Mac業界の最新動向はもちろん、読者の皆様にいち早くお伝えしたい重要な情報、
日々の取材活動や編集作業を通して感じた雑感などを読みやすいスタイルで提供します。

Mac Fan メールマガジン

掲載日:

2025年のApple新製品まとめ。iPhoneは全5モデル。MacもiPadもApple Watchも複数登場。AirPods ProやVision Proのアップデートも見逃せない!

著者: Mac Fan編集部

本ページはアフィリエイト広告を利用しています

2025年のApple新製品まとめ。iPhoneは全5モデル。MacもiPadもApple Watchも複数登場。AirPods ProやVision Proのアップデートも見逃せない!

2025年もあと数日。毎年のことながら、時の経過が早いこと早いこと。あっという間で何も覚えていない!と思いきや、Apple製品を軸に振り返ってみるとあら不思議。実は盛りだくさんの1年だったと気づきます。

というわけで、今年発売された主なApple製品をプレイバックしていきましょう。

2025年に登場したiPhone

iPhone 16e:2月28日発売

iPhone 16e
新発想のエントリーモデル・iPhone 16e。

iPhone 16eは、肩肘張らずに最新iPhoneを体験したい人にぴったりのモデルとして登場しました。6.1インチのSuper Retina XDRディスプレイは、動画も写真も鮮やかに映し出し、A18チップとC1モデムが裏側でしっかり支えます。処理のキレと通信の安定感は、日常のあらゆるシーンで頼もしい存在です。

Apple Intelligenceにもしっかり対応。写真から不要なものを消したり、自然な言葉で検索したり、生成AIと連係したりといった操作が、一段とスマートにこなせます。カメラレンズは1つですが、性能には抜かりなし。48MPのFusionシステム、2倍光学ズーム、ドルビービジョン対応の4K撮影にも対応します。旅行やイベントで「撮る楽しみ」を存分に味わえるでしょう。

安全面では衝突検出や衛星SOSを備え、アクションボタンでショートカットやAI機能に即アクセス。防塵防水はIP68、USB-Cポート採用で使い勝手も進化しました。カラーはホワイトとブラックの2ラインアップ。いずれもマットな仕上げで、シンプルながら洗練された印象です。手頃な価格で、ハイエンドに迫る体験を届ける、iPhone 16eはそんな一台です。

iPhone 17:9月19日発売

iPhone 17

iPhone 17は、2025年に登場したiPhoneの中で、もっともバランス感に優れたモデルです。6.3インチのSuper Retina XDRディスプレイはProMotionに対応し、最大120Hzのリフレッシュレートで滑らかな操作感を実現。屋外における最大のピーク輝度は3000ニトと視認性が高く、前面には耐傷性に優れたCeramic Shield 2を採用しています。

カメラは48MP Fusionメインと48MP Fusion超広角のデュアル構成で、光学2倍ズームや広角撮影に対応。また、新しい「センターフレーム」機能にも注目です。被写体の動きに合わせてフレーミングするほか、iPhoneを縦持ちした状態でも、横位置の撮影が可能となりました。

さらに、SoCには3nmプロセスのA19チップを採用。CPU性能はA15 Bionicチップの約1.5倍に、GPUは約2倍に向上しました。そして、バッテリは最大30時間のビデオ再生に対応し、外出先でも安心です。通信面ではWi‑Fi 7、Bluetooth 6、Threadに対応するN1チップを備えます。また、物理SIMトレーを廃し、eSIM専用設計になったのも特徴です。

ストレージは256GBと512GBの2ラインアップ。カラーはブラック、ラベンダー、ミストブルー、セージ、ホワイトの5色展開です。性能、デザイン、耐久性のバランスが取れたモデルとして、幅広いユーザにフィットする一台といえるでしょう。

iPhone 17 ProiPhone 17 Pro Max:9月19日発売

iPhone 17 Pro/17 Pro Max

iPhone 17 ProおよびiPhone 17 Pro Maxは、デザインと性能の両面で進化を遂げた上位モデルです。
外装にはチタニウムを採用し、軽量ながら高い耐久性を確保。エッジはより滑らかになり、手になじむ仕上がりです。

また、ディスプレイはProMotion対応のSuper Retina XDRで、明るさと色再現性が向上させました。屋外の視認性は一際高く、映像体験をグッと引き上げます。

