常駐ソフトの例として挙げられるのが、メニューバーに表示されているシステム標準以外のアイコン群だ。メニューバーにアイコンを表示するソフトの多くはドックに表示されないが、もしこうしたソフトが操作不能になり、それが原因で動作が遅くなったりしたときはどうしたらいいだろうか。
そんな状況で利用できるソフトが、OS X標準の「アクティビティモニタ」というソフトだ。[ユーティリティ]フォルダの中に格納されている。
アクティビティモニタを開くと次のような画面になる。ここで、応答がないものやメモリを不自然に浪費しているものを見つけたら、それを終了(または強制終了)させよう。
ダイアログボックスが出てくるので「終了」をクリックすれば、選択したプロセスを終了できる。メニューバーに出ているアイコンが消えたのを確認しよう。
ただし、アクティビティモニタによる強制終了には注意が必要だ。まず、[ユーザ]欄に「root」など自分以外のユーザ名が表示されているときは、むやみに強制終了させないほうがいい。終了させたためにいっそう調子が悪くなることもあるのだ。
Macが不調なときは、面倒でも再起動やログアウトを試みたほうが安全なのは間違いない。[プロセス名]欄で自分が把握できたソフトでなければ終了させないほうがいいだろう。