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箱根駅伝 総合5位。中央大学の力走を支えたApple Watch。溜池一太選手、本間颯選手に聞いた、アスリートにとっての魅力は…意外とデザイン?

著者: 山田井ユウキ

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箱根駅伝 総合5位。中央大学の力走を支えたApple Watch。溜池一太選手、本間颯選手に聞いた、アスリートにとっての魅力は…意外とデザイン?

2026年のお正月、「第102回箱根駅伝」を見ていてあることに気づきました。

「中央大学の選手が腕につけているのって、Apple Watchでは?」

今や、スポーツ選手がスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスを身につけることは珍しくなくなりました。ただ、よく見るのはスポーツに特化した製品。そんな中、中央大学ほか、複数の大学の選手がApple Watchを身につけていたのは少し意外でした。

選手たちはなぜApple Watchを選んだのか。そして、練習や試合、そして日常でどのように活用しているのか。中央大学 陸上競技部の溜池一太選手(4年生)と本間颯選手(3年生)にお話を伺いました。

駅伝選手も愛用するApple Watch。他社製スマートウォッチから乗り換えた理由は?

――Apple Watchを使い始めたきっかけを教えてください。

溜池選手:私は今大学4年なのですが、1年ちょっと前、大学3年生の秋頃からApple Watchを使い始めました。モデルはApple Watch Ultra 2(※)です。

本間選手:私も溜池さんと同じで、2024年の秋頃からApple Watch Ultra 2を使うようになりました。

(※)2025年9月Apple Watch Ultra 3の登場で終売。

Apple Watch Ultra 2を使用する、中央大学駅伝部・溜池一太選手
溜池一太選手(4年生)。第102回箱根駅伝では“花の2区”のランナーを務めた。

――お二人とも同じ時期なのですね。駅伝部全体でApple Watchを使おうという方針になったのでしょうか?

本間選手:そういうわけではなくて、その時期にスポンサーさんからApple Watch Ultra 2を提供していただいたんです。

溜池選手:実は…私だけ自腹で購入したものを使っています。ずっと使ってみたかったので思い切って購入したのですが、その直後に提供していただいて(笑)。

Apple Watch Ultra 2を使用する、中央大学駅伝部・本間颯選手
本間颯選手(3年生)。第102回箱根駅伝では3区・区間賞を獲得した。

――それはなんとも言えないタイミングでしたね(笑)。溜池選手はApple Watchのどんなところに惹かれていたのでしょうか。

溜池選手:一番は見た目ですね。それまでも、スポーツ向けの機能が搭載された別のスマートウォッチを使っていたのですが、デザインについてはApple Watchが断然かっこいいと思っていて。それに、Apple Watchは日常生活でも使えるのがいいですよね。前に使っていたスマートウォッチは“スポーツ専用”感の強いデザインだったので、練習時以外は外していました。




アスリートにとって重要な心拍数と睡眠のデータ。コンディション管理に活かす

――普段、Apple Watch Ultra 2をどのように活用しているのでしょうか。

溜池選手:Apple Watch Ultra 2で心拍数や睡眠のデータを測定し、練習や休息に活かしています。たとえば、体に過剰な負担をかけたくないので、前日のデータを見ながら練習量やメニューを調整したり。

本間選手:私も心拍数と睡眠はチェックしていますね。疲労が蓄積すると日常的に心拍数が高くなるので、それがコンディション調整の合図になります。また睡眠のデータについては、覚醒時間やレム睡眠など細かい部分まで眠りの状態がわかるので、「スコアが低いから昼寝の時間を長くしてみようかな」といったように、行動に直結させることができます。

――アスリートにとって、睡眠時間は重要な指標なのですね。

本間選手:そうですね。私は少なくとも7時間は寝るようにしているのですが、問題はその測り方です。たとえば、夜10時にベッドに入って朝5時に起きたとしても、きちんと7時間眠れているとは限りません。つい、横になったままスマホをいじってしまうこともありますし、自覚せず深夜に覚醒している可能性もあります。

