たぶん誌面でも紹介しているように思うが、個人的にはまだ試していなかったアプリ「Picasa for Mac」β版を使ってみた。コレ、結構いいかも。iPhotoに負けず劣らずの写真管理ソフトだ。
インターフェイスはこんな感じ。
iPhotoユーザであれば、よく似た作りなので戸惑うことなく使えるはずだろう。
動作環境はインテルCPU搭載MacでOSはTiger以降となっている。
さてこのPicasa for Mac、今のところβ版なのでグーグルのラボページで公開されているのだが、Mac版独自の機能として、iPhotoとの統合が実現されている。また、まだ試していないが、動画ファイル(.mov、.mpg、.m4v、.3gp、.aviなど)も管理・簡単な編集も行えるようだ。
で、驚くのが、その快適な動作! 最初の起動時にMacに入っている画像データや動画ファイルを一気にインデックス化して取り込むのだが、単にファイルとして収集するのではなく、フォルダ階層、日付での階層として分類されるため、まるでiPhotoを扱っているよう。しかもインデックス化も元データの表示もすこぶる速い。
そしてiPhotoとのもっとも大きな違いは、元データの管理方法。iPhotoの場合、データがデータがどこにあろうが一旦iPhotoで管理するとデータがピクチャフォルダの「iPhoto Library」にコピーされ、アプリ自体が元データも管理する格好だ。
一方のPicasa for Macは、管理・表示するのはあくまで元データであり、Picasa for Mac用にデータのコピーは行われない。行われるのは元データをPicasa上で編集した場合のファイルのみである点だ。つまり、元データがコピーされないのためHDDの容量が必要以上に逼迫されないのだ。iPhotoでの一元管理を嫌う私にとってはありがたい。
一元管理を嫌う方は、試しに使ってみてください。