます。カラーはグロスホワイト、グロスブラック、シルバー、ゴールド、ローズゴールド、ブラックの6色。アップルストアスタッフによると、「ブラック系が一番人気。女性はローズゴールドがおすすめ」だそうですよ。 普段荷物の多い者としては、ヘッドバンドを折りたたみ、キャリングケースに入れてコンパクトに持ち運べる点も高ポイントでした。
ファッショナブルなデザイン、バッテリの持ちの長さ、そしてシンプルな操作設計。ビーツとエアポッズのいいとこどりをした、ちょっとズルいくらいのヘッドフォンです。
今秋発売のBeats 2製品もチェック!
Powerbeats3Wirelessイヤフォン
【発売】アップル
【価格】2万1384円
【URL】http://www.apple.com/jp/shop/accessories/all-accessories/beats
ワークアウトを別次元に進化させる
ワークアウトの機会が多い人には、スポーツ向けのワイヤレスイヤフォンが最適です。耳にぴったりとフィットするイヤーフック、使う人に合わせて柔軟に対応する複数サイズのイヤーチップにより、激しいワークアウトでもつけ心地は抜群。また、W1チップ搭載により、バッテリは最長12時間持続し、5分の充電で約1時間再生できる急速充電にも対応しました。
ペアリングもiPhoneのそばに近づけるだけで簡単です。カラーリングはホワイト、ショック・イエロー、フラッシュ・ブルー、ブラック、サイレン・レッドの5色を用意。「アップルウォッチナイキ+(Apple Watch Nike +)」とのコーディネートも楽しめるようになりました。価格は1万9800円(税別)、今秋発売予定です。
耐汗・防沫仕様で耐久性が高いため、激しい動きや悪天候にも耐えられる設計となっています。毎日のワークアウトから過酷なスポーツシーンまで、幅広く対応できるモデルです。
首周りのケーブルには調節用のクリップがついています。ケーブルが垂れて揺れるのが気になる場合は、首周りにぴったりとフィットさせて使うこともできます。
BeatsXイヤフォン
【発売】アップル
【価格】1万5984円
【URL】http://www.apple.com/jp/shop/accessories/all-accessories/beats
新たに生まれた万能イヤフォン
「W1チップ搭載のイヤフォンを使いたいけど、エアポッズはなくしそうで怖い」そんな不安があるなら、ビーツX(BeatsXイヤフォン)が最適です。 左右のヘッドはFlex-Formケーブルでつながっており、柔軟で快適なフィット感をもたらします。イヤーチップは4サイズ用意されているので安定性も抜群。バッテリは最長8時間持続し、5分の充電で約2時間の急速充電に対応します。いつでもビーツらしい臨場感あふれるサウンド体験が可能に。カラーはホワイトとブラックの2色。
まだ実物を試せていませんが、非常にバランスの良い製品に仕上がった印象です。にもかかわらず、価格は1万4800円(税別)と、W1チップ搭載モデルの中ではもっともリーズナブル。ワイヤレスイヤフォンデビューとしても最適です。今秋発売予定。
コンパクトなデザインのFlex-Formケーブルは、一日中身につけられる快適さと、ポケットサイズの持ち運びやすさを両立しました。曲操作の可能なコントローラにはマイクも内蔵されており、通話やSiriの起動が可能。
ヘッド部分のイヤーパッドはマグネット式。簡単にケーブルを巻いて持ち運べるほか、ポケットサイズのキャリングケースも用意されています。
私が試しました!
ITライター らいらさん
iPhone世代のITライター。日本の女性記者として初めて「WWDC」(2016)や「アップルスペシャルイベント」(2015~2016)を取材。