iPhoneのホームボタンを長押しすると現れる「音声コントロール」を使ってみた方も多いと思う。少々日本人にとっては、人前で声に出す行為は恥ずかしいかもしれないが、視力に障害がある人などにとっては、とてもありがたい機能である。音声で音楽再生が行えるのも然り。また、iPodシャッフルとナノには、再生中の楽曲が何なのかを音声で知らせてくれる機能が付いている。
これらはすべて、アップルが「VoiceOver」と呼ぶ音声合成技術で実現されている。あまりクローズアップされることはないものの、これまで視覚と指(ボタン)操作のみに頼られてきたアクセシビリティの進化に対し、一石を投じるこの機能は、とても評価されるべき技術だ。
そして、VoiceOverのみならず、WEBにアクセスする手段の進化に造詣の深いミツエーリンクスという会社を講師に迎えた無料セミナー「iPhoneで広がるウェブの可能性」が、毎日新聞社主催で行われる。興味のある方はぜひ参加されたし。
◇開催概要:
●日時:2009年12月11日(金)18時~20時(終了後、同会場で懇親会を予定)。
●会場:毎日ホール
〒100-8051 千代田区一ツ橋1-1-1/パレスサイドビル地下1階
(地下鉄東京メトロ東西線竹橋駅下車、九段下側改札直結)
●定員:80人
●参加費:無料
●講師:木達一仁氏(ミツエーリンクスR&D本部)、辻勝利氏(同アクセシビリティチーム)
●主催:毎日新聞社
●共催:ミツエーリンクス