先日、とある方からお電話をいただきました。
本誌で連載中であるTHE ALFEE高見沢俊彦さん連載「Apple ism」についてです。
現在、高見沢さんは今まで愛用していた金箔貼りのMacBook、
通称「MacBook金閣寺」がついに寿命を迎え、
新たにMacBookプロを購入、それに同じく金箔を貼り、
「新MacBook金閣寺」にしたのでした。
電話はその「MacBook金閣寺」についてでした。
なんとその方、本物の金閣(鹿苑寺舎利殿)に金箔を貼っていらっしゃる方だというのです。
その方曰く、
「11月号の誌面で語られている金箔の貼り方は、本物の金閣の貼り方とは違う」
とのこと。「MacBook金閣寺」では金箔を5回貼り重ねて作られていますが、
金閣は「五枚箔」というものを1回貼っているんだそうです。
だから金閣とは違うので、「MacBook金閣寺」という呼び名は止めてほしい、
という主旨でした。
確かに、本物の金閣と製法が違うので厳密には「金閣寺」ではおかしいんでしょうね…。
といっても、この名称は高見沢さんが愛着を持ってMacBookに接するための「愛称」で、
金に覆われた壮麗なイメージから「金閣寺」を連想されたものです。
実際に携われている方からすると納得がいかないお気持ちはよくわかります。
我々もiPodタッチのことを「アイタッチ、アイタッチ」なんていってる
お姉ちゃんを見ると「アップルにアイタッチなどという製品はないっ!!」と
小一時間説教したくなります(なんか違う例えか)。
ですが「世界遺産にあやかりたい」という気持ちを込めた愛称だということで
大目に見ていただけますと幸いです。
とはいえ、事実は事実ですので、折りをみて高見沢さんご本人に
お話しておきたいと思います。