さらに、新しい48MP Fusionカメラを搭載。暗所撮影や望遠性能が強化されています。いずれのモデルも200mmの8倍の光学品質のズームに対応し、遠景のディテールも鮮明に捉えることが可能です。そして、動画撮影では手ブレ補正とHDR処理が進化しました。

パフォーマンス面ではA19 Proチップの採用により、処理速度と電力効率を両立。ゲームや高負荷の編集作業も快適にこなすほか、電力効率も改善され、バッテリのロングライフ化を実現しています。また、USB-CポートはUSB 3(最大10Gb/s)に対応。優れたカメラ性能と相まって、プロクリエイティブの世界でも通用するスペックといえるでしょう。

iPhone Air:9月19日発売

iPhone Air

iPhone Airは、軽さと性能を両立したまったく新しいiPhoneの選択肢です。アルミニウムとガラスを組み合わせたボディは、薄型ながら高い耐久性を備えています。重量は約165gで、長時間の操作でも負担を感じにくいのが特徴です。まさに、Air(エア)の名に相応しいスタイルと言えるでしょう。

ディスプレイは6.5インチのSuper Retina XDRで、鮮明な表示と高い輝度を実現します。また、48MP Fusionカメラシステムを搭載。ナイトモードやスマートHDRに対応し、暗所でも自然な仕上がりが得られます。動画は4Kドルビービジョン対応ビデオの撮影も可能で、手ブレ補正も強化されました。

そして、iPhone 17 Proシリーズと同じA19 Proを採用している点にも注目です。処理性能と電力効率を両立し、ゲームや動画編集など負荷の高い作業も快適にこなせます。その薄さゆえにバッテリ容量を不安視する声も上がりましたが、内部アーキテクチャの刷新によってバッテリのスペースを最大化。優れたチップ性能の恩恵もあり、ビデオ再生で最大27時間持続します。

軽量設計と高性能を兼ね備えた新発想のiPhone Air。モバイル性能や新鮮さを求めるユーザにとって、非常に魅力的な高いモデルです。




2025年に登場したMac

M4 Max/M3 Ultra搭載Mac Studio:3月12日発売

Mac Studio

コンパクトな筐体に圧倒的な性能を詰め込んだMac Studioは、クリエイターや開発者に向けたハイエンドモデルです。ラインアップはM4 MaxとM3 Ultraを搭載した2種類。M4 Max搭載モデルは動画編集や音楽制作に十分なパワーを備え、最大128GBのユニファイドメモリを選択可能。一方、M3 Ultra搭載モデルはさらに処理能力を強化し、複雑な3Dレンダリングや膨大なデータ解析もスムースにこなします。なお、M3 Ultra搭載モデルの最大メモリは、512GBです。

ストレージは最大8TBまで選択できるのも魅力。また、M4 Maxでは最大5台。M3 Ultraでは最大8台の外部ディスプレイへの映像出力が可能です。さらに、背面にはThunderboltポートを、前面にはUSB-CとSDカードスロットを配置する強力な拡張性も備えています。

静音設計と省スペース性も特徴で、Mac Studioは、デスクに置いても作業環境を圧迫しません。負荷の高いワークフローを支えるデバイスとして、プロフェッショナルの現場で活躍する一台です。

M4搭載MacBook Air:3月12日発売

M4搭載MacBook Air
画像●Apple

2025年に登場したMacBook Airは、軽さと性能を兼ね備えたモデルとして進化しました。心臓部にはM4チップを採用。10コアCPUと最大10コアGPUが、動画編集や複数アプリの同時利用を軽快にこなします。メモリは標準16GBのユニファイド構成で、最大32GBまで拡張可能。ストレージは256GBから2TBまで選べ、用途に応じた柔軟な構成が可能です。

ディスプレイはLiquid Retinaを採用。2つのサイズで展開しており、13.6インチモデルは2560×1664、15.3インチモデルは2880×1864の解像度を備えます。また、どちらも最大輝度は500ニト、そして10億色対応、広色域(P3)に対応します。写真や映像を扱う場面で、色の再現性に妥協はありません。

接続面では、MagSafe 3充電に加えてThunderbolt 4ポートを2基搭載。外部ディスプレイや高速ストレージとの連係もスムースです。さらに、最大18時間のビデオ再生に対応するバッテリが、モバイルワークを支えます。

