CIOと言えば、高機能な充電ガジェットで人気のメーカーだ。ディスプレイ付き、はたまたケーブル内蔵型のモバイルバッテリ、プラグが折りたためる充電アダプタ、マグネット内蔵でとぐろを巻けるケーブルなど、技ありな製品が多い。そんな前提知識があっても、今回の新製品には一本取られた。それが「Tap002」だ。

なお厳密には、Tap002はCIO Mateから登場している。CIOは、パソコンなど消費電力が大きい電子機器に向けて、高スペックかつ高速充電機能などを重視した商品を展開。一方、CIO Mateはカラバリ豊富で、スマホやイヤフォンなど消費電力が少ない電子機器によりマッチする製品群を展開している。
MateからはほかにもUSB充電器やケーブルなどがリリースされているが、いずれもナチュラルなカラーと柔らかいデザインが特徴だ。
Tap002はコンセントを3つ、USB-AとUSB-Cポートを1つずつ搭載。さらに…USB-Cケーブルも!?
Tap002は、3つのコンセント差し込み口を備える電源タップ。カームブルー、シェルピンク、ナチュラルホワイト、モスグリーンの4色をラインアップする。ライトブラックも展開予定だが、発売時期は未定だとか。
柔らかいカラーリングの電源タップというだけで、やや珍しい製品だと思うが、筆者が”一本”取られたのはそこではない。
なんと、USB-Cケーブルを内蔵しているのだ。



なお、USB-CポートおよびケーブルはいずれもUSB PDに対応で、単体利用時の出力は最大20W。USB-Aポートを含め3台に同時充電すると、合計出力は最大15Wになる。
内蔵のUSB-Cケーブルは70cm。絶妙な取り回しの良さで、デスク上やサイドテーブルで活躍!
Tap002から飛び出すUSB-Cケーブルは、約70cm。デスクの下にTap002を置き、そこから線を伸ばしてiPhoneを充電しながら使うには、少々長さが足りない。もっと長ければ…と思ったのだが、そもそもUSBポートを搭載する電源タップだ。机の下に忍ばせるのではなく、机の上にタップごと配置して使うことで真価を発揮する。
幸い電源ケーブルは約150cmあるので、足元のコンセントから電源を引っ張り、デスクの上に設置するのはわけない。
デスク以外の置き場所に、ソファのサイドテーブルなどもおすすめ。これ1台で、家族でコンセントを奪い合ったり、USBケーブルを奪い合ったりといった無駄な争いがなくなるだろう。


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著者プロフィール

関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_