溜池選手:Apple Watchなら覚醒時間もしっかり計測してくれるので、自分の本当の睡眠時間がわかるのは助かりますね。

「ワークアウト」の豊富さやカスタムの柔軟性。Apple Watchはリハビリやレース時にも活躍

――練習やレース本番でのApple Watchの使い方も教えてください。

本間選手:私が気に入っているのは、「ワークアウト」アプリのトラックの自動検出機能ですね。陸上競技用のトラックに到着すると検知されて、走り始めるとApple Watchにワークアウトを計測するかどうかの通知が届きます。計測忘れが発生しづらいのは非常に便利です。あとは、体幹トレーニングをするときに「コアトレーニング」機能も使っていて、「カスタムワークアウト」でインターバルの時間などを自分仕様に設定しています。

溜池選手:私は最近怪我をしてしまって、走れない期間がありました。その間はエアロバイクでトレーニングをしていたのですが、そこでも役立ったのがApple Watchの「心拍数」アプリです。計測しながらトレーニングすることで、負荷を適切なレベルに調整できます。

中央大学 駅伝部が活用するApple Watch Ultraのワークアウト機能
「ワークアウト」アプリの「ランニング(屋外)」機能。GPSと加速度センサにより、陸上競技用のトラックにいるかどうかも検知する。

――「ワークアウト」には「インドアバイク」の計測機能もありますよね。さて、ランニング時は自動ラップ機能を活用していますか?

本間選手:私はそもそも、自動ラップ機能が好きではないんです。Apple Watchに限った話ではなく、しばらく走ってデータを確認したときに、たくさん数字が進んでいるほうがモチベーションにつながるというか。ただレースの際は特に、ペース確認のために役立ついい機能だとは思っています。

溜池選手:練習はもちろんレースのときは、自動ラップ機能でペース配分できるのはかなり便利ですよね。また、「ワークアウト」は走り終えてからの3分間、回復に至るまでの心拍数もデータとして記録されるので、これもコンディション管理に役立てています。




アスリートにとって「デザイン」は大きな利点。日常的に使えることの重要性

――約1年半ほどApple Watchを使ってきて、あらためてどう感じていますか。

溜池選手:機能性が優れているのはもちろんですが、デザインがいいので、私服でも違和感なく使えるのがいいですよね。これはファッション的に…という話だけではなく、平時のデータも取得できるのが大きいと思っています。生活習慣の見直しが、レース結果にポジティブな影響をもたらすこともありますから。

本間選手:そうですね。私も走るときでも遊びに行くときでもつけています。

溜池選手、本間選手のApple Watch Ultra 2
愛用中のApple Watch Ultra 2。二人とも練習やレースのときだけでなく、プライベートな時間でも着用しているという。

――今後、Apple Watchに欲しい機能はありますか。

本間選手:陸上競技部のメンバーは、毎日血圧を測っています。今は専用の器材を使っているのですが、それがApple Watchで代用できたらいいですね。

ーー「高血圧パターン」を通知する機能はApple Watchに実装されましたが、血圧測定は現状できないですもんね。

本間選手:手元でパッと測れたらすごく便利になります。

溜池選手:私は今の段階でも十分満足していますね。強いて言うなら、GPSがもっと正確になってくれたらさらにうれしいとは思います。

Apple Watchとともに走る。今シーズン、中央大学 駅伝部が目指すは大学3冠

――後輩にもApple Watchはおすすめできますか?

溜池選手:高価なので「絶対買ったほうがいい」とはなかなか言えませんが、間違いなくおすすめできるとは思います。

――最後に、中央大学 駅伝部のファンへメッセージをお願いします。

溜池選手:箱根駅伝では優勝を目指していましたが、5位という結果でした。ただ、メンバーは下級生も多く、2027年はさらに強いチームになるはずです。私は今年(2026年3月)で卒業してしまいますが、彼らならきっと優勝を掴んでくれると思うので、楽しみにしていてください。

本間選手:大学駅伝の大きな大会である出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の3つをすべて制し、三冠を目指します。そのためには練習だけでなく、生活自体を管理することが重要です。Apple Watchでデータを取ってコンディションを調整し、いい状態で大会に臨めるよう、がんばっていきたいと思います!

溜池選手、本間選手の今後
溜池選手は大学卒業後、実業団の道へ。本間選手はラストイヤーにして大学駅伝三冠を目指す。




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著者プロフィール

山田井ユウキ

山田井ユウキ

2001年より「マルコ」名義で趣味のテキストサイトを運営しているうちに、いつのまにか書くことが仕事になっていた“テキサイライター”。好きなものはワインとカメラとBL。

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