プレゼン中に、手元にある何かをスライドに映し出すことができる「書画カメラ」をご存じだろうか? 昨日行われたMOSAのイベント「iPhone OS 3.0ビジネス 傾向と対策セミナー」で登壇したソフトバンクモバイルの中山五輪男氏が、iPhone 3GSを説明する際に用いていて、私は初めてその存在を知った。中山氏が使用していたのはELMO社の書画カメラ「FF-1」(だと思います)。
Macでプレゼン中に、手元にある何かを映し出すもっとも手軽な方法は、フォトブースを使うことだとばかり思っていたが、フォトブースはいわば鏡であり、その映像は左右が逆転してしまう。あれえ~、左右反転のメニューってなかったっけ?といろいろ探すも、撮ったフォトを反転させることはできても、映像自体の反転機能はない。
USB接続のWEBカメラを使えばなんとかなるのではとは思うものの、重要なのは反転機能を持つソフトウェアだったりするわけで、、、すみません、そのあたり調査不足です。
ただ、書画カメラは、マクロでもピントが合うとかそもそもプレゼン向けに作られているだけあって、さすがにスクリーンに映し出した映像は鮮明できれい。すぐさまおいくらなのか気になり価格をネットで調べてみた。
9万5000円ナリ。、、、、、!!!
はい、あきらめます。
ちなみに、iPhone 3G自体でプレゼンすればよいのでは? スクリーンに映し出す方法はあるじゃん、と一瞬思ったが、ジョブズやシラーがキーノートでやっているようなマネは、今のところ一般レベルでは行えない。できるのはコンポジット出力で映像や写真を再生する程度。アプリが動いている様とかは映し出せない。
でももし、iPhone 3.0 SDKでこのあたり、つまりiPhoneから外部出力でiPhoneの画面がそのまま映し出せたり、例えばフリックしたりアプリが動く様をiPhoneの液晶同様に外部へ出力することができるAPIが公開されていたら、そのうち「Keynote for iPhone」みたいなアプリが出てくるんじゃ? というかアップルが発売すればいいのか!
iPhoneのプレゼン、iPhoneでプレゼン。ニーズはあると思うんだけど。