昨今では急速充電が当たり前になり、スマホやPCの充電速度もどんどん向上しています。しかし、実際に何Wで充電されているのかを把握する機会は意外とありません。「スペック通りの電力が出ているのかな?」と疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな“充電の見える化”を実現するUSB-C中継アダプタ 「500-USB100」 がサンワサプライから発売されていたので、お借りして試してみました。シンプルながら、ガジェット好きにはたまらないアイテムだったので、詳しくレビューしていきます。
充電電力が即わかる小型ディスプレイ搭載
「500-USB100」は、USB-Cケーブルを両端につなぐことができる、わずか4gの小型中継アダプタ。給電側デバイスと充電したい機器の間に挟むだけで、V(電圧)→ A(電流)→ W(電力)の順にディスプレイ表示してくれます。
※接続しても表示されない場合は、USBの向きを入れ替えると表示される場合があります。

透明なスケルトンデザインで内部基板が見えるのも楽しいポイントです。


普段何気なく行っている充電も、実際にどれくらいの電力が流れているのかを見ると新鮮です。たとえばMacBook Proを接続した際、バッテリが少ない状態では80W前後で高速充電され、充電が進むとW数がゆっくり下がっていく様子がリアルタイムで確認できました。
ディスプレイは輝度が高く、暗い環境でも視認性は良好です。
さらに、アダプタを挟んだ状態でも
- USB PD 140W給電
- 40Gbpsデータ転送
- 8K/60fps映像出力
といったハイスペック接続に対応しており、充電・伝送のどちらも犠牲になりません。
ただし、充電コード長には制約があるためやや注意が必要です。アダプタを除いた総コード長は5m、1本のコード長は3mまでとなっています。
※転送する帯域や電力の多さ、接続するケーブルの仕様によってはより長い延長が可能な場合があります。

充電電力の確からしさを検証
手持ちのAnker製充電器がアプリ上でのW/A/V表示に対応していたため、「500-USB100」と比較してみました。
結果、充電Vはそのままの値が表示されます。充電A、Wについては、このアダプタ自体の消費電力によるものなのか、0.6W少なく表示されました。電力・電圧もアプリと同じような傾向で変動するのである程度の信頼がおけそうです。日常的な充電チェックやケーブル性能の把握には十分な精度だと感じました。

ケーブルや充電器性能の可視化にも便利
USB-Cケーブルは外観だけでは性能が判断しにくく、充電速度やデータ転送速度、映像出力の可否などがそれぞれ異なるケースが多いです。このアダプタを使えば、実際にどの程度の電力が流れているかを確認できるため、手持ちのケーブルが本来の性能を発揮しているかどうかを実測でチェックできます。
たとえば、「ケーブルを変えたらW数が上がった」、「このケーブルでは高速充電にならない」といった違いをその場で確認できるので、どのケーブルを使うべきなのかがすぐにわかります。
500-USB100は、つなぐだけで充電電力が見えるシンプルなアダプタでありながら、USB PD 140Wや高速データ伝送に対応する本格的なスペックを備えています。スケルトンデザインによる視覚的な楽しさもあり、ガジェット好きには特に魅力的なアイテムです。
充電環境をより深く理解したい人、ケーブルや充電器の性能を確かめたい人にとって、手軽で役立つツールになるはずです。普段使っているデバイスの“裏側”が見えるようになることで、充電が少し楽しくなるかもしれません。

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