MX Keys S
- 【発売】
- ロジクール
- 【価格】
- 1万9690円(オンラインストア直販価格)
【サイズ(H×W×D)】131.63×430.2×20.5mm
【重量】約810g、キータイプ:パンタグラフ式
【接続】Bluetooth、Logi Bolt USBレシーバ
【最大接続デバイス】3台
【電源】USB-Cポートでの充電式
【カラー】グラファイト、ペールグレー
【URL】https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/keyboards/mx-keys-s-wireless-keyboard.html
純正に近い操作感でスムースに乗り換え
純正のMagic Keyboardを長らくMac用として愛用していましたが、最近どうも調子が悪い。もっとも5年にわたって使い倒したので買い替えを考えましたが、Touch ID搭載のマジック・キーボード(テンキー付き/スペースグレイ)は2万5800円と結構なお値段。
そこで、「①マジック・キーボードと使い心地が近いパンタグラフ式。②テンキー付き。③カラーはマジック・キーボードのスペースグレイに近いもの」というワガママな条件でほかの製品を探しました。それに合致したのが、ロジクールの「MX Keys S」というキーボードです。
まずマジック・キーボードとの打ち心地の違いですが、本機のほうがキーに深さがあり、キーを押したときの反発は若干強め。個人的にはマジック・キーボードの軽い打鍵感に慣れていたため、最初は左小指を使う際に何度か誤入力がありましたが、気づいたら解消されていました。
本機ならではの利点としては、キーの中央部に窪みがあるのでポジションを把握しやすく、フィット感が良いことが挙げられます。また、マジック・キーボードでの入力時は底打ちするようなパチパチした音が鳴りやすいですが、本機は程よい抵抗があるためか打鍵音も小さめです。
アクションを組み合せたカスタマイズが便利!
キー配列については、マジック・キーボードと異なる位置に[control]キーがある(最下段の左端にある)のですが、慣れればむしろショートカットキー操作が快適でした。
最上段のファンクションキーにも違いがあります。本機ならではの機能が、[F7]キーに配置されたマイクのミュート機能。ビデオ会議中にこのキーを押すだけでマイクのオン/オフを切り替えられるので、ビデオ会議中に家族に話しかけられたときなどに活躍します。
また、「LOGI OPTIONS+」という専用ソフトを使えば、一部のキーの機能をカスタマイズ可能。ソフトごとに異なる機能を割り当てられるなど柔軟性に優れます。
さらに、複数のアクションを組み合わせられる「Smart Actions」もぜひ活用したい機能です。キーを押すだけで、「複数のアプリを同時に起動」「メールアプリを起動して、新規メールを作成」などのアクションがすぐに実行できるので、ルーティン化した操作がある人におすすめです。なお、設定時には、マクロを組むなどの専門的な知識は必要ナシ。簡単に使えるのもポイントです。
また、最大3台の端末とのマルチペアリングに対応し、ボタンひとつで端末を切り替え可能。iPhoneで「LINE」のメッセージを書くのにサクッとキーボードを使えるのも便利でした。
純正マジック・キーボードに近い感覚で、かつプラスアルファの機能も充実のキーボード。個人的には超おすすめです!
【POINT】専用ソフトでキーの操作をカスタム
【POINT】純正キーボードに近い使い心地
検証報告
□純正のMagic Keyboardに近い操作感で、バックライトが見やすい点もグッド。違和感なく乗り換えられます。
□専用ソフトを使ったカスタマイズも可能。ソフトごとに機能を割り当てられるので、作業の効率がアップします!
著者プロフィール
小枝祐基
PC、Mac、家電・デジタルガジェット周りを得意とするフリーライター。著書に『今日から使えるMacBook Air & Pro』(ソシム)、『疲れないパソコン仕事術』(インプレス)など。