せっかくアップルデバイスを下取りや買い取りに出すのなら、少しでもいいから高い値段で売りたいですよね。ここでは、査定金額をアップさせるためのちょっとした工夫を紹介します。
売る前にやっておきたい5つのこと
1・デバイス全体を掃除しておこう
大手ショップに買い取りを申し込む場合には、事前に掃除しておくことをおすすめします。買い取りチェックのときに小さい傷や凹みなどが確認されますし、手垢やホコリまみれで渡すよりも、ピカピカな状態で買い取りに出すほうが良い印象を与えます。大手ショップの場合、担当するスタッフの個人差によって査定結果が変わる場合もあるので、デバイスをきれいに掃除してから手放したほうが、買い取りの際に減額される可能性が低くなるでしょう。
MacやiOSデバイスの掃除に適したクリーナなども販売されているので、買い取りの前に掃除するよう心がけましょう。
2・AppleCareに加入している場合はあらかじめ修理に出しておく
画面が割れているiPhoneなどは、そのまま売っても査定額が低かったり、最悪の場合買い取り自体を拒否されることがあります。かといって修理代金がかさんで見積り金額を超えてしまい、結果的に赤字になるのは避けたいところです。そんなときにアップルケアやキャリアの保証サービスなどに加入していれば、安価で修理できる場合があります。トラブルを抱えたままのMacでも同じです。故障箇所はできるだけ修理した状態で下取りや買い取りに出しましょう。
売却したいiPhoneの画面が割れている場合、あらかじめアップルケアなどを利用して故障箇所を修理しておくとよいでしょう。
3・シールやステッカーは剥がしておこう
MacやiPhoneにシールやステッカーを貼っている人をよく見かけます。しかし、このシールやステッカーも、買い取る側から見れば単なる汚れとして見なされてしまいます。掃除するのと同じように、シールやステッカーはあらかじめ剥がしておきましょう。剥がした跡もクリーナなどできれいに掃除するのを忘れずに。
シールやステッカーは、大手ショップから見れば汚れの一部です。買い取りに出す前にきれいに剥がしておきましょう。
4・購入時の状態にリセットしておこう
直接金額とは関係ありませんが、アップルRenewプログラムでも大手ショップの買い取りでも、売却したいデバイスはあらかじめ初期化した状態にしてから手放しましょう。データや設定が残ったまま渡すのは、セキュリティ面からしてもやってはいけないこと。Macを売却する場合もしっかりとストレージを初期化して下取りや買い取りに出しましょう。
Macを買い取りに出す場合、「OS Xユーティリティ」でストレージを初期化して、OSを再インストールをしておきましょう。
5・売る時期やキャンペーンを把握しよう
大手ショップの買い取り金額は時期によって異なります。通常、そのデバイスが販売した直後が1番高く、次のモデルが出ると徐々に価格が下がります。また、キャリアでも独自のキャンペーンを行っており、新モデルへの機種変更を勧めるケースもあります。こうしたキャンペーンを把握しておくと、より高額での売却が可能です。
ソフマップやじゃんぱらでも、定期的に買い取りキャンペーンを行っているので、売却するタイミングを逃さないようにしましょう。
普段からやっておきたい5つのこと
1・保護シールやケースを付けて本体を傷から防ごう
大手ショップの買い取りは、買い取ったデバイスを再販することが目的なので、美品であればあるだけ買い取り価格が上限価格に近づきます。逆に、傷や汚れが多いと査定額が下がってしまうのが一般的です。できるだけ高値で買い取ってもらうためにも、普段から傷をつけないように配慮しましょう。持ち歩く機会の多いMacBookシリーズならケースやカバーを付けたり、キーボードやトラックパッドのテカリを抑えるためのキーボードカバー、シールなどがおすすめです。iPhoneやiPadの場合は、本体を守るケースやカバーだけでなく、スクリーンを保護するシートを貼っておくとよいでしょう。
将来的に下取りや買い取りを考えている場合は、ケースなどを着用し、iPhoneやiPadに傷をつけないようにしましょう。
moshi Clearguard MK [JIS]
【発売元】MJSOFT 【価格】3240円
【URL】http://www.moshi-shop.jp/products/html-clearguard-mk.html
Macのキーボードのテカリも減額の対象となる場合があります。キーボードカバーをつければ、新品に近い状態で将来的に買い取りに出せます。
2・自分でカスタマイズした場合はオリジナルの状態に戻しておこう
最近のMacはメモリもストレージも基板に直付けなので、ユーザがあとから増設したりできません。しかし、以前のモデルではユーザサイドでメモリを増設したり、ハードディスクを交換できるものもありました。自分でデバイスをカスタマイズした場合は、ユーザ側で行った改造とみなされて下取り金額や買い取り価格が下がる場合があります。メモリやハードディスクを取り替えた場合は、元に戻しておきましょう。iPhoneやiPadのガラスが割れた場合、アップルの正規修理ではなく非正規の修理店でもガラス交換を行えますが、正規修理以外を行った場合は改造にあたるので注意が必要です。
アップルの公式WEBページに記載されている利用規約にも、MacやiPhone、iPadが改造されている場合、リサイクルプログラムの提供ができない旨が明記されています。
アップルによるiPhoneの画面の修理代金です。非正規修理店で修理するのではなく、正規ルートで修理を依頼したほうが、下取りに出すときも心配ありません。
3・水濡れや湿気に注意しよう
MacやiOSデバイスは、電子部品を使った製品なので、湿気や水分に非常に弱く、水没しなくても湿気で内部に水滴が発生すると、ショートして壊れてしまいます。iPhoneやiPadには内部に液体浸入インジケータが貼ってあり、このインジケータが反応していると、下取りや買い取りが不可になるケースも多く見られます。
iPhoneやiPadは湿気や水分に非常に弱い性質を持っています。買い取り不可にならないよう水気のある場所での利用は避けましょう。
4・領収書や保証書は捨てずに残しておこう
大手ショップへ買い取りに出す場合、そのデバイスの保証期間が残っていると評価額がアップする場合があります。購入時期や購入価格、モデル名を知るうえでも領収書や保証書は重要です。デバイスを購入したときは、領収書や保証書は捨てずに保管しておきましょう。
捨ててしまいがちな保証書や領収書ですが、大手ショップの場合、保証書が残っていると買い取り金額がアップする可能性があります。
5・付属品や元箱は保管しておこう
アップルRenewプログラムを利用する場合は心配ありませんが、大手ショップなどの買い取りは、付属品の有無が査定額の大きな減額につながります。将来的に中古ショップでの買い取りを想定しているのならば、元箱は捨てずに、付属品もなるべく紛失しないように自宅でキープしておきましょう。
大手ショップでは、元箱や付属品の有無が非常に重要です。下取りの際に大きな減額にならないよう、これらはすべて残しておきましょう。