M5搭載MacBook Pro:10月22日発売

M5搭載MacBook Pro
画像●Apple

M5チップを搭載した14インチのMacBook Proは、性能と携帯性を兼ね備えた一台です。10コアCPUと10コアGPUを備え、動画編集や3Dレンダリングなど負荷の高い作業を快適に処理。さらに、16コアNeural Engineにより、AI関連のタスクも高速化します。クリエイティブなワークフローをしっかり支える設計です。

ディスプレイは、14.2インチのLiquid Retina XDRを採用しています。解像度は3024×1964ピクセルで、HDRピーク輝度は最大1600ニト。ProMotionによる最大120Hzの滑らかな表示も魅力です。また、色再現性も高く、写真や映像の編集で正確な表現が可能になります。

メモリは標準で16GBですが、最大32GBまで選択可能。また、ストレージは512GBから最大4TBまで拡張できます。接続面ではThunderboltポートやHDMI、SDXCスロットを備え、周辺機器との連係もスムースです。

重量は約1.55kgと軽量で、持ち運びやすさも魅力。クリエイターや開発者はもちろん、パフォーマンスを重視するユーザにとって、幅広いシーンで頼れる一台となるでしょう。

2025年に登場したiPad

M3搭載iPad Air:3月12日発売

M3搭載iPad Air
画像●Apple

M3搭載のiPad Airは、11インチと13インチの2ラインアップで登場しました。8コアCPU9コアGPUにより、グラフィック処理や複数アプリの同時利用もスムース。Liquid Retinaディスプレイは鮮やかな色再現と高解像度を備え、動画編集やイラスト制作などクリエイティブな作業にも適しています。

ストレージは256GBから1TBまで選択でき、用途に応じた構成が可能です。ディスプレイは11インチモデルが2360×1640ピクセル、13インチモデルは2732×2048ピクセル。どちらもTrue ToneやP3広色域に対応しています。また、最大輝度は500ニトで、屋内外問わず見やすい表示を実現します。

そして、背面には12MP広角カメラを、前面には12MPのセンターフレームカメラ搭載。ビデオ通話や撮影も高品質に行えます。また、USB-Cポートを備えるため、外部ストレージやディスプレイとの連係もスムースです。

M5搭載iPad Pro:10月22日発売

M5搭載iPad Pro
画像●Apple

M5チップを搭載した新しいiPad Proは、性能とデザインの両面で進化しています。M5は、4つの高性能コアと6つの高効率コアを備えた最大10コアのCPU、また、各コアにNeural Acceleratorを搭載する新しいアーキテクチャの10コアGPUを採用。それにより、パフォーマンスを飛躍的に高めています。特にAI処理能力の向上は著しく、全世代のM4と比較して最大3.5倍も高速です。

ディスプレイはUltra Retina XDRを採用し、ピーク輝度は1600ニトに達しました。また、ProMotionによる最大120Hzのリフレッシュレートが、画面のタッチ操作やApple Pencilによる書き込みのスムースさを支えます。

筐体はアルミニウム製で、薄型かつ軽量(Wi-Fiモデルが579g、Wi-Fi + Cellularモデルが582g)。携帯性を重視するユーザにも最適です。さらに、ストレージは最大2TBまで選択可能と、大容量データを扱うプロユースにも対応します。




2025年に登場したApple Watch

Apple Watch Ultra 3:9月19日発売

Apple Watch Ultra 3

Apple Watch Ultra 3は、耐久性と機能性を重視したハイエンドモデルです。ケースサイズは49mm、素材はチタニウムで、大画面ながら軽量かつ高い強度を実現。また、ディスプレイは最大3000ニトのピーク輝度を誇り、直射日光下でも視認性が高いのが特徴です。さらに、精密な位置情報を提供するGPSを搭載し、アウトドアでの移動をサポートします。

バッテリは通常使用で最大42時間、低電力設定では72時間と長時間駆動が可能です。加えて、水深100メートルまでの耐水性能を備え、ダイビングやウォータースポーツにも対応します。また、新しいセンサ群により、心拍や血中酸素の測定精度も向上したのも魅力でしょう。

Apple Watch Ultra 3は、過酷な環境での利用を想定した設計のデバイスです。しかし、日常使いにも適した仕上がりであり、タウンユースでも存在感を発揮するでしょう。高輝度ディスプレイと長時間バッテリは、毎日の移動やちょっとしたワークアウト、トレーニングでも活躍するはずです。

