以前、ChatGPTに手相を見てもらったことがあるのですが、そのときの結果が驚くほど具体的で、まるで本物の占い師のような、参考になるアドバイスまで教えてくれました。
そこでふと、「同じ写真をほかのAIに見せても同じ結果になるのだろうか?」という疑問が湧き、ChatGPT、Gemini(Google)、Microsoft Copilotの3つのAIに手相を占ってもらうことにしました。
そもそも手相占いとは、生命線・知能線・感情線など、手のひらに刻まれた線から性格や運勢、人間関係の傾向を読み解く、昔から親しまれている占術のひとつです。AIを使えば、iPhoneで左右の手を撮影して送るだけで、自宅にいながら気軽に鑑定してもらえるのが魅力。さらに、プロンプト(質問文)を少し工夫するだけで、意外なほど深い読み解きもしてくれます。
そこで今回は、まったく同じプロンプトと、まったく同じ手の写真を3人のAIに渡し、「手相占い師になったつもりで鑑定してもらう」という条件で比較してみました。また、過去の会話が結果に影響しないよう、各サービスはすべて新規アカウントを作り直して検証しています。さあ、それぞれのAIはどのような鑑定をしてくれるのでしょうか?
AIに手相を占ってもらう方法
まずは基本の占い方をおさらいしておきましょう。今回は例として「Gemini」のWeb版を使って手相占いする方法を解説しますが、ChatGPTやCopilotでもほぼ同じ手順で利用できます。
![「Gemini」で手相を占うには、まず左右の手のひらの写真を撮影しておきます。撮影が終わったら、「Gemini」を起動し、[+]をクリック(①)し、[ファイルをアップロード]を選びましょう。](https://macfan.book.mynavi.jp/wp-content/uploads/2026/02/052f84c3d972ac2fcf0e9872cfa7569e.png)


ちなみにプロンプトは下記に統一しました。
あなたは手相専門の占い師です。この写真から、性格や仕事運、対人運、全体的な運勢を深く分析してください。結果は、根拠となる手相の要素を交えつつ、明るいアドバイスでお願いします。
「手相専門の占い師」という役割を指定することで、鑑定らしい語り口や、線を根拠にした説明がぐっと増え、満足度が上がります。
また、“明るいアドバイス”と指定することで、ポジティブな視点で占ってくれるので、前向きな気持ちで鑑定結果を知ることができるのでおすすめです。逆に、シビアな結果も知りたい場合は「辛口で」などと指示するのもいいでしょう。
3つのAIに同じ写真を送ってみた結果は?
では、ここからが本題。ChatGPT、Gemini、Copilot。それぞれどんな鑑定結果を返してきたのでしょうか? まずは結果をご覧ください。
ChatGPT:線の細部まで読み取る、丁寧で王道な鑑定スタイル!
ChatGPTの鑑定は、線の形を具体的に拾いながらも、文章の温度感がちょうどよく、個人的にはもっとも理解しやすい内容でした。
特に興味深かったのは、知能線の長さや生命線の滑らかさなど、写真に写っている線の状態を根拠としてしっかり参照してくれた点です。
たとえば、知能線がやや長くゆるやかに下向きだと「理論と直感の両方を使える」、生命線がなめらかで途切れがないと「安定思考で着実に積み上げる」など、一般的な手相解釈に沿った読み解きを提示。
AIでありながら、「どの線のどこを見てそう判断したのか」が文章から読み取れるのが、占いとしての説得力を高めていました。

続いて、占い師ChatGPTの実力を試すため、私が持っていそうな趣味を推測してもらいました。すると、読書、映画鑑賞、創作系が有力だという回答に。映画はそれほど見ないのですが、読書と創作系が趣味という点は当たっていました。

