【ここが新しい!!】
??書いているEメールを画面下にスライド
??複数のスレッドはタブで切り替え
??イベントの詳細をワンクリックでカレンダーに追加
??未登録のアドレスを連絡先に追加
??メールをスワイプで管理
細かな点でたくさんの改良
OS Xの「メール」は、サファリと並んで、もっとも多くの人が日常的に利用するソフトだろう。エルキャピタンではいくつかの改良が加えられ、より使い勝手が向上している。
まず、1つはフルスクリーン対応の改善だ。書きかけのメールを画面の一番下にスライドさせることができるようになる。そのため、フルスクリーン時でも、受信ボックスにすぐにアクセスでき、複数のメッセージの間でテキストや添付ファイルを手間なくコピーすることが可能だ。また、複数のスレッドを扱っているときは、簡単に使えるタブでそれらを切り替えることができるようになっている。
次に、iOSライクの操作性が加えられたのがトピックだ。受信箱からメールを選択し、トラックパッドでフリックやスワイプ操作を行うと、メールの削除や未読/既読のフラグ変更が可能にもなるため、Eメールを一段とすばやくやりとりできるようになる。
最後にもっとも注目したいのは、「プロアクティブ」と呼ばれる先読み機能。たとえば、知人からディナーの誘いをメールで受けたとき、○月○日○時と書いてあるような部分をクリックするだけで、それがワンクリックでOS X標準ソフトの「カレンダー」に追加できる。また、もし「連絡先」ソフトに入っていない人からメールを届いたときは、その人物をワンクリックで「連絡先」に登録可能。さらに、相手側の情報が変わった際も教えてくれる。
これまで、こうした作業はそれぞれのソフトを開いていちいち登録しなければならなかったが、その必要性がなくなるため、より快適になるだろう。
●書きかけが下にスライド
フルスクリーン時に書きかけのメールがあるとそれが画面を占有してしまっていた。エルキャピタンでは画面の一番下に収納できるため、受信ボックスにすぐにアクセスできる。
(1)フルスクリーンでメールを書いている。
(2)クリックで画面の下に書きかけのメールが移動。
(3)他メールから写真を選び、書きかけのメールの上に。
(4)写真を簡単にドラッグ&ドロップできる。