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Macで画像生成! AppleのAIとChatGPTの連係で、人物写真の髪型・表情・画風を自在に操れる!macOS Tahoe「Image Playground」を使ってみよう

著者: 松山茂

Macで画像生成! AppleのAIとChatGPTの連係で、人物写真の髪型・表情・画風を自在に操れる!macOS Tahoe「Image Playground」を使ってみよう

macOS Tahoeでは、画像生成機能「Image Playground」が大幅に進化しました。特に人物写真の編集機能が強化されており、表情や髪型、メガネや髭の有無など、容姿を自由にカスタマイズできるようになっています。

さらに、ChatGPTとの連係により、「水彩画」や「油絵」など、より幅広い画風が選べるようになりました。理想のイメージを文章で伝えるだけで画像を生成できる機能も追加され、表現の自由度が格段に広がっています。ここでは、その使い方を詳しく解説していきましょう。

そもそもImage Playgroundとは?

Image Playgroundとは、AppleのAIである「Apple Intelligence」の機能のひとつ。テキストを入力するだけで、画像を自動生成できるツールです。

「写真」アプリ内の画像や、指定した場所や衣装などのコンセプトを組み合わせることで、アニメ風やイラスト風などのスタイルで画像を作成することが可能です。




macOS Tahoeで進化。人物の容姿を細かくカスタムする方法

まずは、人物写真の容姿をカスタマイズする方法から見ていきます。

髪型や髭、メガネの有無を選ぶ

macOS Tahoeの「Image Playground」では、写真内の人物の髪型を変えたり、髭やメガネの有無を選んだりして、見た目を自由に調整できます。

①Macで「Image Playground」アプリを開いたら、テキストボックスの横にある[人]をクリック。すると、「写真」アプリ内の人物の写真が表示されるので、編集したい人物を選び、[編集]をクリックします。
②選択した人物の写真をもとに画像が生成されます。使用する写真によって異なる画像が作成されるので、スワイプして好みのものを選びましょう。ベースとなる画像が決まったら[容姿をカスタマイズ]をクリックします。
③「髪型」「ひげ」「メガネ」の項目が表示されるので、変更したい部分の[変更なし]をクリック。
④するとメニューが開くので、好みのオプションを選びましょう。ただし、もとの写真にすでに髭やメガネがある場合、変更しても見た目が変わらないことがあります。ベース画像によって結果が異なるため、いろいろと試してみるのがおすすめです。
⑤表情の変更も可能です。手順④の[追加の詳細]タブに、“笑顔”などの表情を表す言葉を入力しましょう。編集が終わったら[完了]をクリックします。

作成した画像を保存する

容姿のカスタマイズが終わったら、画像を保存しましょう。SNSのプロフィール画像などに使うのも、ぴったりでしょう。

①容姿のカスタマイズができたら[完了]をクリックします。
②顔のアップのほか、コーヒーを持っているシーンなど、いくつかのバリエーションが表示されます。[<][>]をクリックして好みのカットを選びましょう。
③好みのものを選んだら[保存]をクリックします。
④画像が保存されました。チェックボタンをクリックすると保存した画像がプレビューできます。チェックボタン左横のボタンを押せば、作った画像を共有可能です。

Image PlaygroundでChatGPTを使う方法

また、macOS Tahoeでは、Image Playgroundで「ChatGPT」が使えるようになりました。これにより、より細かなイメージ指定や多彩な画風の選択が可能になります。

ChatGPTを有効にする

まず、Image Playgroundで「ChatGPT」が使えるよう設定しましょう。

①画面上部のスタイルメニューをタップし、ポップアップメニューから[ChatGPT]を選びます。
②写真をChatGPTと共有してもよいか確認するメッセージが表示されます。問題がなければ、[ChatGPTと共有]をクリックしましょう。
③「Image Playground」以外でのMacでのChat GPTの活用シーンについての説明が表示されます。一読した後、[次へ]をクリックします。
④プライバシーとChatGPTに関する説明が表示されるので、右下の[ChatGPTを有効にする]をクリックしましょう。すでにChatGPTを使用中で、ChatGPTのアカウントを所有している場合は、左下の[アカウントを使ってChatGPTを使用]をクリックし、自分のアカウントを登録しておきましょう。

あらかじめ用意されているスタイルを選択する

では、ChatGPTを使ってImage Playgroundで画像を生成してみましょう。

①ChatGPTと連係すると、スタイルメニューに「ChatGPTスタイル」が追加されます。従来の「アニメ」や「イラスト」「スケッチ」「ジェン文字」に加え、「油絵」や「水彩」「ベクトル」「アニメ」「プリント」が選択できます。
②「ChatGPTスタイル」を使うと「Image Playground」のスタイルとはまた違った結果で人物画像が生成できます。

テキストで説明して画像を生成する

続いて、テキストでイメージを説明して画像を生成してみましょう。使い方は通常のImage Playgroundと同じです。人物の見た目だけでなく、背景の雰囲気や色調、構図なども細かく指定できます。

①テキストボックスに直接、画像のイメージや画風などを指定します。たとえば、“下町の路地”と入力してみましょう。
②すると、このような画像が生成できました。
③こちらは“縁側で毛繕いをしている猫”という指定で生成した画像です。「Image Playground」では認識してくれない細かな指定もChatGPTと連係することで可能になります。




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著者プロフィール

松山茂

松山茂

東京の下町・谷中を拠点として日々カメラと猫を愛でながら暮らすフリーライター。MacやiPhone、iPadを初代モデルから使ってきたのが自慢。

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