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フランスから、おしゃれなヘッドフォンが上陸

著者: Mac Fan編集部

フランスから、おしゃれなヘッドフォンが上陸

フランスに本拠を置くメーカー「パロット」。iOS機器で操作ができるラジコンヘリ「AR.Drone」を発売する会社として記憶している人もいるだろう。同社は携帯デバイス向けの機器を開発するメーカーで、AR.Drone以外にもiPhone向けのスピーカやフォトフレームなどを日本国内で販売している。このパロットが「Parrot Zik」というヘッドフォンが発売すると発表した。

Parrot Zikは建築やプロダクトデザインで活躍するデザイナー、スタルク・フィリップ氏によるシンプルでシックなデザインを採用した製品だ。ブルートゥースによるワイヤレス接続に対応しているほか、マイクを内蔵しているのでヘッドセットとしても活用できる。ノイズキャンセリング機能も搭載しており、電車内など騒音が大きい場所でも快適に音楽を楽しめる。

と、ここまではほかのヘッドフォンにもある特徴だ。Parrot Zikの面白いところはその操作性にある。ワイヤレスヘッドフォンの場合、再生機をコントロールするためのボタン類がケーブルかイヤーカップ部分に搭載されていることがほとんどだが、この製品の場合は右イヤーカップの外側に搭載されたタッチセンサで操作する仕組みを採用している。タッチセンサ部分を左右に指を滑らせれば曲のスキップが、上下に指を滑らせれば音量の調整ができる。また、ヘッドフォンの着脱を検知し自動的に音楽の一時停止、再生をしてくれる。

また、ヘッドフォンとしては初めてiOSアプリに操作に対応。Parrot Zikには音楽を左右からではなく斜め前方から聴こえるように音場を配置する「パロット・コンサートホール」という機能があるが、この効果の設定や(プリセット/カスタム)イコライザの調整、ノイズキャンセリングのオン/オフなどがアプリから実行可能だ。

このほか、現在iPhoneやiPodタッチなどでは利用できないが、NFCを利用したブルートゥースのペアリング機能にも対応している。

説明会の会場で実際に音楽を聴いたり、iPhoneアプリによる操作を試してみたが、ノイズキャンセリング機能は強力で、オンになっていると隣で説明をしてくれている広報の方の説明がまったく聞こえなくなるほど。タッチセンサによる操作も快適だった(音質や効果については現在最終調整中ということ評価は控える)。

Parrot Zikは7月発売予定で、価格は3万9900円。充電はUSB経由で行うが、USB経由での音声再生はできないとのことだ。