「アップルRenewプログラム」には2種類の方法があります。アップルストア直営店にデバイスを持って行ってもいいですし、自宅からオンラインで申し込むこともできちゃいます。でも、WEBサイトを眺めているだけでは詳しい内容がイマイチよくわかりません…。そこで、まずはプログラムの内容を紹介しながら、具体的な手順を解説していきましょう。
目的はリサイクル
毎年次々と新しいアップル製品が発表される中、使い終わったデバイスを自宅で持て余してしまっている人は多いのではないでしょうか。使わなくなったデバイスを手放すときに売却を希望する場合、大手ショップや通信キャリアに買い取りや下取りを申し込むのが一般的な方法でした。
そんな中、アップルが独自の下取り/リサイクルサービスである「アップルRenewプログラム」をスタートさせました。このプログラムをうまく活用すれば、これまでより簡単にアップル製品を売却することができます。
まず理解しておきたいのが、アップルRenewプログラムは、使い終えたデバイスを回収してリサイクルするのが目的です。ソフマップなど買い取りを行っているショップとは異なり、下取りしたデバイスは再販しません。デバイスはすべて分解され、リサイクルされます。
買い取りとは異なる
アップルRenewプログラムを利用する場合、アップルストア直営店に持ち込むか、オンラインで申し込むかの2通りが選べます。これらは下取りの手順がそれぞれ異なるので、申し込む際には注意が必要です。また、アップルRenewプログラムの下取りは、20歳以上でなければ利用できません。これは直営店とオンラインで共通です。
アップルストア直営店に行って直接下取りを申し込む場合は、その場で新しいiPhoneやiPad、アップルウォッチを購入することが前提になります。その際に不要になったiPhoneやiPadを下取ってもらい、その代金を支払いの一部に充てられます。
一方、オンラインで申し込む場合は、アップル公式WEBサイトのリンクからパートナー会社である「ブライトスター(Brightstar)」のオンラインフォームを利用して下取りを申し込みます。下取り対象のデバイスを指定の住所に送り、査定終了後に下取り金額がチャージされた「アップルストアギフトカード」がメールで届く手順です。このギフトカードは近くのアップルストア直営店やオンライン上で利用可能です。直営店が近くにない人でも自宅から申し込めるので、すぐにでも使わなくなったiPhoneやiPadを下取りに出すことができます。また、Macや他社製のスマートフォン、ウィンドウズパソコンを下取りに出せるのもメリットの1つです。
iPodはアップルRenewプログラムの対象外ですが、不要になったiPodをアップルストア直営店に持って行くと、その場でiPodナノもしくはiPodタッチを10%割引で購入できます。ただし、iPodシャッフルは持ち込み対象外です。
アップルストア直営店で売るメリット
【その1】その場で新しいデバイスにグレードアップできる
【その2】不明な点をアップルストアのスタッフが丁寧に解説してくれる
【その3】希望ならパーソナルセットアップまでしてくれる
【その4】キャリア版のiPhone、iPadにも機種変更できる
アップルストアオンラインで売るメリット
【その1】直営店まで持って行く必要がない
【その2】下取り金額の見積りができる
【その3】配送キットが送られてくるのでデータを消去してアップル製品を返送するだけ
【その4】Macや他社製のスマートフォン、ウィンドウズPCも下取りに出せる