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そんなところに「ぼかし」が?

著者: Mac Fan編集部

そんなところに「ぼかし」が?

先日のアップデートでiPhoneも対応した、グーグル・ストリートビューですが、アメリカや日本の都市部だけでなく、ほかの国の街も自由に見ることができます。例えば、僕が個人的に好きなイタリアでは、ローマ、フィレンツェ、ミラノが対応。外観だけではあるものの、世界遺産にもなっている観光地が自宅にいながら自由に楽しめるので、暇があれば何時間でも眺めていられます。

…と、フィレンツェの街をぐるぐる巡っていると、グーグル・ストリートビューならではの面白いものを見つけました。

グーグル・ストリートビューでは、個人の肖像権やプライバシーに配慮するため、人の顔が写っている場合には「ぼかし」を掛けて、誰だかわからないようになっています。話によると、これは「人の顔」を認識するプログラムを作成して、自動解析でぼかしを掛けているのだとか。確かに、手動でぼかしていたら何年掛かるかわかりませんし。

さて、イタリアの観光地ともなればいたるところに偉人・賢人・著名人の銅像や彫像があります。当然、これらの像も「顔」を持っているわけです。たいていの場合、材質の色などから「人の顔」ではないと判別されているのか、像の顔ははっきり見える状態なのですが……ありました。ぼかされている可哀想な像が。

Dante.png

この方、ルネサンスの始まりを告げたあの「神曲」を書いたダンテさんらしいのですが、見事に顔の部分だけ…。ちなみに、下の図のように別の角度からであれば、問題なく顔が見えています。

Dante2.png