「宛名職人」といえば、Macでは定番の年賀状作成ソフトです。昨年末、その新作となるVer.15が発表されたものの、発売日が11月30日から12月14日へとずれこんでいき、とうとう年を越えても発売にはなりませんでした。
その宛名職人 Ver.15は、今では「今秋発売」と発表されており、ほぼ丸1年の遅れになります。その一方で、今年の暑中見舞いハガキ向けに「宛名職人 Ver.14 ’08夏」が発表されました。エンジンはVer.14のまま、夏用の素材を収録しての販売です。
「Ver.15はいったいどうなってるの?」
「宛名職人 Ver.14 ’08夏」の説明に来た、発売元のアジェンダに直接事情を聞いてみました。
Ver.15では、インテルMacへのネイティブ対応に加え、ユーザインターフェイスの大幅な見直しを行っています。宛名職人は、長年に渡りバージョンアップし続けてきたプログラムであり、やはりその蓄積が、さまざまな困難を呼んでいるのだということです。
そこで、今年の夏版はあえてVer.14のまま、安定した製品でのリリースとなったようです。この製品、「Ver.15フリーアップグレードキャンペーン」の対象になっていて、Ver.15が出た時には無料でアップグレードができます。さらに、なぜか「麻雀」「ビリヤード」の体験版も付いてます。素材にもかなり力を入れているので、お買い得なのは間違いありません。
問題は、Ver.15がちゃんと秋に出てくれるのか、実際に発売された製品がいいものに仕上がるかどうかでしょう。これだけ待たせたのですから、ぜひファンの喜ぶモノを作っていただきたいものです。
期待してますよ。アジェンダさん。