世界的DJであり、グラミー賞ノミネート経験を持つArmin van Buurenが、初のアコースティック&クラシックアルバム『Piano』を発表した。
Apple Music ClassicalおよびApple Musicとの独占パートナーシップにより、同アルバムは2025年10月31日(金)から1週間限定で先行配信。ピアノとオーケストラによる15曲の自作曲を収録した本作は、Armin van Buurenの音楽的ルーツと新たな挑戦を映し出している。
EDMではなくアコースティック&クラシック。アルバム「Piano」は、2025年10月31日より限定配信
Armin van Buurenが手がけた「Piano」は、ピアノ演奏とオーケストラ伴奏による15曲のオリジナル楽曲で構成されている。EDMの第一人者として知られる彼が、クラシック音楽に真正面から向き合った意欲作だ。
「Piano」には、Armin van Buuren自身によるピアノソロ演奏に加え、チェリストや室内オーケストラとの共演も収録されており、電子音楽とは異なる繊細で情感豊かな世界が広がる。
このアルバムは、彼が43歳でピアノを学び始めたことがきっかけで誕生したという。楽譜どおりの演奏に飽きた彼は、独自のメロディを作曲し始め、最初に生まれた楽曲「Fathers and Sons」がその後の創作活動の原点となった。
Armin van Buurenは「ピアノの前でメロディを紡ぐことは、常に私の音楽の基盤でした」と語り、今作が自身の親密で誠実な側面を映し出す作品であることを強調している。

Armin van Buurenとは? 30年以上にわたり電子音楽の先頭を走るアーティスト
Armin van Buurenは、30年以上にわたり電子音楽の世界的アンバサダーとして活躍してきた。DJ Mag誌による世界ナンバーワンDJに史上最多となる5度選出され、SNSフォロワー数は1000万人を超える。
彼のラジオ番組「A State of Trance」は、80カ国以上で4400万人のリスナーに届けられており、グローバルな影響力を持つアーティストとして知られている。
2025年6月には、9枚目のスタジオアルバム「Breathe」をリリース。ライブショーやフェスティバルでも精力的に活動中だ。また、ラスベガス、マイアミ、ベルギーなど世界各地の主要フェスでヘッドライナーを務めるほか、ロンドンやメキシコでは自身のイベント「A State of Trance」を開催。さらに、Armada Musicの共同創設者として、ダンスミュージック業界の発展にも大きく貢献している。
彼の音楽には、クラシック、ロック、電子音楽といった多様なジャンルの影響が色濃く反映されており、今回の「Piano」はその集大成とも言える作品だ。クラシック音楽の構造や和声に対する深い理解は、彼のトランス作品にも通底しており、今作ではそのルーツがより明確に表現されている。
Apple Music Classicalとは? クラシック音楽を楽しむことに特化した純正アプリ
「Piano」の配信を担うApple Music Classicalは、2023年3月に登場したクラシック音楽専用のアプリケーション。600万曲以上のクラシック音源を収録し、ハイレゾ・ロスレス音源や空間オーディオに対応することで、最高品質の音楽体験を提供している。Apple Music登録者であれば、追加料金なしで利用可能だ。
Apple Music Classicalは、クラシック音楽に特化した検索機能を搭載。録音作品を簡単に見つけることができる。専門家が厳選したプレイリストや作曲家のバイオグラフィ、詳細なライナーノーツを掲載した5万冊以上のブックレットの収録も魅力だ。
また「リスニングガイド」機能では、楽曲の進行に合わせて解説が表示され、クラシック音楽を“聴くだけ”から“学ぶ”体験へと進化させている。
Apple Music Classicalのグローバルディレクターであるアンジャリ・マルホトラ氏は、「クラシック音楽のDNAはあらゆるジャンルに影響を与えており、Armin van Buuren氏のキャリアにも深く根付いています」と語り、今回のコラボレーションがクラシック音楽の進化と新たな聴衆との接点を生み出す重要な一歩であることを強調した。

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