Gemini:論理的に深掘りする、分析レポート風の手相鑑定!
続いてGeminiに占ってもらいました。Geminiの鑑定は、ほかのAIに比べて論理的かつ、分類が細かい印象でした。読み味も、手相というより心理分析レポートを読むような、落ち着いた感じでした。
Geminiは特に、知能線と手首の角度や、知能線と生命線の距離など、細かい“構造的特徴”をよく拾っていました。
たとえば、知能線と生命線の始まりがくっついて入れば「慎重で協調性が高い」、知能線が手首の反対側に緩やかにカーブしていれば「想像力が豊かで、目に見えない情緒や芸術的なものを大切にする心を示す」など、各項目を丁寧に数値的に評価しているような分析をしてくれます。
また、手のひらの形や指の長さにも触れており、一般的な手相占い師が行うような、線以外の情報も含めた総合判断が特徴的でした。

Geminiにも、私がどんな趣味を持っていそうか聞いてみると、写真や読書といったクリエイティブ系、手芸や楽器の演奏といった緻密な作業系が有力という回答に。ChatGPTの結果とほぼ同じ回答です。

実は、スクリーンショットには収まりきらないほどGeminiの趣味予想は量があり、同じ写真の診断でも、分類の粒度の差に驚きました。「職人気質」が求められる趣味が合うので、凝った料理が好きなのでは…とあり、挑戦してみたくなりました。
逆に言えば、簡潔に結果を知りたい人にとっては向かないかもしれません。でも占いが大好きな私は、情報量が多くて満足度高めでした。
Copilot:必要な情報をギュッと凝縮した、スピーディで実用的な鑑定!
最後にCopilotに占ってもらいました。Copilotの鑑定は、3つのなかでもっとも回答が簡潔でした。性格や仕事運など、幅広いジャンルを網羅しながらも、短時間で全体像がつかめるようにまとめてくれます。もちろん、「もっと詳しく教えて」などとお願いすれば、各項目を深掘りすることも可能です。
簡潔ながらも、感情線・頭脳線・指の形の“バランス”を見るのがうまく、線一本ではなく、全体の印象から運勢の傾向を拾うのが得意な様子でした。
たとえば、感情線がはっきりしていると「人に対して誠実に向き合う」、指が比較的長めで指先が整っていると「クリエイティブな面や手先を使う作業に向く」と評価するなど、手相の総合力を見た占い結果になっています。

Copilotにも趣味について聞いてみると、読書や楽器演奏など、前の2つと共通する項目に加えて、アウトドア(ハイキング・ランニング)系だと占ってくれました。
特に「ランニングや自然との触れ合い」が向いているという回答は、幼少期からランニングの習慣があり、今も乗馬好き…というのを言い当てられたようで驚きました。

3つのAIで占ってわかったこと。簡潔さや読み味に差が出る!
ChatGPT、Gemini(Google)、Microsoft Copilotの3つのAIで手相を占ってみたところ、内容の大枠は共通しつつも、簡潔さや読み味にそれぞれの個性が表れるという興味深い結果になりました。
どれを使っても満足できるレベルの鑑定が得られるため、まずは普段使い慣れているAIで試してみるのが一番手軽でしょう。日常的にやり取りをしているAIであれば、過去の会話内容を踏まえた、よりあなた向けの読み解きが返ってくる可能性もあります。
あえて個性を挙げるなら、バランスよく読みやすいアドバイスがほしいならChatGPT、とにかく細かく分析してほしいならGemini。幅広い情報をサクッと占いたいならCopilot、といった使い分けができそうです。
占い結果そのものよりも、AIの性格が文章ににじみ出ているところが面白く、比較してはじめて見える違いがありました。手相占いに興味がある方は、ぜひいつものAIに写真を送ってみてはいかがでしょうか。思いがけない発見があるかもしれません。


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著者プロフィール
中臺さや香
Mac Fan編集部所属。英日翻訳職を経て、編集部へジョインしました。趣味はピアノを弾くこと、乗馬、最新のガジェットを触ること。家中まるっとスマートホーム化するのが夢です!








