私が検証しました!
早川厚志
フリーライター兼フォトグラファー。Mac用ソフトの新着情報をお知らせするWebサイト「新しもの好きのダウンロード」を27年間運営中で、Macに入っているソフトは1000本以上。
[SPEC]
【発売】合同会社MOD
【価格】5780円
【主な仕様】[サイズ]95.5(H)×63.5(W)×6.9(D)mm(折り畳んだ場合)、[重量]約85g、[付属品]アイアンリング(粘着式)×1、[対応機種]iPhone12~15シリーズ(付属のアイアンリング併用で全機種対応可能)、[カラーバリエーション]全4色、[URL]https://mobile-on-demand.com/
薄型かつ磁力も抜群なiPhoneスタンド
外出先で急にオンライン会議の予定が入ったとき、これまではiPhoneをペットボトルなどの小物に立てかけて使っていました。しかし、これでは高さが足りないため、相手を見下ろしているような画角で写ってしまうのが難点です。これを解消するために小型の三脚を購入したのですが、必要なときに限って持ち歩いていないことがしばしば…。そこで、ビデオ会議やライブ配信に便利な折り畳み式スタンド「MOFT七変化マルチスタンド」を試しました。
本製品は磁石を内蔵しており、マグセーフ(MagSafe)対応のiPhoneやケースに吸着できます。マグセーフ非対応モデル/ケースの場合でも、付属のシール式アイアンリングをデバイスやケース側に貼り付けることで利用可能です。
本製品を折り畳んだときの厚みは約0.74ミリなので、常に装着しておいても邪魔になりません。そればかりか、表面の人工皮革が手になじむうえ、デバイスを持ったときに手元から滑りにくくなったと感じました。
また磁力の強さが心配でしたが、デバイスに装着した本製品を手に持って軽く振ったぐらいでは外れることはありませんでした(ケース未装着の状態およびシンジモル製のマグセーフ対応クリアケースを使って検証)。
動画視聴やビデオ会議、撮影にまで活用可能!
本製品は、まさに製品名どおり“七変化”するスタンドです。
まず本製品を折り畳んだ状態から、台座部分をパカッと展開することが可能です。このときに30~90度のうち好きな角度で固定できますし、ヒンジの開閉部が適度に固いので徐々に角度がズレてくることはありません。なお、この状態だと動画を観るときのスタンドとして使ったり、デバイスを手で持って写真や動画を撮影するときにグリップとして利用することが可能です。
そして本製品のいちばんのポイントは、台座の底部をさらに展開できること(まさに右上の写真のような状態です)。底部をさらに展開することで、より高い位置にデバイスを固定できますし、双方の台座を固定する機構が用意されているため倒れることはまずないでしょう。この状態であればビデオ会議やライブ配信が行いやすいですし、ヒンジの角度を90度近くに調整すれば、iPhoneを使って手元を撮影する用途にも活用できるというわけです。
iPhone 15プロマックスの場合、机上からインカメラまでの高さは縦向き設置で約22センチ、横向き設置で15・3センチ程度。つまり、縦向きなら14インチMacBookプロの内蔵カメラ(約21センチ)と同等の高さでカメラを利用できるようになるのです。
このように、本製品は数多くの用途に対応できる画期的な製品だとおわかりいただけたでしょうか。映画や動画の視聴をはじめ、ビデオ会議からライブ配信、写真や動画の撮影にまで便利に活用してみましょう。
【POINT】持ち運ぶ際も邪魔になりにくい!
本製品を折り畳んだ際の厚みは約0.74mmで、重量は約88g。グリップ感が増して持ちやすくなり、重さもあまり気になりませんでした。なお、本製品の内側には金属が埋め込まれており、iPhoneに本製品を装着した状態でほかのMagSafe対応製品に取り付け可能。
【POINT】Macのカメラ位置と同等の高さに
iPhone 15 Pro Maxに装着して展開したときのインカメラの高さは、14インチMacBook Proの内蔵カメラとほぼ同じ約22cmです。この状態でビデオ会議をしても、デバイスが落下することはありませんでした。
検証報告
□iPhone 15 Pro Maxをもっとも高い位置で設置すると、インカメラの高さは約22cm。ビデオ会議で役立ちます。
□iPhone本体やMagSafe搭載ケースに装着した場合、本製品を持って軽く振ってもデバイスから外れませんでした。
製品貸与●合同会社MOD