ここ数年で、外部モニタの主流の解像度として4Kが定着してきました。MacBookユーザの間でも、USB-Cケーブル1本で接続できる4Kモニタは「標準的な拡張環境」といえる存在でしょう。
一方で、日々のクリエイティブワークやマルチタスクで作業量や情報量が増えてくると、「もう一段余裕があれば」「Retinaディスプレイのあの精細さが外部モニタでも味わえれば」と感じる場面が出てくるのも事実です。
普段から4Kモニタを使って執筆や画像編集をしてきた筆者が、今回5Kモニタを試用できる機会を得ました。
本記事では、BenQのMac向け5Kモニタ「MA270S」を実際に使って、Macでの作業がどう変わったのか、体験談をもとに詳しく紹介していきます。
そもそも4Kと5Kって何が違うの?
数字にすると「1Kの差」ですが、Mac環境においてこの差は決定的な意味を持ちます。
筆者は普段、MacBook Airの13インチモデルをメインマシンとして愛用しており、より大きな作業スペースが必要なときは外部モニタを接続してデスクトップを拡張しています。
しかし、これまで使っていた27インチ4Kの外部モニタでは、3840×2160ピクセルのスクリーンをRetinaディスプレイと同じ「縦2×横2の4ピクセルを1ドット」で表現すると、1920×1080の解像度になりました。
この解像度だと、MacBook Air本体のディスプレイより拡大表示になってしまうのです。仕様的に仕方がないと思っていましたが、この差が気になっていたのも事実です。

出典:BenQ
もちろん、MacBookの「システム設定」でWQHD相当の解像度(2560×1440)に変更できますが、それだと「縦2×横2の4ピクセルを1ドット」の整数倍スケーリングから外れてしまい、文字の輪郭などがわずかに甘くなってしまいます。
また写真のシャープさも若干落ちてしまい、拡大しないと細かなディテールが確認できないこともしばしばありました。

今回、5120×2880ピクセルの5Kモニタを体験したところ、「縦2×横2の4ピクセルを1ドット」で表現してもWQHD相当の2560×1440の解像度に。実際に使用してみると、MacBook Air本体に近い“表示の大きさ・解像度感”で作業ができました。
これなら文字の輪郭が甘くなることもなく、写真などもくっきり締まって見えます。Macの外部モニタとして27インチをチョイスするなら、4Kモニタより5Kモニタのほうが最適と言われる理由がわかります。

Macユーザにピッタリな理由。BenQ「MA270S」の特徴は?
それでは改めて「MA270S」に注目してみましょう。BenQ以外のメーカーからも5Kモニタは登場していますが、今回紹介する「MA270S」は、まさにMacBookユーザのために開発されたモニタと言っても過言ではない製品です。

ディスプレイの底部にはデータ転送/15W給電に対応したUSB 3.2 Gen2 Type-Cポートとデータ転送/7.5W給電対応のUSB 3.2 Gen2 Type-Aポートを2基、ヘッドフォンジャックも搭載しています。

Retinaディスプレイと同じ解像度感が得られる27インチ5Kというスペックに加え、光沢のあるグレアパネルを採用した「Nano Gloss(ナノグロス)コーティング」を採用。これより、コントラストが高く黒がくっきりと沈み込み、MacBookの内蔵ディスプレイに近い鮮やかな発色を実現してくれます。

専用アプリ「Display Pilot 2」を使うことで、MacBookのキーボードから直接輝度や音量を調整できるなど、MacBookに最適化された操作性も大きな特徴と言えるでしょう。
ケーブル1本のスマート接続で最大96Wの給電と映像出力を同時に行えます。さらに、高さ調整やチルト、スウィーベルに加え、縦回転(ピボット)にも対応したエルゴノミクス設計は、自由なレイアウトでの作業環境を提供してくれます。

パレット内では、カラーモードをはじめ、「MA270S」やMacBook内蔵ディスプレイの輝度調整、解像度の切り替えに加え、ブルーライト軽減やHDRなど各種機能の操作も行えます。
4Kから5Kへ。「MA270S」によって変わった作業フロー
実際に4Kモニタ環境からリプレイスして数日間作業してみましたが、予想していた以上の「快適さ」を実感できました。
これまでの4Kモニタでは、画像編集アプリで細部を確認する際、頻繁にズーム操作を行っていました。ところが「MA270S」だと、等倍表示でもディテールが自然で、そのままの状態でも確認できるのです。
今まで4Kモニタ環境で多用していた「全体を見てから拡大して細部を調整する」という手順が減り、作業フローが止まらなくなったのは大きな収穫でした。

BenQ独自のM-bookモードにより、MacBookと一貫性のある色味で外部モニタが利用できるのは大きなメリットといえます。今まで使ってきた他社製の外部モニタと違い、複雑な設定をせずともMacBookと同じ色味で表示できました。
MacBookと並べた際にも色ズレに悩まされることがなく、そのまま作業に没入できます。これは一般ユーザ以外のプロの現場でも大きな武器になると感じました。
また、一般的にグレアパネルは反射が気になりがちですが、本機は「Nano Glossコーティング」により、低反射と鮮やかさを両立。さらに環境光に合わせて輝度を自動調整する輝度自動調節(Visual Optimizer)やブルーライト軽減、フリッカーフリー機能など、BenQが得意とするアイケアテクノロジーにより、長時間の執筆や編集作業でも目への負担を減らせそうです。


こちらもおすすめ! Macと相性抜群のMAシリーズ
今回、試用したのは27インチの5Kモニタ「MA270S」ですが、自身のデスク環境や作業スタイルに合わせて、同シリーズの4Kモデルを選択肢に加えるのもアリでしょう。
特に、Macと親和性の高いグレアパネルの4K環境を手に入れたい方には、2026年4月発売予定の31.5インチの4Kモニタ「MA320UG」がおすすめです。
31.5インチの大画面で、MacBook Proの滑らかな120Hzリフレッシュレートの映像表現を味わえます。
いずれもMacBookとの親和性を最優先した設計は共通しています。ぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。
よりMacの真価を引き出すなら5K「MA270S」
BenQの「MA270S」を導入することは、単に画面を拡張するだけでなく、快適で効率的な作業環境を手に入れることにつながると実感できました。
4Kよりも解像度が高いため、細かい部分の確認やクリエイティブ作業を行う際に役立ちます。Macの性能を最大限に活かし、デスク環境を次のレベルへと引き上げてくれるはずです。

※本記事はベンキュージャパンとのタイアップです。
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