iPhoneには、友だちや家族などの個人情報が詰っている。仕事で使っていればなおさらだ。iOSでは、アクティベート時にパスコードロックの設定を求められるが、iPhone 5s、iPhone 6シリーズ、そして新登場のiPhone 6sシリーズではより安全性と利便性を両立するタッチIDによる指紋認証を利用可能だ。
なお、タッチID非搭載のiOSデバイスでは簡単なパスコードをオフにして、長いパスコードの利用をおすすめする。
さらに、間違ったパスコードを10回入力すると、iPhoneをリセットするデータ消去のオプションもある。ビジネス利用しているiPhoneなど、データが盗まれるよりは消滅したほうがいいという場合はオンにしよう。
(1)自動ロック
iPhoneの自動ロックは、いわばMacのスリープに相当する。「設定」アプリの[一般]で、バッテリの節約という意味でも[自動ロック]を有効にしよう。
(2)指紋を追加
タッチIDで認証できる指を増やすには、「設定」アプリの[Touch IDとパスコード]を開いてパスコードを入力し、[指紋を追加]をタップする。
(3)指をタッチ
指紋イメージが表示されるので、タッチIDセンサに指をずらしながらタッチしよう。
(4)複雑なパスコードにする
さらに安全性を高めたい場合は、[パスコードを変更]をタップして、新しいパスコード画面[パスコードオプション]をタップ、[カスタムの英数字コード]を選ぶと英字を含んだ複雑なパスコードを設定できる。
(5)データを消去
[Touch IDとパスコード]の一番下にある[データの消去]を入にすると、10回連続でパスコードを間違えるとiPhoneのすべてのデータが削除されるようになる。