フォーカルポイント株式会社
MacやiPhoneなどのAppleデバイスや、デジタル・ガジェット関連のアクセサリ・周辺機器の中でも、特に魅力に溢れ、ユーザの暮らしをより豊かに変え、ライフスタイルが変わるような優れた製品を探し出し日本市場に発信しています。【URL】https://focal.co.jp
TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX2
[発売]フォーカルポイント[価格]2万9700円(フォーカルポイントダイレクト価格)
[URL]https://focalstore.jp/product/tunewear-almighty-dock-cx2/
USB-Cで最大18種類のポートを拡張してくれるドッキングステーション。姉妹製品の「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX1」(a 2万6400円:フォーカルポイントダイレクト価格)は、SSDエンクロージャを搭載しない17ポートの拡張性を持ち、3つの映像出力のうち1つがアナログVGAなど仕様の違いがあります。
【私がレビューします】Mac Fan編集部 笹本貴大
本誌編集長。ハブやドッキングステーションはコンパクトさも大事ですが、やはりポートがたくさんついていると安心します。
MacBookエアの拡張ポート不足問題
高い処理能力と低消費電力性能を兼ね備えたアップルシリコンが、現行MacBookシリーズすべてに搭載されるようになりました。モバイルでの利便性が大きく高まり、オフィスや外出先だけでなく自宅のリモートワークで利用しているユーザも多いことでしょう。
しかし、ここで問題となってくるのがUSB-Cポートの拡張性です。14/16インチMacBookプロであれば、USB-Cポート以外にもHDMIポートやSDカードスロットを本体に備えていますが、MacBookエアについては最新のM2チップ搭載モデルでもUSB-Cポート2基のみとなります。さらにM1チップ搭載MacBookエアは、マグセーフ(MagSafe) 3充電ポートが非搭載のため、USB-Cポート1基を充電で利用すると、実質的に利用できるのはもう1基だけという心もとない状況になります。
デスクトップMac以上の拡張性を実現!
こうしたMacBookシリーズの拡張ポート不足問題を一気に解消してくれるのが、チューンウェア(TUNEWEAR)の「オールマイティドック(ALMIGHTY DOCK)CX2(以下、CX2)」です。CX2はUSB-Cケーブル1本で18個のポートが利用可能になるドッキングステーションで、この1台があればデスクトップMacを大きく上回る拡張性が手に入ります。
また、CX2は質感の高いアルミニウム筐体を採用しており、落ち着いたスペースグレイとブラックカラーでさまざまなMacとも相性が抜群。搭載するポートはオーディオの入出力、SDカード/マイクロSDカードスロット、データ転送用のUSB-C(3.2 Gen 1)と充電用のUSB-C(USB PD 3.0)、転送速度が5GbpsのUSB-A(3.2 Gen 1)3基と、USB-A(2.0)が4基、4K出力対応のHDMIポート1基とフルHD出力対応のHDMIポートが2基、ギガビット対応のイーサネットに加えて、本体上部にSATA接続のSSDエンクロージャを搭載しています。
これだけのポートを搭載しながらも、本体のフットプリントは幅125ミリ×奥行き73ミリと省スペースになっています。なお、CX2にはMac本体と接続するUSB-Cケーブルが付属しますが、設置場所や用途に合わせて別のUSB-Cケーブルと交換できます。
ディスプレイを最大3画面拡張可能
CX2最大の利点は、豊富な拡張性を備えるだけでなく、アップルシリコン搭載Mac単体では利用できない機能を実現するところです。代表的なものとしては同時に最大3画面を映像出力できる機能があります。事前に「ディスプレイリンク(DisplayLink)」のドライバソフトをインストールしておく必要がありますが、これまで映像出力が1台だけであったM1/M2搭載Macでも広大なデスクトップが利用できるメリットは大きいでしょう。
また、もうひとつのCX2ならではの特長として、M・2インターフェイス(SATA接続)を備えたSSDモジュールを別途購入して、最大2TBまで外部ストレージを増設できる点が挙げられます。これにより、手軽にローカルバックアップやデータの退避先として利用できるため、MacBookシリーズの内蔵ストレージの容量不足を軽減できます。さらに、タイムマシン(Time Machine)にも対応しているので、設定しておけば自動的にMacのバックアップが作成されます。SSDを装着するスロットへのアクセスは上部の蓋を開けて、付属のドライバでモジュールを固定するだけの簡単作業です。CX2本体側面には排熱用のスリットがあるため、内部に熱がこもる心配もなさそうです。
ウィンドウズPCやiMacでも使える
CX2に搭載されている18個のポートはすべて汎用的な規格のため、Macはもちろんのこと、ウィンドウズPCやアンドロイド端末など、アップルデバイス以外でも問題なく利用できます。Macと同時に複数のデバイスを所有しているユーザも、充電やデータ転送といった作業もすぐに切り替えて利用できるでしょう。
さらに、本体前面にあるポートへのアクセスが良好で、iMacやMacミニといったデスクトップMacと組み合わせても十分に威力が発揮されると感じました。Macのポテンシャルを最大限に広げてくれるCX2は、自宅やオフィスに設置しておくことで作業の効率性を上げてくれることは間違いないでしょう。
「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX2」のココがすごい!
Apple Silicon搭載Macでも3画面出力に対応
HDMIで2画面以上の外部映像出力を利用するには、DisplayLinkのドライバをインストールする必要があります。3画面出力時のMSTモードでの出力解像度は60HzのフルHD(1920×1080pixel)となります。 【URL】https://www.synaptics.com/products/displaylink-graphics/downloads/macos
SSDを増設して Time Machineにできる
CX2本体上部にはマグネットで開閉できる蓋があり、ここからM.2 SATA規格のSSDを増設できます。接続端子の形状はB KeyまたはB&M Keyのタイプに適合します。NVMe規格ほど高速ではありませんが、データの保存やTime Machineによるバックアップ用途に適しています。
18-in-1の圧倒的な拡張性と利便性
CX2があれば、プリンタや外付けディスプレイなどあらゆる周辺機器を接続できます。特にポートの抜き差しの頻度が高いオーディオ入出力やSDカード/microSDカードスロット、USB-Aポートが前面に配置されるなど、ユーザビリティに配慮された設計です。
フォーカルポイント・関根さんのイチオシ!
「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB5」
【私がおすすめします】関根厚志さん
フォーカルポイント株式会社 マーケティング部
クラウドファンディングで注目いただいている「ALMIGHTY DOCK」シリーズの中で、もう1つおすすめしたいのがモバイルでの利用に便利な「TB5」(a 1万1800円:フォーカルポイントダイレクト価格)です。スライドスイッチでMacBook Air/MacBook ProのUSB-Cポートにジャストフィットし、4K対応のHDMIやSDカードスロットなど7個のポートを拡張できます。
持ち運びに便利なTB5とCX2を組み合わせれば、自宅でも外出先でも最強のモバイルMac環境を構築できます。 【URL】https://focalstore.jp/product/tunewear-almighty-dock-tb5/