触ればわかる、その進化
カタチこそ大きく変わらないのに、ここまでワクワクする新しさを毎回もたらしてくれるのはiPhone以外にはない。新しいiPhone 6s/6sプラスは、4.7インチ/5.5インチというディスプレイサイズおよび外観デザインはそのままに、より頑丈なアルミニウム素材、A9チップ、1200万画素のカメラ、「ライブフォト」と呼ばれる写真撮影機能、4K撮影、高速なLTE&Wi-Fi、そして指の押す力を感知する3Dタッチ機能などを搭載し、まったく新しい、かつ再び時代を先取りするiPhoneとしてリリースされた。
本体はシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色に、新たにローズゴールドが加わった4色のラインアップ。ボディの素材は、航空宇宙産業でも使われる7000シリーズのアルミ合金に変更されており、強度が高まっている。本体の形状はiPhone 6/6プラスと同様だが、サイズは0.1~0.2ミリ、重量は6sが14グラム、6sプラスが20グラム重い。これは3Dタッチを実現するために新しいセンサが搭載されたことなどが理由と見られているが、実際に手に持って区別できる人はほとんどいないだろう。
ストレージはそれぞれ16GB、64GB、128GBの3タイプ。9月12日から予約がスタート、9月25日からアップルストア直営店およびオンラインストア、各社通信キャリアの販売店、家電量販店などで販売されている。通信キャリアに紐付いたSIMロック版、およびSIMフリー版が用意されているが、詳しい料金プランに関しては90ページを参照してほしい。
2007年6月に米国で発売開始された初代iPhoneから数えると、これで9世代目となる。「s」が付けられる製品はマイナーチェンジ版、そのように捉える人がまだいるかもしれないが、それは大きな誤解だ。「唯一変わったのは、そのすべて」というキャッチフレーズが示すように、iPhone 6s/6sプラスは歴史上もっとも売れたスマートフォンであるiPhone 6シリーズを凌駕する、とてつもない技術と性能を内部に秘めている。
●本体カラーにマッチしたドック
iPhone 6s/6sプラスの充電や同期が行えるアップル純正の「Lightning Dock」がリリースされた。本体カラーにマッチした4色展開で、背面にはヘッドフォン出力が搭載されている。価格は5800円(税別)。