OS X Lion、さっそくインストールして使っている方も多いことでしょう。数々の新機能に新鮮な驚きを感じ、楽しんだり悩んだりしているのではないでしょうか。今日はその新機能の1つ、「マイファイル」についてのファーストインプレッションを話してみたいと思います。
Finderウインドウのサイドバーに突如現れた「マイファイル」。最近使ったファイルを種類ごとに分けて表示してくれます。表示方法はリストやカラム形式ではなく、アイコン表示にしておくのが活用のカギです!
…とはいえ、第一印象はちょっと微妙。
僕たちの仕事だと、1日に使う(作成・更新する)ファイル量が多く、あっという間に奥のほうに押しやられてしまいます。まあこれは、Macの雑誌をMacで作っているという職業柄、仕方のないことなのかもしれませんが…。
一方、仕事ではなくプライベートでの活用を考えると、アレゲな動画や画像が白日の下に晒されて、なかなか恐ろしいことになりそうです。僕は自宅MacはまだLion化していないので実感していないのですが、すでにインターネットでは「見えすぎちゃって困る」という投稿がちらほら。
あと1つ。カテゴリ分けでも少々悩ましい点があります。
出版・印刷向けの画像形式に「.eps」というのがあるんですが、これは「イメージ」の欄ではなく「書類」に入ってしまうんですよね。シンプルテキスト形式「.txt」と一緒の欄です。僕たちの仕事で使用頻度の高い「.eps」と「.txt」がごっちゃになるのはなんとも不便です。
…と、第一印象ではあまり有益さを見いだせませんでしたが、使いこなせばきっと便利になる…ハズ。逆スクロールも最初は不便でしたが、今では大歓迎!状態ですし。
Finderの環境設定(メニューバーの[Finder]→[環境設定])でサイドバーから項目を消すこともできますが、せっかくの新機能、あまり使わずにオフにしてしまうのはもったいないですし、ねぇ。
しばらくLionの乗りこなしを試行錯誤する日々が続きそうです(意外とそれが楽しいのだけれど)。