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既成概念を捨てて使ってみよう

超機能ノート「GEMBA Note」は仕事のゲンバの強いミカタ

著者: Mac Fan編集部

超機能ノート「GEMBA Note」は仕事のゲンバの強いミカタ

驚くほどすごいノート

最近のアプリはつまらない。ときどき、そう感じる。確かに“よくできた”ものは多いのだが、私たちの概念を一変させ、思わず人に話さずにはいられない、そんなアプリが少ない。アップルファンとしては、ユーザにただ迎合するのではなく、ときにはThink different.でクレイジーなアプリとの出会いをいつも待ち望んでいる。

2015年12月、そんなアプリが久々に日本から登場した。名前は「ゲンバノート」(GEMBA Note)」。開発したのは「一太郎」の生みの親としても知られる浮川和宣氏・浮川初子氏率いるメタモジ(MetaMoJi)だ。メタモジといえば、手書き入力の「マゼック(mazec)」やグループコミュニケーションアプリの「メタモジシェア(MetaMoJi Share)」、手書きノートの「メタモジノート(MetaMoJi Note)」が有名だ。同社アプリの魅力は人々が抱える問題を真摯に捉え、それを新しい視点からITの力で解決しようとする「ビジョン」と、それを実現するための高い「開発力・技術力」にあるといっていい。ゲンバノートは、まさしくそれを具現化したアプリだ。

最初に1つだけいっておきたい。このアプリは、あらゆる人に“とっつきやすい”アプリではない。旺盛な開発意欲とは裏腹に機能を絞ってリリースしてきたのがこれまでのメタモジのアプリだとすれば、こちらはノートアプリに求められる機能を全力開発でふんだんに盛り込んだアプリ。あまりに多機能過ぎて、最初は圧倒されるに違いない。

だが、なぜ多機能なのか。それは説明がつく。ゲンバノートはアプリ名が示すように、“ゲンバで使うこと”を第一に考えられているからだ。本誌を良くお読みの方はご存じのとおり、今ではiPhoneやiPadはオフィスワークのみならず、あらゆる仕事の現場に入り込んでいる。そして、そこでのITの使われ方はワードやエクセルに代表されるような定格的なものではなく、もっと直感的で、それぞれの職種・業態にマッチした具体的なものが相応しい。

たとえば工事現場がそうだ。図面の閲覧や指示書の作成、施主との会議内容、施工現場での写真等々、現場の人はノートにあらゆることを記録するが、それをすんなりとノートアプリに置き換えるのは難しい。既存のアプリでは、現場ワークに常に何かが足りないのだ。そこで、あらゆる現場に対応する究極のノートアプリというお題を課し、出来上がったのがゲンバノートであり、それが多機能ではなくてはならない理由だ。

ゲンバを変える人へ

ゲンバノートは普通のノートアプリと違い、「日付」でノートを管理できる。昨日のメモ、○月○日の打合せ内容…等々、すべての情報が日付でまとめられているほうが自然に情報を管理できるのではないか。そして、そこにカレンダーを貼り付けたり、To Doや表計算を入れたり、手書きをしたり、写真を貼り付けたり、音声録音を入れたりして情報を一元管理できる。また、PDFを貼り付ければ、ノート上でページをぱらぱらとめくることもできるし、見積書や交通費精算といったビジネスフォームの作成も可能だ。それは手帳のリフィルを自分の仕事に合うように自由にカスタマイズできる感覚に似ていて、なおかつデジタルならではの恩恵を最大限に得られる。

冷静に考えてみてほしい。仕事の現場に求められるノートとは何か。現状はノートアプリに加え、さまざまなアプリを切り替えて使っている状況だ。データは一元管理できておらず、情報を俯瞰して見ることも難しい。それに、いちいちアプリを切り替えるのは面倒だ。(高度な多機能)×(時間管理)×(自由と定型)×(カスタマイズ)がゲンバノートのタグライン。自分の仕事を見直し、スマートデバイスが本当に活かされているか、もっと効率的かつ効果的な使い方はないのか、常にそう考える感度の高い人にこそまずは使ってみてほしい。そしてその価値に気づいたら、あとは意気揚々に周りを変えていってほしい。

GEMBA Note

現場ワークで何が求められているかを考え尽くした超機能ノートの「ゲンバノート」。究極のカスタマイズを実現し、アプリを切り替えることなく、自分のしたい作業を1つに集約できる。

【News Eye】

ゲンバノートは、現在試用β(ベータ)版が利用できる。申し込みは、WEBサイト(【URL】 https://product.metamoji.com/gemba/gembanote/trialbeta/index.html)より。価格は未定、法人版ならびにウィンドウズ版も開発中。