Apple Watch SE 3:9月19日発売

Apple Watch SE3
画像●Apple

Apple Watch SE(第3世代)は、軽量なアルミニウムケースを採用したエントリーモデルです。サイズは40mmと44mmの2種類で、カラーはスターライトとミッドナイトの2色。既存のApple Watch用バンドとの互換性も確保されています。

ディスプレイは常時表示に対応し、時間や通知をいつでも確認できます。心拍数や睡眠の計測に加え、転倒検出や緊急SOSなど安全機能も搭載。サイクリングやウォーキングなど陸上のワークアウトはもちろん、50メートルの耐水性能を活かしてスイミング時にも利用できます。

また、通知機能や音楽再生など、Apple Watchならではの基本機能もしっかり備えています。健康管理とライフスタイルの両面で活用できるモデルといえるでしょう。

Apple Watch Series 11:9月19日発売

Apple Watch Series 11

Apple Watch Series 11は、健康とフィットネスを重視した設計が特徴です。新しい睡眠スコア機能を搭載し、心拍数や血中酸素などのデータをもとに睡眠の質を可視化します。また、最大24時間のバッテリ駆動時間を実現したのもポイント。わずか15分で約8時間分を充電できる高速充電性能にも注目です。

42mmと46mmのケースサイズを用意するApple Watch Series 11は、素材の異なる2モデルをラインアップ。

アルミニウムケースのモデルはスペースグレイ、ジェットブラック、ローズゴールド、シルバーの4色展開で、ディスプレイにはIon-Xガラスを採用。耐擦傷性能を従来比で2倍に高めています。もう一方のチタニウムケースモデルは、ナチュラル、ゴールド、スレートの鏡面仕上げ。ディスプレイには、もっとも高い耐擦傷性能と耐亀裂性能を持つ素材・サファイアクリスタルを使用しています。

当然、ワークアウトで使える機能もしっかり搭載。日常からアクティブなシーンまで活用できる、マルチな1本です。

2025年に登場したその他のApple製品

AirPods Pro 3:9月19日発売

AirPods Pro 3

AirPods Pro 3は、音質と装着感を大幅に進化させたモデルです。最大の特徴は、世界最高水準のアクティブノイズキャンセリング。前世代比で最大2倍、第1世代比で4倍の雑音を低減します。また、新しい音響アーキテクチャとアダプティブイコライゼーションにより、低音域のレスポンスが向上しました。楽器の音色や声をより鮮明に再現します。

デザインは、10万時間以上の調査と1万件の耳のスキャンをもとに再設計され、安定感とフィット感を強化。同梱されるフォーム材入りのイヤチップ(全5種)から最適なサイズを選べば、さらなるフィット感を追求できます。

また、心拍数センサを初搭載。iPhoneのフィットネスアプリと連係し、最大50種類のワークアウトを記録可能です。さらにはライブ翻訳機能も加わり、複数言語での自然なコミュニケーションをサポートします。

バッテリは、アクティブノイズキャンセリングをオンにした状態で最大8時間再生が可能とロングライフ。再生素材を40%使用し、環境にも配慮した設計なのも素晴らしいポイント。高品質な音楽体験に加え、フィットネスや旅行など幅広いシーンで活用できるでしょう。

M5搭載Vision Pro:10月22日発売

M5搭載Vision Pro
画像●Apple

Vision ProはM5チップを搭載し、空間コンピューティングの体験を大きく進化させました。まず、10コアCPUと10コアGPUにより、アプリの起動やWeb操作がさらに高速化。また、16コアNeural EngineによってAI処理を最大2倍高速化し、Personaや空間シーンの生成をよりスムースにこなします。

さらに、GPUはレイトレーシングとメッシュシェーディングに対応しました。それにより、ゲームや3D表現で高精細な描写を可能にします。

また、ディスプレイは前世代比で10%多くピクセルをレンダリングし、最大120Hzのリフレッシュレートで滑らかな表示を実現。加えて、12台のカメラと専用R1チップが連係し、12ミリ秒以内に映像を処理することで、リアルタイムの視覚体験を提供します。

バッテリは一般使用で最大2.5時間、動画再生で最大3時間に対応し、長時間の利用も安心です。さらに、新しいデュアルニットバンドはクッション性と通気性を備え、フィットダイヤルで細かな調整に対応。マイナーチェンジではありますが、作業やエンターテインメントのあらゆるシーンで、より一層の実用性を獲得しました。




おすすめの記事

著者プロフィール

Mac Fan編集部

Mac Fan編集部

この著者の記事一覧

×
×