Macでペーパーレス環境を実現するなら標準アプリケーションの「プレビュー」を利用するのがお勧め。プレビューにはPDFに注釈を付ける機能があるので、これを利用すれば手軽にペーパーレス環境が作れるのだ。
【注釈の使用法】
1.チェックを入れたいファイルをプレビューで開く。
2.上部メニューの[注釈]のボタンを押すと、注釈用のツールボックスが表示される。
3.チェックを入れたい内容に合わせて、矢印を入れたり、文章をマークする。
4.ファイルを保存してメールなどで送信する。
【注釈の活用法】
・矢印や囲みを入れる。
ツールボックスの「→」もしくは「◯」や「□」を選択することで文章内に記号を入力できる。矢印の向きや太さ色などは、矢印を選択したときに表示される、[インスペクタ]で変更可能だ。また、「Aa」アイコンをクリックすると、文字を入力することができる。記号の入力と合わせて、文章の校正などで赤入れする場合に便利だ。
・文字を修飾する
文章を蛍光ペンのようにマークするには「A」が黄色で囲まれているアイコンをクリックしてから文章を選択しよう。文章を消す指示などで使用する、取消線は「A」に赤線で横棒が引かれたアイコン、アンダーラインは「A」の下に赤線が引かれているアイコンだ。いずれも、[インスペクタ]や[フォントパネル]色を変えることができる。一度書いた線を消したい場合には、もういちど線を選択すればよい。特定の文章を強調したい場合に使えるほか、お店のPOPを作るといった目的にも活用できるだろう。
・詳細な注釈を入れる
赤入れの際に詳細な文章を入れたい場合には、「!」マークのアイコンをクリックすると、文章の欄外にコメント欄を作ることができる。1つの文章に複数のコメントを入れる場合には、コメントごとに色を変えると使いやすい。
・WEBページや文章内のリンクを作る
クリップの形をしたアイコンを使うと、URLへのリンクを作成したり、文書内の別な箇所へのリンクを作れる。詳しくは「ここ参照」など、読む相手に外部資料を見せたい場合や、別なページを読ませたい場合に有効だ。